電脳アニメパス

アニメ及び周辺文化に関する雑感

週刊アニメ定点観察 Vol.488 (6/6)

2006年04月20日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/04/09~06/04/09

◎ふたりはプリキュア Splash Star
 (第10話)
 町で働く人という課題で、海で働く人のことを調べることにした咲と舞のグループだけど……それで健太の家の釣り船屋さんって……捻り過ぎ。そりゃスポーツしてる人を取材すると言って接待ゴルフしてるおっさんを取材するようなものだろ。
 完璧に船に酔ってたくせして、食事と聞いたとたんに治ってる咲。さすがにその場の全員が唖然としてるね。
 海が時化そうだからって引き返してる船長。なんか戻りつくまでに荒れまくってるんだけど、引率の無い中学生の社会学習でいったいどんなに遠くまで出掛けてるんだ? ま、海が荒れたのは天候の仕業だけではなかったみたいだけど……
 しかしねぇ……最近の中学の授業レベルってこんなのか? どう考えても小学生の課題としか思えないんだけど……

◎MUSASHI(新)
 (第1話)
 モンキーパンチにまともな時代劇を期待するつもりは無いけど、関ヶ原で石田三成側が勝った世界ってどんなんじゃい。ま、豊臣幕府が出来て大坂城が天下の中心だということは認めても良いだろうけど……太平の世の中だと言ってながら、武士は私闘のし放題。城取りとかいう浪人崩れの連中があちこちで暴れまわってる状況じゃ、庶民は安心して暮らせないわな。
 で、幕府のある大坂城。てっきり城主が豊臣秀頼で、三成あたりが実権を持って偉そうに踏ん反り返ってるのかと思ったら、城にいるのはかぐやとかいうどこの馬の骨ともわからないお姫様……おいおい、幕府の政治機構はどうなってるんだ?
 なんかもう、明治の薩長の自己正当化史観と、封建制度の徳川幕府は何でも悪だというマルクス史観をベースにした日教組的歴史観の行き着いた先にあるラディカリズムそのものが具現化したような世界観だな。
 たとえあやかしが出て来なくったって、こんな世界いやだねぇ。やっぱし現実の歴史は家康が勝ってくれて正解だったな。
 おまけに、この時代に拳銃を使ってるムサシ……いったいどんなオーバーテクノロジーじゃい。

《おまけ》
◎帰ってきたウルトラマン(再)
 (第50話)
 いきなし地底科学センターを破壊して姿を消した怪獣。MATが駆けつけた時には怪獣の影も形も無く、おまけに所長の小泉博士は自殺だって話になってるし。そのことを懸命に否定しようとしてる上野。小泉博士の娘とも仲が良い感じだし……と思ったら、昔命を助けて食れて父親同然の恩師だったってか。
 上野と一緒に父親のことを調べる千鳥だけど……つむじ風で巻き上げられたり、崖から落ちそうになったり……災難ね。おまけにパンツが見えてるし……当時は家庭用ビデオなんてなかったから、一瞬のパンチラなんか誰も気にしてなかったんだろうね。
 それ以前から身近で事故が多発してるという千鳥。帰路も土砂崩れに巻き込まれそうになってるけど……そこで上野が護衛するからって学校の寮に電話をかけようとしたら、いきなし公衆電話が沈み始め、赤いガスが充満。それを助けようとした上野。背後から撃ってきた相手を一撃で仕留めてるけど、それが小泉博士だったとは悲惨ね。
 そして錯乱し、周囲に銃を乱射してる上野。駆けつけてきた郷によって押さえられてのはいいけど……で、またMATの解散問題かい。いや、敵にやられて壊滅した組織は数あるけど、政治的に何度も解散の危機に追い込まれてる組織ってMATぐらいなものね。伊吹隊長になってからはそんな話は無くなったかと思ってたんだけど……
 小泉博士の遺体から発見された弾丸と、実際の上野の銃から発射された弾丸ではライフリングシュートの痕が反対って……そんなの真っ先に鑑定しろよ。しかし、ロダンの考える人の腕の左右を取り違えた暗黒星団帝国みたいな犯人だね。
 犯人らしき写真を見て、地下350キロに住んでるという地底人類キングボックルだと言ってる千鳥。小泉博士の研究で地上人に自分達のことが知られるのを恐れて襲ったってか。地下350キロでそんな巨体で生きてるのって大変だろうね。いや、地上に出たら気圧が低いから膨張してるのかも知れないけど……
 キングボックルに沈められそうになってたウルトラマンだけど、超音波のアンテナを破壊したら一撃でお終いって……あっけないね。
「今度こそ郷は名誉の戦死を……」
「いや」
 岸田に指差す伊吹隊長。その先にはいつものように戻ってくる郷。なんか伊吹隊長は郷がウルトラマンだって知ってるみたいね。ま、前の住民に袋叩きにされて殺されて宇宙人の話あたりからそんな感じはしたけど……
 しかし、地底人類が虎視眈々と地上を狙ってるってのは言い過ぎなんじゃないのか? 単に自分たちの存在を知られて住処を荒らされたくないから、その情報の隠滅にやってきただけって気がするけどねぇ。

◎ウルトラマンメビウス(新)
 (第1話)
 何年かぶりに気まぐれに地球に部下を派遣してくるウルトラの父。今頃、思い出したように新人を派遣してくるくらいなら、根源的破滅招来体やスペースビーストに地球が襲われてた時に派遣して来いよとか言いたいけど……ま、代わりがいたことは確かだからね不問にしとこう。
 ウルトラ5つの誓いを叫んでるアイハラリュウ……おまい、坂田次郎の知り合いか何かか? そこにやってきたヒビノミライも知ってるけど、これってそんなにメジャーなネタなのか? 郷秀樹が適当に言っただけって気がするんだけど……
 いきなしポールが倒れてきたところを助けてるミライ。何者かがアイハラを狙ってたみたいだけど……
 そこに怪獣ディノサーガ出現によるGUYS出撃命令で呼び出されていくアイハラ。ご苦労さんね。
 何か知らんけど、いきなし幼稚園の保母さんに、怪我で療養していたサッカー選手、医者の卵、バイクレーサーのねーちゃん……こいつら何者かと思ったら、何か協力して幼稚園のウサギたちを助けに行ってるし……
 出撃したGUYSはディノサーガの前に無力で全滅。生きて帰ったのはアイハラだけ……第1話で壊滅してる組織ってのも珍しいね。
 一方、怪しげな女を追っていったミライだけど結局逃がしてるか……
 怪獣が迫る中、悠長にウサギを助けてる連中を守るために変身するミライ。しかし、変身してから着地するまで異様に間が空いてるな。かといって、ガイアとかの頃のように着地した瞬間に派手な砂ぼこりを立ててないし……
 ディノサーガの超音波攻撃をビルを盾にかわしてるメビウス。おいおい、こりゃ戦闘になったら町は壊されまくりだな。メビウス相手に怒りまくってるアイハラだけど……聞こえたのか?
 新生GUYSってさっそく後継の組織ができてるけど、アイハラ以外は新隊長のサコミズと新人のミライだけって……先行き不安な組織だね。

◎仮面ライダーカブト
 (第11話)
 渋谷の廃墟にギターケース抱えたにーちゃん。ミュージシャンか何かかと思ったら中身はぎっしりメイクセットって……
 天道も相当に変なやつだけど、このメイクのにーちゃんもなかなか変なやつだね。
 女性だけ守る男と、地球上のすべての生命を守る男……ま、大風呂敷だけど、天道の方がずっとまともだね。
 友人が合コンに遅れるからって天道を連れて行くことになった加賀美だけど……太陽とすっぽんとは散々な言われようね。しかし、屋形船で合コンって豪勢だね……と思ったら、てんぷらが不味いっていつもながら自分で揚げに行ってる天道。そこに割り込んできてる風間とかいうメイクのにーちゃん。
 その屋形船にワームが紛れ込んでるって話だけど……全員ワームだったって、合コン相手がワームだったとはよくよく呪われてるな<加賀美。
 そこに飛んできてるトンボゼクター……風間も仮面ライダーだったってか。おいおい、ライダーシステムっていったい幾つあるんだ?

◎生物彗星WoO(新)
 (第1話)
 独断プレーのシュートに失敗し、チームとの折り合いが付かずに退部した神代アイ。仕事で帰宅の遅い母親には突っかかってるし、何かむちゃくちゃわがままなガキだな。
 地球に接近中の彗星が突然爆発し、巻き込まれてしまった探査ロケット。その破片が東京周辺に落下したってことで調査員があたりを調べまわってるけど……そこを平然と通り掛ってるアイ……
 おいおい、防護服付けた作業員が調べまわるような現場なら、一般人は立ち入り禁止にしとけよ。何考えてるのかわからんね。それとも公には出来ない回収作業なのか?
 その現場で謎の物体を拾ったアイ……おいおい、おまいバイオハザードって言葉を知ってるか? わけのわからんものをむやみに触って宇宙ウイルスとかに感染しても知らないぞ。
 そこから生まれてきた謎の生命体……だから安全性もわからんし、飼育方法もわからんようなものを勝手に飼うなよ。何かに感染してたり、巨大化して暴れるのも危険だけど、育て方に間違って死なれるのも嫌だろ。
 サッカー部に戻って来いと言ってるチームメイトを頑なに拒絶するアイ。とことん自分勝手なやつだな。
 で、学校に持ち込んでた例の生物がクラスの男子生徒に取り上げられそうになってるけど、危機を察知した生物の目が赤く光ったら、いきなし学校に隕石が降って来て、そこから巨大な触手が何本も……次々に襲われていく生徒たち。アイをいじめてた男子も、アイのことを気遣ってた友人も全滅……悲惨ね。
 いや、多少のドンパチはあるだろうけど、NHKの作品でこんな凄惨な展開になるとまでは思ってなかったぞ。

週刊アニメ定点観察 Vol.488 (5/6)

2006年04月20日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/04/07~06/04/08

◎デジモンセイバーズ(新)
 (第1話)
 許さん。民主党なんか潰れろ、あほ。

◎ケロロ軍曹
 (第104話)
 いきなし緑色の液体に包まれた日向家。オカルトの痕跡やオーパーツにつられてる冬樹だけど……水晶髑髏に古代の虫歯の治療跡って、根本的にありえないだろ。
 釣り目のケロロ……露骨にニセウルトラマンの世界だな。留守番用のコピーロボットって、どこぞの藤子不二雄作品の世界だね。

 地球上の全人類がタンスの角で小指を打って動けなくなった隙に地球を侵略するために自走式タンスをばら撒くって……その労力を侵略そのものに振り分けたほうが良くないか?
 全世界にばら撒くのにいったいどれだけの予算が要るのか……とか思ってたら、根本的に日本以外じゃ意味が無いのね。
 半年以内に侵略しろって……秋からは新番組か。

◎きらりん☆レボリューション(新)
 (第1話)
 いきなしペットに起こされてる女の子はともかく、枕を持ったまま歯磨きって……ギャグかいっ!
 それなりにかわいいと周囲から言われてるけど、全然アイドルなんかに興味の無かったきらり。食い意地の方が張っていて、外見で交際を申し込もうとしてた男も、その食事光景を見たら100年の恋も褪めてしまうってかい。
 カメを助けたのがきっかけで星司と知り合ったきらり。一目ぼれしたのはいいけど、相手をスタッフと思い込んでコンサート会場に潜り込もうとして大騒ぎ。こいつ、社会常識というものが無いのか?
 で、コンサート中のSHIPSのステージに紛れ込んで星司と再会したのはいいけど、宙人に住む世界が違うといわれたら自分もアイドルになるって……そんなことステージに乱入して宣言するなよ。

 芸能界ものだから『ファンシーララ』とか『満月をさがして』とかのレベルを期待してたんだけど、何か主人公があまりにもアホって感じだな。どうもドタバタだけで終わってしまいそうな作品って気がするけど……さて。

◎アニメ魂
 西の善き魔女 Astrea Testament(新)
 (第1話)
 15歳の誕生日に領主館で開かれた女王聖誕祭の舞踏会に友人のマリエと一緒に出掛けたフィリエル。ローランド家の次期伯爵ユーシスに誰かと間違われて、お詫びに一曲踊ってもらってるけど……たちまち周囲の女性から嫉妬の目付きとは大変ね。
 お披露目に出て来たアデイルがフィリエルのペンダントに目を付け、それをエディリーンの首飾りである女王試金石だと言い出して、会場は波乱に。
 そこにやってきた父親の助手のルー。エディリーンはフィリエルの母親だというルーに父親のキディオンに確かめに戻るフィリエルだけど……父親は遁走した後。フィリエルを世話してる老夫婦が父親の研究資料を燃やそうとしてるけど……父親は異端の学問を研究してたってか。
 そこにやってきた謎の男。父親の研究を奪いに来たみたいだけど……
 フィリエルがペンダントをつけて舞踏会に行ったらそうなるってわかってたみたいだけど、何でわざわざフィリエルにペンダントを渡したのかねぇ? いや、フィリエルを本来の王族としての立場に戻してやるために自分の研究を犠牲にしたのか、それとも他に危険が迫っててその目をそらすためにフィリエルを陽動に使ったのかよくわからんけど……
 ルーに逃がされるフィリエルだけど、駆け込もうとした老夫婦の家はすでに火の中に……ま、この手の「主人公が実はお姫様だった」とかいう物語にはよくある波乱の幕開けね。

◎吉宗(新)
 (第1話)
 おもいっきし暇なら暇つぶしに見ても良いだろうけど、そんな暇どこにもあるかい。

◎シムーン(新)
 (第1話)
 空軍戦の話かと思ったら、雲より高く飛べる飛行機は無いって……第1次世界大戦レベルの世界の話ね。しかし、飛行船に大量の軽飛行機を係留してるって……そりゃ発艦時は良いかも知れんけど、帰還が簡単じゃないだろ。
 それを迎え撃つシムーンだか悪魔だか知らんけど、乗ってるのはシヴュラ(巫女)と呼ばれる少女たち……は良いけど、おいおい、女同士でキスしまくりかい。
 無敵と思われてたシムーンが撃墜されてショックを受けてる巫女たち……軍事的優位に胡坐をかいて技術革新に対する対応への備えを怠った報いだな。
 敵の物量作戦にいつもの戦法が通じずに苦戦するシムーン。禁断の技を使って反撃しようとしたアムリアとネヴィリルだけど、敵のパイロットと顔を合わせてしまってリ・マージョンは失敗。神の怒りにより大爆発が起こって敵味方に被害甚大……ま、敵を追い払ったのは確かだろうけど……
 戦死したシヴュラや、その戦いに衝撃を受けてシヴュラを辞めてしまう者も多く、急遽補充要員が派遣されてきたけど……1人は史上最年少の天才と呼ばれるリモネ。こっちが本来の能登麻美子のキャラね。もう1人のアーエルは自分は戦争をしに来たと言ってる、ほかの巫女たちとは違いタイプのキャラみたいだけど……どうもこいつが主人公みたいね。
 どうでもいいけど、物語が能登麻美子声の敵のパイロットの視点で語られてるから、どっちが主人公側なのか途中までわからんぞ。

◎パピヨンローゼ New Season
 (第5話)
 なんか第1話の宇宙人のねーちゃんが裏で動いてて、事態は収束に向かってるみたいだけど、敵が武器を忘れたのに取りに帰らなかったのって、契約の期限が迫ってたからってかい。
 邪神参謀の陰謀で甦えったパピヨンダリアの襲撃に、満足に戦えないローゼたち。死んだ仲間を甦えらせて戦わせるってのは定番だけど……最後は塵に返って行くのがお約束の結末だけど……
 ダリアを操ってるのは熱田神宮から盗まれた草薙の剣って話だけど……これもどれが本物かわからんものだからね。ま、現在の宮中にあるのは熱田神宮の写しとしても、平家が壇ノ浦で滅んだ時に沈んだのが本物だったって話はよく聴くし、他にも後醍醐天皇が各地に派遣した皇子に神器を与えてたんだけど、その中に本物が混じってたとかう可能性も無くはないからねぇ。
 ダリアから草薙の剣を引き離そうと近付いたローゼだけど、ローゼを剣で刺し貫くと引き換えに正気に戻ってるダリア……って、死人に正気も何も無いだろ。

◎彩雲国物語(新)
 (第1話)
 デジタル放送の方はOPの頭が欠けてなかったか?……とか思って見ないで放置してるうちに消してしまった……(;_;)

◎ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!
 (第2話)
 ユニバーサルプリンセスになって混乱を鎮めた晴雨姉妹だけど、ハッピーベルと妖精を教頭に取り上げられてしまうとは哀れね。
 没収したハッピーベルをエリザベータに渡してる教頭。そこまで卑屈にしてるって、よほど権力のある星のお姫様なんだろうね。褒美に特製の扇子をもらってる教頭だけど……毎度毎度衛星軌道上の船から落としてくるって……天井の穴の修理代の方が高く付かないか?
 さっそくユニバーサルヒロインに変身しようとしてるエリザベータだけど、変なポーズを付けてみたものの変身出来ず。原因は「妖精が働いてないから」だという結論に。いや、確かにそうなんだけど、普通こういうときの表現は「妖精が変身させてくれない」とか「妖精が助けてくれない」って表現で、「働かない」は無いだろ。妖精も単なる使い魔扱いだね。
 で、妖精を見たら元気が無い様子。そこで妖精が空腹だと推測してるのはいいけど、そこから出した結論がケッサク。普通、食べ物をやったら働いてくれるだろうと考えるだろうに……放って置いたらもっと空腹になって食べ物が欲しくなって言うことを聞くようになるだろうってかい。もう相手が奴隷か家畜の発想だね。さすがにセレブな人たちの思考は違うねぇ。
 まだ6歳で生徒会長やってるという超天才児のシフォンとさっそく知り合ってる晴雨姉妹に驚いてるシェードやブライト。どうせさっそく校則違反を犯して世話になったからだといってるアルテッサは図星。しかし、「み~んななかよく、ともだち、ともだち」って一緒に踊らされてるあたりが、もうすでに逃れられない運命ね。
 なかよしパーティーを開こうとした晴雨姉妹だけど、中にはすでにエリザベータの入学記念パーティーの用意が。やっぱし「なかよし」パーティーというところに小学館の偉い人からクレームが付いたんだな。
 その派手なパーティーを地味だといってるエリザベータ。すかさず宝石の国の無駄に派手なパーティーよりは地味だと突っ込んでるソフィーが怖いね。
 しかし、教頭の減点が怖くてパーティーを楽しめない生徒たち。そこで着ぐるみを着て場を和ませようとする晴雨姉妹だけど、例によって妨害しようとするトーマ。パーティーを荒らす狼に、ユニバーサルプリンセスに変身しようとしてるエリザベータだけど、当然ながら変身は出来ず。
 落としたハッピーベルを拾った晴雨姉妹。ノーチェが妖精を救い出してきて変身し、その場を解決するってお約束。しかし、特大ケーキがもったいない。いや、あれは飾りで食べるものじゃないという話もあるけど。
 再びハッピーベルと妖精を取り上げようとする教頭だけど、そこに学園長からの声が。ま、この人はまともな教育者みたいだけど……いったいどこにいるんだ? 本来なら入学式に姿を現してるはずだろ。

◎BLOOD+
 (第26話)
 目覚めたリクだけど、小夜となかなか会えなくて寂しがってるみたい。見掛け上はお姉ちゃん離れできない弟って感じだけど、シュヴァリエとして小夜から離れられなくなってるって感じね。
 食欲が無いというリクを受け入れられないカイ。リクはリクでディーヴァに襲われたことを覚えてないみたいだし、自分の体のことなんか自覚は出来てないんだろうな。
 そんな時に赤い盾の船を襲撃してきたシフ。こいつらかなり神出鬼没だけど、シュヴァリエや他の翼手と違って特殊な能力でもあるのか?
 戦いの中にのこのこ出掛け、小夜を助けようとしてシフの1人に槍を刺されたリク。たちまち傷が回復してリクも自分がハジと同じになったことを理解してるけど……その途端に猛烈な吸血の衝動が……傷の回復には大量の血液を消耗するから、それを外部から補給しなければならないってかい。
 ジュリアに保存血液を用意させようとするデヴィッドだけど、それを拒否して自分の胸元を差し出すカイ。自分の血を吸えってか……いや、野郎の血を吸っても美味そうにはないと思うんだけど、どこの馬の骨のものとも知れん保存血液よりはマシか。
 しかし、シュヴァリエに血を吸われても大丈夫なのか? ハジが他人の血を吸ってるところって見た覚えは無いし……

◎少女チャングムの夢(新)
 (第1話)
 李朝時代の話にしては庶民の暮らしぶりがずいぶんと良いみたいなんだけど、ま、韓厨じゃないから歴史捏造云々とかは言わないけど……ま、見続けるような作品じゃないね。しかし、おたまじゃくしみたいな麺って実在するのか?

◎妖怪人間ベム
 (第2話)
 封印された扉から出てきたデュラハム。迫る期限までに魂を集めないといけないからって、生きた人間の魂を奪ってるって話だけど……それって封印されてたのとは何の関係も無いような気がするぞ。
 おまけにあと1人って、わざわざ雲英を襲ってるんだけど……おいおい、いったい1日に何人の人間が死ぬと思ってるんだ? わざわざ生きた人間を襲う意味が無いと思うんだけど……それとも死神はいっぱいいるから自分の担当に割り当てられてるのは少ないから間に合わないとかか?
 しかも、デュラハムがやられたらこれまでに襲われた人間が戻ってきてるのも謎。

◎エア・ギア(新)
 (第1話)
 特に面白そうには思わないからヤメ。

◎BLACK CAT(終)
 (第23話)
 エデンの中心部に向かって突入していくトレインたち……はいいけど、なんか時間が無いから端折りまくってるって感じ。ところどころ戦いの後から振り返ってるカットバックが入ってるんだけど、それとエデンの心理攻撃のカットがごっちゃになって意味不明なところが多過ぎ。特にリオン関係。
 ドクターのところで敵味方がいったん全員集合してるのもなんか話の無駄って感じが。で、トレインとスヴェンをイヴのところに向かわせてるんだけど、その前に立ちはだかるメイソン。
 ここで最終決戦かと思ったら、いきなしクリード登場……どう考えても助っ人に来るようなキャラだとは思えんけど、メイソンたちに利用されてたことがよっぽど気に食わなかったんだな。
 先に進むトレインたちだけど、トレインはエデンの心理攻撃に掴まって、脱落。育ての親(実の両親の仇)のザギーネと対峙する破目に。しかし、ストレートにイヴの所にたどり着いたスヴェンがてこずってるところを、トレインの遠隔射撃でイヴを助け出すか?
 なんとかイヴを助けだしたのはいいけど、大団円のラストも無く、ただ、ティアーユと別れてスヴェンと旅をするイヴの姿があるだけ……トレインは戦いの後、どこかに去って行ったって話だし、よくわからんあっさりしすぎるラストだね。
 ま、一応EDで各キャラのその後が描かれてるけど……のんびり絵を描いてるクリード……似合わねぇ。で、最後にトレインとすれ違ってるサヤみたいな浴衣少女って何の意味があるんだ?

 どう考えてもこりゃ本来のラスト何話かをダイジェストにして無理やり最終回に仕立てたって感じだな。ま、第23話で最終回ってのが不自然なんだけど……で、とりあえず製作の間に合った部分を優先的につなげてみたらこうなりましたって感じ。いや、これだけダイジェストの展開ならリオンに対する心理攻撃なんか要らないだろと思うんだけど、他に入れるべきシーン(スヴェンに対する心理攻撃とか)が出来てないから、先に出来てたリオンのシーンが入ってるんだな。
 恐らく、この心理攻撃のシーンって味方側のメインキャラには全員分用意されてて、それを乗越えてたどり着いた先が全員集合のドクターの部屋ってのが本来の形っぽいね。
 ま、DVDが出るときにはこの辺すべて本来の形になってるんだろうから、今回のは本放送時だけの幻の最終回って話になりそうだけど……とりあえず「あのね」で終わらずに一応は最後まで終わったことは誉めるべきなのかな。いや、DVDもこのままだったら泣くぞ。

◎ストロベリー・パニック(新)
 (第1話)
 何か急いでるセーラー服姿の蒼井渚砂。聖ミアトル女学院に編入することになったらしいけど、初日から遅刻ってか。で、森のような中庭をさまよってるうちに上級生らしき生徒と出くわして、慌ててこけてるのは良いけど、いきなしキスされて気を失い、そのまま気付いたら保健室にいてもう夕方ってか。
 その渚砂をに付き添っていた同室とかいう涼水玉青……は良いけど、いきなし全身を身体測定って、どんなにカスタマイズして作る制服なんだ? とか思ったら、そんなに細かいデータは単なる趣味って……
 しかし、中原麻衣と清水愛のコンビっておもいっきし狙ってるな。『おねがい☆ツインズ』以来、いったいどれだけ共演してるんだ?
 朝の上級生を見付けて追い駆けていって寮の門限に遅れた渚砂。午後6時きっかりに自動的に門が閉鎖されるって、けっこうきつい規律だな。舎監のシスターに叱られてるところを生徒会長の六条深雪に助けられたのは良いけど、3校の代表であるエトワールの前ではもっと大変って……生徒会長より偉いのか?
 夕食で食堂に連れてかれたのは良いけど、なんかおもいっきし場違いな雰囲気ね。で、エトワールに挨拶に行くのは良いけど、間違えてるし……しかし、朝の上級生がエトワールの花園静馬だったって話ね。
 で、さっそく静馬にキスされそうになってる渚砂。なかなか災難そうな学園生活の始まりだね。
 しかし、この衝撃のEDはありなのか?

びんちょうタン
 (第9話)
 みんなの朝の光景……てっきりあろえで落とすのかと思ったら、そういうわけでもないみたいね。
 毎週学校に働きに行くことになったびんだけど……この世界には教育の義務とか、児童福祉法とかは存在しないのか?
 虫が苦手だというクヌギたん。そのスカートにクワガタが付いてるけど、声が掛けられないびん。クヌギだから好んでくっついてるってオチなんだろうけど、つっこめないかい。
 しかし、字を教えてもらってすぐに手紙を書くか? よっぽどうれしかったんだな。でも、字を知らないようなびんがよく郵便を知ってたものだね。

 (第10話)
 バス代に使うドングリがもう無いことに気付いたびん。さっそく採りに行ってるけど……いったいどんなスケール感の世界なのかよくわからんね。いがぐりのイガよりはるかに大きい巨大ドングリって、いったいどこにあるんだ?
 しかし、焼き芋食うにも一巡毒見した後って……とんだお嬢様だな<クヌギたん。
 おや、びんの手紙にちゃんと本文が入ってる……
 EDがちゃんと付いてるのって良いね。

週刊アニメ定点観察 Vol.488 (4/6)

2006年04月20日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/04/05~06/04/06

◎スパイダーライダーズ ~オラクルの勇者たち~(新)
 (第1話)
 昆虫が敵でクモの方が味方って、なんか嫌な世界だね。
 能天気なアホが異世界行ったら勇者になるなんてパターンの作品、よほど最初に引きつける何かがないと見続ける気にはならないな。よってパス。

◎NANA(新)
 (第1話)
 雪の中、家出同然に東京に向かってる奈々。いや、こんなとこで傘が壊れてる様子を律儀に描いてるのが凄いね。それにしても、そんなに雪が降ってる中を平気で外出してるとは、さすが雪国の人は違うねぇ。
 飛び乗った列車の中でナナと出会った奈々。とても同じ20歳だとは思えんね。
 5時間かけて東京に着いて、彼氏の章司の所に泊めて貰ってる奈々。当分の宿と見込んでた親友は男が出来て同棲してるって話で悲惨。章司にも追い立てられるように住処を探しに出掛けてるけど……見に行った先でナナと鉢合わせ。どっちが部屋を借りるかで取り合いしてるけど、結局は同居ってか。
 しかし、いくらエレベーターが無いからって、あれだけしゃれた雰囲気で部屋数があって広そうな部屋、敷金礼金無しの7万であるのか?

◎いぬかみっ!(新)
 (第1話)
 しょっぱなからお約束のネタ……何かと思えば花見の話か。しかし、縮地って反則技だな。
 他の女の子と花見に行こうとしてる啓太を空から炎撃で追いかけるようこ……どこぞの諸星あたるとラムちゃんかいっ! しかし、縮地の応用で往来の真ん中で素っ裸にされてる啓太も悲惨ね。もはやストリーキングの常習犯扱いってか。おまけに拘置所の中では下着泥と覗き魔とすっかり馴染んでるし……
 死んで魔王となった変態小説家・栄沢を退治するために出してもらった啓太。囮捜査のためにようことデートしてるけど、すべては栄沢の能力で女の裸見放題のためって……諸星あたる並みにわかりやすいやつ。でも、栄沢の能力は男を裸にするだけだったって、悲惨ね。

◎ウィッチブレイド(新)
 (第1話)
 半分水没して廃墟になった東京にやってきた天羽雅音と梨穂子の親子。なんかパトカーを避けてると思ったら、震災で子供が減って、児童保護庁とかいう役所が子供を無理やり駆り集めてるってか。
 連れ去られた梨穂子を取り返そうとしてパトカーを盗んで追いかけたのはいいけど、事故って拘置所に入れられた雅音。何か手の紋章が光ってると思ったら、同じ拘置所に入れられてたおっさんがいきなし化け物になって襲ってきてるってか。 冒頭で現場検証とかしてた連続殺人事件の犯人ってこいつか?
 で、雅音を美味そうだといって襲い掛かってくる化け物。紋章から何か出て来たと思ったら、いきなし変身してる雅音。これがウィッチブレイドとかいう話か? よくわからんね。

◎.hack//Roots(新)
 (第1話)
 いきなし殺されてる初心者プレイヤー。PKとかいう初心者狩りが横行してるって、とんだ荒れたネットゲームだな。昴たちが管理してた頃とはもう全然違うのね。
 オーヴァンに助けられたハセヲだけど、そのことがかえっていろいろ訊かれまくる羽目になってるし……
 ギルドのメンバーを集めてる志乃とかいうねーちゃん。いまさらこのゲームに何を期待してるのか知らんけど……
 『.hack//SIGN』みたいに主人公に謎があるとか言うのでもなく、『.hack//黄金の腕輪伝説』みたいに萌え要素があるでも無し……この1話見ただけで何か魅力を感じる要素なんてないよなぁ。
 しばらく様子を見るけど、早々に見切り対象だな。

◎RAY THE ANIMATION(新)
 (第1話)
 嵐の中、どこかで見掛けたような岬の診療所。白黒の髪に、継痕のある顔、大塚明夫の声の医者……ブラック・ジャックかいっ!
 診療台には目を手術されたねーちゃん……はいいけど、ブラック・ジャックの腕でも目の移植手術は数分間しか見えないのが限度じゃなかったのか?

 路上でケンカをしてるカップル。怒った彼氏が去っていった瞬間、彼女のそばで大爆発が。道路の反対側から見てたねーちゃんが駆け寄って彼女を助けようとするけど、何か重態の様子。おまけに爆発のあったビルの中からも助けを呼ぶ声が……
 そこに現れた、冒頭で目の手術を受けていたねーちゃん、零。とっさに彼女の症状を言い当てるとその場でメスを取り出して処置。なんかブラック・ジャックそのままのねーちゃんだな。
 爆発はテロか何かかと思ったけど、単なるガス爆発だったみたいね。事故現場にいたねーちゃん、美里は病院の看護婦だったみたいだけど、そこで見た零のことを話していたら、ちょうどそこにやってきてる零。この病院に赴任してきたって……もぐりの開業医ってわけではないのね。病院内を案内がてら医師免許は持ってるかと訊ねてる美里……お約束のネタかい。
 麻薬密売犯だったという意識不明の患者を見せて、この男を手術するのが院長の指示による零の仕事だという美里。男の病気は心臓脇の悪性の腫瘍で、麻酔を掛けたら見えなくなってしまうという奇病。院長の作ったという怪しげな新開発の麻酔薬を差し出し、これなら腫瘍は消えないというけど……
 患者は組織がらみの犯罪者で、いかにも怪しげな麻酔薬、おまけに車で移動中のいかにも悪人っぽい顔の院長らしき人物は誰かに「ちゃんと始末する」とか言ってるし……まさに口封じに手術のしっぱいに見せ掛けて殺そうとしてるとしか思えんのだけど……
 手術を渋る零。そこに患者を始末しようとやってきたヤクザの御団体さん。そこに帰ってきたヤクザより怖そうな院長。すかさずリーダーらしきヤクザを倒して銃を取り上げてる美里……おいおい、ここはヤクザよりヤバイ病院か?
 院長に直接言われてしぶしぶ手術を開始する零。通路に立ちはだかりヤクザの足止めをする美里と看護婦2名……戦闘要員完備かい。
 怪しげな麻酔薬も効果があったのか、腫瘍を順調に摘出していく零だけど、途中でいきなし消えてしまう腫瘍。早くも新しい麻酔に適応したってか。難儀だね。
 再度の麻酔の投与を拒否し、目を凝らす零。心臓の内部を透視して腫瘍の移転先を見切ってるってか。その様子を見極めると、ヤクザ退治に出掛けていく院長……なんか凶悪だな。
 しかし、心臓を動かしたままで手術してるのに、心臓内部に腫瘍を見つけたのはいいけど、その後いったいどうやって手術を続けたんだ?
 悪人顔の院長は零の命の恩人で悪人ではないみたいだけど、この病院、何か胡散臭そうなのは確かみたいね。

◎ガンパレード・オーケストラ(終)
 (第24話)
 台風か幻獣かぐらいすぐに区別がつかないのか? というか、台風並みにでかい幻獣なんているのか? ま、史上最大レベルの超大型台風じゃ幻獣より性質が悪いだろうけど……
 しかし、この暴風雨の中で宝探しって、人騒がせだな<船長。避難所に船長がいないから探しに出た永野だけど、よく船長の潜ってるところがわかったものだね。
 石塚の指揮の下で台風を乗り切った第8警護師団。ようやくここの指揮官が石塚だったってところが見られたわけだけど、師団の本土転戦に石塚がついて来るように懇願してる一同……全島避難命令ってことは、第8警護師団は本土に転戦ってことかい。
 その迎えの船に乗ってきた千寿の父親……おや、このおっさん生きてたのね。これまで連絡も寄越さず何をやってたんだ?
 その第8警護師団より一足先に東京に集結して来てる青森第4中隊と広島第7中隊……おいおい、みんな東京に集めてどうするつもりじゃい。
 それにしても全島避難命令が出てたのに、住民はほとんど非難してないって……これで幻獣に襲われて島が全滅したら永野のクビが飛ぶぐらいじゃ済まないと思うけど。

 しかしねぇ……この作品、青森、広島、小笠原と3部構成にしていったい何がやりたかったんだ? まだ青森は前作と同じような雰囲気が多少は残ってるんだけど、広島の雷電部隊なんか完全に世界が別って感じだし、小笠原にいたっては軍隊の話である必然性がまったく無し……
 こんなの作るんなら、前作の続きで熊本撤退戦あたりを詳細に描いた作品にしてた方がよかったと思うんだけどねぇ。全体的に前作の出来とは比べ物にならないぐらい退屈な作品になってるし……

◎ZEGAPAIN -ゼーガペイン-(新)
 (第1話)
 映画の撮影中に美少女からのキスから逃げようとしてるソゴル。もったいない……と思ったら、相手は男ってか。
 飛び込み台に人影を見たソゴル。その場で競泳パンツ1枚になって走り出してるって……水泳部員ってか。で、相手を入部希望者と思ったわけだけど、いきなし消滅。
 放課後、いがみあってるソゴルとカワグチ。なんか2人ともまさに本物の不良そのものだな。どんな因縁があるのかよくわからんけど……
 リョーコとの電話中に謎のねーちゃんが言おうとしてたことに気付いたソゴル。その途端にソゴルの周囲で異変が置き始め、例のねーちゃんが現れて異世界の戦いに駆り出される羽目に……
 いや、どうも冒頭でやられて吹き飛んでたのがソゴルで、どうもこっちの世界で回復させてたってことみたいだけど、その記憶は完全に無くなってるみたいね。で、戦闘状況が思わしくないからまだ完全に回復していないソゴルを投入するほど逼迫してるって話か……
 一瞬、戦ってる世界が本物で、学校がある世界は『メガゾーン23』の東京みたいに作り物かと思ったんだけど、そういうわけではないみたいね。しかし、生徒会のメンバーらしきやつらが戦ってる世界の方にも来てるんだけど……
 ゼーガペインに乗っていきなし戦果を挙げるソゴル。ま、もともとエースパイロットみたいだからねぇ。
 最近のテレビ東京の夕方番組だからてっきりガキ向けのロボットアニメかと思ったんだけど、なんかそれなりに見応えありそうな感じの作品だね。

◎かりん
 (第20話)
 何か意を決したような杏樹。ブギーがやたらやめろって喚いてるんだけど、いったいなんなんだ?
 ウィナーにクリスマスプレゼントを渡そうとしてそんなこと扱いされてドロドロな麻希。無理やり果林と会う約束をさせてるけど……
 そんな麻希とは逆に雨水との仲が進展してウキウキ状態の果林。
 一足先に約束の場所にやってきた麻希の前に現れた杏樹。いきなし麻希に噛み付いてるって……すでに吸血に目覚めてたってか。果林を一人ぼっちにさせたくないから今まで隠してたって話ね。
 そこにやってきた果林。杏樹が麻希の血を吸ったことを知って怒りまくってるけど、これで果林が雨水とずっと一緒にいられると満足してる杏樹……そりゃ、麻希の果林への嫉妬心を消し去ったら麻希が二人の仲を妨害しようとか、それを知って果林が自分だけ幸せになっていいのか悩むって展開は無くなったとは思うけど、それだけの話じゃないだろ? いったい、どういう意味があるんだ?
 そして果林の携帯にエルダが増血を治す方法を見付けたとの知らせが……先週やってきたウィナーの祖父といい、いきなし急展開してるな。

◎しにがみのバラッド。(終)
 (第6話)
 何か他人に無視されまくってる桜とかいう女の子。食堂の券売機でカツ丼の食券を買おうとしたけど、指はボタンを素通り……いや、なんで500円玉を投入できたんだ?
 ま、死んで幽霊になったけど自覚が無いって感じだな。好きな先輩が他の生徒とキスしてるのをみて、ショックでふらふらと歩道橋から車道に飛び降りてしまったって話ね。
 で、お迎えにやってきたモモとダニエル。お別れがしたいって家に帰った桜だけど、自分が死んだのに元気そうな母親や弟を見てショックを受けてるかい。
 それでも好物のカツ丼を作れば桜が帰って来るとばかりに毎日夕食にカツ丼を作ってる母親、桜との約束のCDを焼いて持ってきた著作権的にちょっと問題ありそうな先輩、そして色紙で千羽鶴折ってる友人たち……って、おい、カラーの千羽鶴ってことは回復祈願だろ。まだ死んでなくて霊魂だけが幽体離脱して生霊になってるって話か? 怪我もたいしたこと無いんだけど、本人の魂が抜けてるから意識が戻らないだけって可能性もありそうだな。しかし、それなら桜を引き回してるモモも性格悪いな。
 桜が生きていたいと言ったとたんに本当のことを教えてるモモ。軽い打撲傷だけって……そんなので魂が抜けてたら幽体離脱癖が付くぞ。
 意識が戻った桜……幽体離脱してた間のことは記憶が残ってないのか? ま、かすかに夢のようには覚えてるみたいだけど……

 さすがに望月智充作品だけあって、作品の作りが堅実だね。たった6話で終わってしまうのがもったいないなぁ。これ、原作の分量で言えばどれだけアニメ化してるんだろ? これの前にやってた番組もこのスタッフで作ってくれてたらねぇ……

◎アニアニランド(終)
 びんちょうタン
    →BS-iは第9話で打ち切りなので、
     第9話から土曜深夜のMBS枠の方に移行。

 REC
 (第9話)
 仕事が順調な赤に対する嫉妬から素直になれない松丸。もうなんか赤との仲は破局に近い感じだな。
 畑田と自棄酒を飲みに出掛けた居酒屋で、アフレコの打ち上げをしてる赤と鉢合わせ……しかし、いったいどんな関係者で飲んでたんだ? 声優仲間ではないみたいだし、吉岡さんが一緒だから主演アニメのスタッフみたいだけど……おかげで企画の苦労話が伝わってよかったね。これが相手が赤の声優仲間だったら松丸の話なんて全然理解されなかったかもしれないからね。
 で、赤との関係が元通り……なのはいいけど、畑田の前で抱き合ってるって、畑田が悲惨だね。

◎Soul Link(新)
 (第1話)
 宇宙港で急いでる永瀬沙佳。途中でぶつかった相澤涼太に集合時間に遅れると急かしてるけど……このねーちゃん、士官学校のクラス委員ってかい。一緒に来てはぐれた森崎七央を探してると言ってるけど、その七央は迷子の親を捜して一緒に記念写真を撮ってたって悠長な話。しかも、4年生の七央の搭乗ゲートは反対側だって、世話の焼けるねーちゃんだね。
 七央を送ろうとする涼太の前に現れた新田和彦。自家用シャトルで宇宙に行くから搭乗ゲートが同じ方向ってかい。士官学校って軍隊だろ。そんな統率を乱すようなことが許されるのか?
 急ぐ涼太がぶつかって乳を掴んでしまったねーちゃん。無反応が謎だけど、黒服の怪しげなおっさんから荷物を預かってたところをみたら、テロリストかどこかの機密工作員か何かか?
 ほどなく人工衛星アリエスに着いた一行。宇宙と言っても衛星軌道までじゃあっという間だろうね。そのアリエスのホテルに例のねーちゃんも。到着早々銃を手にしてるあたり物騒だね。しかし、アリエスってリゾートホテルってか。そんなとこで実技訓練って、どんな士官学校じゃい……とか思ったら、一般の施設と軍事関係の施設は別れてるってかい。
 一方、宇宙港では何かドジっ子そうな女の子が髪の白い女の子とぶつかってるけど……その連れの顔に傷のあるおっさん……何か怖そうね。まさかこいつらがテロリストか?
 訓練後のシャワールームでばったり鉢合わせしてる涼太と沙佳。ビンタで顔に手の跡はお約束だけど、男子用と女子用で区別してないのか? ま、修学旅行とかで旅館の大浴場が1つしかなくて時間で区切ってるのとかは見たことあるけど……
 涼太に届けられた兄・秀平からの手紙。アリエスに来るって話だけど、それを聞いた途端に目をうるうると輝かせて、どこか別の世界に行っちゃってる七央……大丈夫か、このねーちゃん。

 宇宙ステーションでの訓練が舞台とかいうと過去に『無限のリヴァイアス』とか『宇宙のステルヴィア』とかあるけど……どうも『リヴァイアス』っぽい予感がするなぁ。

◎錬金3級 まじかる?ぽか~ん(新)
 (第1話)
 魔界から人間界にやってきた魔法使い、吸血少女、狼少女……はいいけど、人造人間って魔界の住人だったのか? さらりと今までのお話やってるけど、別に何かの続編ってわけでもないんだろ? しかし、吸血少女が灰になってたらもう終わってるんじゃないのか?
 夜中にふらふら飛んでて天体少年にパンツを見られてるバキラ……いや、そういう問題じゃないような気がするけど。
 美形を見付けて噛み付いたのはいいけど、吹き出て来たのは聖水……って、別に教会にある水だからって聖水とは限らんだろ。しかし、学会への復讐のために罠を仕掛けてたって……「ドラキュラ伯爵がいるんだからドラキュラ夫人もいるだろう」って学説……いや、根本的にドラキュラ伯爵の存在が証明されてない世界では絶対に成り立たない学説だと思うぞ。それに、ドラキュラ伯爵がいてもその夫人が吸血鬼だとか言う保障は無いだろうし……
 捕まったバキラを助けにむかったりるだけど、こいつも罠に捕まってるとはマヌケ。しかし、松坂牛の骨付き肉(別名マンガ肉)って……本場の松阪でも食えないような気がするぞ。「狼男がいるのなら狼女がいる」って……だから、そもそもその学会では狼男の存在を認めてないんだろ? しかし、銀メッキのカゴって無駄に金を浪費してる罠だな。
 表から堂々と吐いてる鉄子も鉄子だけど、業務用の搬入口でもあるまいに、体重で入り口を分けてる屋敷ってのも……「人造人間には女もいるはず」って、だから人造人間そのものが認められてないんだろ。
 しかし、そこまでやってて、魔法少女は科学的に存在しないってか。ま、相手が手品レベルの魔法しか使えないんじゃねぇ……とか思ってたら、とどめはパンツはいてないってオチかい。

 うたた寝しながら郵便屋さんのバイクを眺めてるゆうま。こいつらの家ってこんな住宅地の真ん中にあったのか?
 しかし、こいつ、郵便というものを知らないのか? いや、りるは知ってたみたいだけど……
 そりゃ、いくら美少女のパンツを見せられても配達するものが無けりゃ届けられないわな。いや、個人的には配達物全部くれてやってもいいような気がするけど、そんなことしたら次の日からおまんまの食い上げだからね。

週刊アニメ定点観察 Vol.488 (3/6)

2006年04月20日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/04/04~06/04/04

◎ガイキング(新)
 (第1話)
 世間から怪物小僧と呼ばれてるダイアとかいうガキ。5年前に父親の船で遭難したとき怪獣を見たと言って嘘吐き扱いされてるみたいだけど……
 しかし、いくら鍛えてるからって、小学生のガキが高校生の世界記録保持者に簡単に勝つか? これは映画『ノストラダムスの大予言』に出てくる、薬物汚染で脚力が異常に発達した子供の例だな、きっと。
 いつもダイアと一緒だからって告白した女の子にふられてるナオトが悲惨ね。
 で、海で遊んでて、ナオトに怪獣のいる証拠を見せると言って、何かルーペのようなものを取り出してるダイア。継ぎ目が無くて何のためのものか分からないって話だけど、人の乗ってる機械の竜の話をした途端に、もうダイアの話なんか信じられないって……いや、機械の竜の話だけだったらそうだろうけど、もの前の物体を見て何か感じないのか?
 そこに5年前と同じように怪獣が出現。海辺にコンビナートって、怪獣ものの定番ですか。
 逃げ惑う人々だけど、1人巨大な銛を持って怪獣に立ち向かうダイア……いくらなんでもそりゃ無謀だろ。おまけに5年前に見た女の子の姿を発見して、怪獣のまん前の鉄塔に登って叫んでるって……アホですか。
 例の物体から聞こえる女の子の声……それって通信機だったんかい。
 逃げろという声を無視して怪獣に立ち向かうダイア。銛を投げるのはいいけど、自分ごと飛び込んでどうする。怪獣に飲み込まれそうになったダイアを救い合体してるガイキング。おいおい、いきなしガキが選ばれた戦士だとかいって、ロボットで戦うか? ま、パイロットの技術じゃなく意思に反応して動いてくれるんなら、そりゃガキでも戦えるだろうけど……
 ま、ガキ向けのロボットアニメにしてはまずまずの出来だと思うけど……ぜひとも見続けたいってレベルでは無いなぁ。しばらく様子見か。

◎銀魂(新)
 (第1話)
 (第2話)
 ジャンプ読むとき飛ばしてるくらいだからパス。
 しかし、なんか主人公のキャラを爽やかに描きすぎてないか? こいつ、もっと田舎臭くてねちねちしたキャラだと思うんだけどねぇ。

◎BLEACH
 (第75話)
 (第76話)
 出番の無い岩鷲と花太郎はもうお役御免かい。
 久々に義骸に戻った改造魂魄の3人。ま、こっちの方が多少の戦力にはなるんだろうね。しかし、石田捜索には恋次は参加してないのか。
 で、石田のいるバウントのアジトを突き止めて侵入する一護たち。正面突破よろしくバウントたちの真っ只中に飛び込んでる一護。自分が囮になってルキアを石田救出に向かわせてるけど、元十一番隊の一之瀬にやられてるルキア……まだ本来の霊力が回復してないってか。だからずっと義骸に入ったままなのね。(といってもシリーズ序盤からずっと義骸に入ったままの姿を見慣れてるから、それが死神にとって特殊なことって実感がわかないな)
 1人で一護を倒すと立ちはだかってる蛇使いのおっさん。隙を見て能力が使えない状態のはずのボスを裏切ってるって……バウントも一枚岩じゃないみたいね。いや、もともと個人行動が本来のやつらみたいだけどね。
 ルキアを倒してやってきた一之瀬に一撃で斬られてる蛇使いのおっさん……哀れね。そしてその一之瀬と対峙する一護。さすがにあの更木剣八を倒した一護のことは意識してたみたいね。いや、どこからその情報を得たのかよくわからんけど……

◎地獄少女(終)
 (第26話)
 禁を破って地獄に流されてる閻魔あいだけど、それを抜け出して復讐のために現世に戻ってるとは凶悪ね。
 つぐみに両親の過去を見せてる地獄少女。ま、この辺の事情は以前に語られてるけど、つぐみには初耳みたいね。そして柴田を地獄に流してやると言って藁人形を無理やり渡してるってか。
 幽閉されてる柴田にあいのことを話してる骨女と一目連。そして柴田に出してやる代わりにやって欲しいことがあるというお婆。
 あの手この手で糸を引かそうとつぐみに迫ってくる地獄少女。こんな強要された状態で人を呪わば穴二つと言われてもねぇ。
「もう苦しまないで。つぐみの力になりたいの」
 とんでもない甘言術だな。
 起こってしまったことは謝ったって取り返しが付かないってのは事実だけど、だから恨めってのは短絡過ぎだね。
 柴田親子の姿を見て仙太郎の本当の気持ちに気付いた閻魔あい。仙太郎の建てた寺を燃やしてるけど……これで仙太郎との間のわだかまりは解消したってことか? で、自分には寺で供養されるような資格はないと……
 でも、結局、地獄少女は元通りに続いてるのね。

 後半、変則的な話が多かったけど、もうちょっと恨む恨まない、許す許さないを当事者自身の葛藤で正面から描いた話があった方が良かったかな。柴田親子をメインで出してくるとどうしても当事者自身の描写が蔑ろになってくるからねぇ。
 ま、柴田が地獄少女の復讐に異議を唱えてたのはきれいごとの話じゃなくって、人が人を許せなくなったらそれこそ取り返しが付かなくなるってことを実感してたからなんだけど……400年も地獄少女を続けてるあいが、こんな若造の説教食らわなければいけないってのもちょっと捻りが足りないところだな。
 あと、地獄少女と契約して恨みを晴らした登場人物の後日談とか、いったい自分が地獄送りにな運命ってのを受け入れてそのまま暮らしていけるのかとかのフォローも欲しかったところだね。

◎ひぐらしのなく頃に(新)
 (第1話)
 1ヶ月前に雛見沢に引っ越してきたばかりの圭一。しかし、村で全学年合わせても1つしかクラスが無い過疎の寒村ってか。のどかで良いね。いや、こんな環境じゃ都会の学校を受験するとかも大変だろうね。
 なんかこの村で昔、殺人事件があったような感じがするんだけど、なぜかその話題が故意に避けられてるような……
 カードが傷で汚れてて、それによってカードの中身がわかりまくりって、凶悪なトランプだな。
 なんかダムの工事がらみでバラバラ殺人があって、被害者の腕がまだ1本見付かってない上に、犯人が1人逃走したままってかい。しかし、工事作業員同士のリンチ殺人じゃ事件の再現性は無いだろ。犯人が追い詰められて次々に殺してるとかいうんならともかく……それとも、村民が申し合わせて仕組んだ殺人だからよそ者に知られたらいけないとかいう話なのか?

◎吉永さん家のガーゴイル(新)
 (第1話)
 踏み切りで電車が過ぎ去ったらいきなし爆発が起こって、妖魔とロボットとのバトルって……いったいどういう作品なんだ?
 侵入者と判断されて攻撃されてる新聞配達員……悲惨ね。
 福引で無理やり押し付けられたガーゴイル。返品は受け付けないって、そりゃ悪質な不良品の押し付けだな。
 町で一番は小野寺家の盲導犬エーバリー少尉だと聞いて意識してるガーゴイル。その夜、小野寺家に賊が侵入し、美森が捕まっているところを助けに行ったガーゴイルだけど、そばにいて何もしなかった少尉に不信感を抱いた美森。ま、吠えないのは盲導犬の基本なんだけどね。
 賊が2人いて武器を隠し持ってるかわからないから、捕まった美森に危害が及ばないようにおとなしくしてたって話かい。その判断を立派だと褒めてるガーゴイル。ま、何とか美森の信頼は取り戻したんだけど……
 少尉と一緒に夜道を散歩してる美森。近くに賊の気配を感知したけど、足がすくんで動けない美森を庇おうと飛び込んでいく少尉。賊は逃げようとしてたところをガーゴイルにやられてるけど、少尉は傷付いて運び出されてる有様……賊と対決してやられたっていうにはそんな時間無かったような気がするけど……吠えられない代わりに窓ガラスに飛び込んで物音を立てることで賊を威嚇するのと同時に周囲に気付かせたって話なのかね。
 ところで、その前にガーゴイルが向かった先はどうもガーゴイルの性能を調べようとしてる黒幕の手先だったみたいで、その現場にガーゴイルを探しに来た双葉がさらわれてるんだけど……なんか第1話にしては話が展開しすぎ。

◎ARIA The NATURAL(新)
 (第1話)
 おいおい、またアクアに来てるんかい<アイちゃん。この時代の経済価値はよくわからんけど地球から火星に来るのもそんなに安くは無いだろうに。だいたい、地球と火星の位置関係によっては旅行日程が全然違うと思うんだけど……衝の前後と外合の頃とじゃ旅費に違いがあるのか? ま、学校の休みとかで行楽時期にやって来てるとこみたら地球と火星間は季節を問わず数日以内では行き来できるみたいだけどね。
 この100年、中に同じ人が入ってるというカサノヴァ。火星の100年って地球時間で200年近いだろうに、そんな長生きしてるやつがいるのか?
 例によって不思議空間に突入してる灯里とアイちゃん。ま、こいつらを誘ってきたのがアリア社長ってのは予想が付いてたけど、まさかカサノヴァの正体がケットシーだったとはねぇ。しかし、200年生きてる猫って、そりゃ猫の王というより化け猫だろ。

◎スクールランブル 二学期(新)
 (第1話)
 帰って来たスクラン。いきなし時代劇はいいけど、山よりでかい天王寺屋って……しかも、それを一撃で斬り倒してる播磨。どう考えても刀が届いてないだろ。
 しかし、相変わらずのサブタイトルだな。

 ご丁寧にいままでのあらすじを語ってる播磨だけど……この作品で意味あるのか? いや、一応前作の最終回のそのまま続きみたいだけね。
 漫画の新人賞の特賞に選ばれた播磨。漁船に乗った成果が出たのか? しかし、天満にはすっかり八雲と付き合ってることにされてるって……悲惨ね。いや、おまい、能登麻美子声の年下の女の子とか、堀江由衣声のお嬢とかに見向きもしないで、そんなに小清水亜美の声が良いのか?
 あ、結局、特賞って漫画の賞じゃなくって、絃子が勝手に名前使って応募した懸賞でビデオカメラが当たってただけってか。しかし、その当選通知をわざわざ播磨に渡してる絃子も酷いね。

 勝手な妄想で落ち込んでる天満を元気付けるために頭にカメを載せてる烏丸……相変わらず謎なやつだな。
 しかし、どういう発想をしたらカメが『眠れる森の美女』になるんだ?……と思ったら、その天満の思考をちゃんと解説してる晶。こいつもただものじゃないな。

 播磨と一泊したことでなんか公然の仲になってしまった八雲。その前に現れた愛理。とりあえず笑顔で「おはよう」と言ってたけど、嵐の前の静けさか?
 クラスどころか学年も違うのに文化祭で八雲と共演しようと張り切ってる花井。学級委員の権限があれば大丈夫とか言ってるけど……八雲が播磨と付き合ってるって噂を聞いて撃沈。哀れね。
 弁当を昼休みに教室に持って来いと八雲に言ってた天満だけど、何かと思えば、播磨に渡させるためかい。で、それを目も前で見せられた花井、再起不能に。で、天満に祝福されてしまった播磨も同様……不幸な連中ね。
 そこにいきなし現れて挑戦状を叩きつけてきたD組の連中。もうメチャクチャだね。

 怪しげな集会……すっかりその手のキャラにされてる奈良。悲惨ね。

週刊アニメ定点観察 Vol.488 (2/6)

2006年04月20日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/04/03~06/04/03

◎舞-乙HiME(終)
 (第25話)
 いよいよ戦端を開くオトメ拡散防止条約機構軍。准将って……ハルカってそんなに偉いのね。ま、国家の行く末を左右するオトメなら当然かい。しかし、空母ってオトメが発着艦するものなのか。
 相対する双方のオトメたち。その隙を縫ってガルデローベに突入し、支配権を奪還してるナツキとナオだけど……トモエに軟禁状態にされてると思ったシズルもあっさり抜け出てきてるのね。
 尖塔のビーム砲を条約機構軍の艦隊に向けるナギ。一撃で艦隊消滅かと思ったら、黒い谷のような岩の塔が沸き出てきてこれを防御。そして姿を現すアリカ&マシロ様と、舞衣&ミコト。岩の塔はミコトの仕業ね。混戦の中に舞衣たちを残してガルデローベへ向かうアリカ。
 神祖フミのシステムを復活させてガルデローベのオトメシステムを復活させようとしてる一同。それを阻止せんとビーム砲をガルデローベに向けるナギ。ギリギリ間に合ってナツキの攻撃がビーム砲を迎え撃つけど……ビーム砲の方が強くてナツキの攻撃は弾かれ、被弾したオトメシステムはまたダウン。世の中、うまくはいかないものね。
 なおもガルデローベにトドメを刺そうとビームを放つナギ。すでにナツキのローブも解けていて絶体絶命かと思ったら、そのビームを弾き返してるアリカ。アリカの帰還で役者が揃ったというところだけど、それを見たナギはその野望の真の目的をさらけ出し、ワルキューレシステムを使って敵味方問わずすべてのオトメの抹殺へ……
 ワルキューレシステムの干渉で次々にローブが解けていくオトメたち。アリカのローブも解けて墜落してくるけど、それを受け止めてるチエ。ハルカと戦ってたときはもうすっかりワルキューレローブに支配されてたのかと思ったら、それは芝居だったのね。それにしても、ワルキューレローブの支配を打ち消してるシホの巻き巻きって、意外と効果あるのね。
 しかし、アリカを救ったチエは激怒したトモエに背後から切りつけられてるとは悲惨……ま、ローブがあったからあんまり深い傷は負ってなさそうだけど。
 変身できないガルデローベ一同を前に勝ち誇ったかのように笑うトモエ。もう何か根っからの悪役キャラになりきってるな。そして手始めににっくきアリカを始末しようとしてるけど……そこに現れたアスワド軍の一撃を受けて吹っ飛ばされてるとは哀れね。
 ワルキューレシステムの干渉を受けないアスワド軍の乱入で、ガルデローベ側にも反撃の目が。アリカとマシロ様に手を繋ぐようにいうナツキ。たちまちローブが復活するアリカ。マスターとオトメが直接触れ合っていたらワルキューレシステムの干渉は受けないって話ね。神祖の力を伝送してるガルデローベのオトメはそういうわけにはいけないけど、マスターのいるオトメなら戦えるって話。でもま、マスターを前線に連れ回して戦えるオトメなんぞアリカと舞衣ぐらいしかいないだろうけど。
 マシロ様とともにワルキューレシステムの破壊に向かうアリカだけど、その前にしぶとく立ちはだかるトモエ……ゴキブリ並みのしぶとさだな。しかし、決意を固めたアリカの前には一撃でやられ、ローブも解けて墜落していくトモエ。
「覚えてなさいよ!」
 捨て台詞吐いてるのはいいけど、その高さから生身の体で墜落して、とても生きてられるとは思えんぞ。
 尖塔に突入し、ワルキューレシステムの核と直面するアリカ。そこには母親のレナの遺体が……涙を振り払ってアリカに破壊を命ずるマシロ様だけど、アリカは命令を拒否して自らの意思で遺体を破壊することを選び……ま、命令だろうと意思だろうとどちらも同じように思えるけど、ここで母親を乗越えるってイベントがあることで、蒼点の青玉の真の力に目覚めるって結末に繋がるにのね。もっともこれだけで目覚めるってのは物語的には陳腐で付け焼刃的にしか思えないけど……
 ワルキューレシステムの破壊でナギ側の軍隊は総崩れ。すでに勝負は決まったかと思ったら、向こうにはまだハルモニウムという切り札があったかい。突然ヴィント市の市街地に巨大な黒いニナの影が……なんかもう怪獣映画の世界だな。
 しかし……あそこから落ちて生きてるか?>トモエ。しかも元気そうだし……

 (第26話)
 ハルモニウムの閃光とともに現れた巨大なニナの影。ワルキューレシステムが破壊されて計画が失敗したから、もうみんな壊してしまえって命じてるナギ。
 それを押留めようとするアリカ、5柱の4人、そして舞衣。しかし、それだけでも抗し切れないと見るや、アリッサの遺言に従って契約の星のシステムを解放するミユ。マスターとの契約から解放され自由にマテリアライズできるようになるすべてのオトメたち。
 早速とばかりに号令しようとして一人取り残されてるハルカ、いとおかし。自分の意志によって動けるならとマシロ様のために戦うと言う敵のマイスターオトメたち。さらにガルデローベの生徒たちもやってくるけど……数だけ揃えば良いって話じゃあるまいに。
 ハルモニウムを止めるべく王宮に突入するアリカとマシロ様。それを待ち受けてるニナとナギ。
 セルゲイを生かすためにはハルモニウムは止められないというニナに、そんなことしてまで生きることをセルゲイは望まないというアリカ。いや、そんなこと本人に訊かないとわからないだろ。王宮を飛び出して対決する二人。
 一方、シュヴァルツの大群を駆逐しながら王宮に迫ってるオトメたち。ナオとシホの危機に颯爽と登場したのが5柱の最後の5人目と、カズヤと駆け落ちしてオトメの資格を失ったはずのアカネ。カルデアの王族がアスワドの復讐で皆殺しになったから、王位継承者がカズヤしかいなくなって無理やり連れて行かれて、ついでにエッチがまだだったからってカズヤのオトメにされたってかい。悲惨ね。
 一方、王宮内にたどり着いたナツキたちの戦いに、まだまだ優雅さに欠けるといって手本を見せてる若返った姿のマリア。オトメってマテリアライズしたらナノマシンが活性化されて不老(不死かどうかは知らない)状態なんだけど、ずっとマテリアライズしなかったらそれなりに歳を取ってるって話かい。
 そうする中、セルゲイを生き延びさせるためにずっと起動状態だったハルモニウムが暴走。ハルモニウムを止めるためには自分を倒せと言ってるニナだけど、暴走の影響で自我を失い完全に闇のオトメと化してるとは凶悪。
 渾身の力を込めて、ニナを貫くアリカ。漆黒の金剛石は破壊され、同時にハルモニウムも停止。そして、ようやくナギのところにたどり着いたナツキたち。逃げようとするナギだけど、評議会の規約違反で逮捕って……なんか罪が軽過ぎないか?
 そしてハルモニウムを破壊するナツキ。ま、止まってしまえば壊すのは簡単かい。
 衛星軌道から大気圏突入して落ちていくニナを追いかけるアリカ。摩擦熱でローブが蒸発してすっぽんぽんの状態で体を重ね合わせてるけど……いや、いくらナノマシンが身体機能を保護してるとはいえ、その状態で落ちたら絶対に足すからんだろ。ま、画面には映ってないけど、舞衣にでも助けてもらったのか?
 マシロ様の国王復帰の演説。今度こそちゃんとヒマワリの花の塔になったみたいだけど、とりあえずありあわせの王宮って感じだな。ミドリちゃんとマシロ様が握手してた絵があったからアスワドの民はガルデローベのナノテク技術で助かったみたいだけど、さっていくミドリちゃんたち。ま、こいつらはすでに発病した身だから他の民とは一緒にいられないって話か……
 とりあえずハルモニウムがなくてもガルデローベの技術で助かったみたいなセルゲイだけど……記憶が無いってか。安易な結末だな。そりゃ記憶が残ってたらとても今までどおりにニナのそばにいられないだろうけど、それを敢えて乗り越えるラストでも暗示できなかったのか?

 ま、死んだはずのキャラがバタバタ復活してくる前作に比べたらすっきりしたラストだったけど、それだけに殺されたキャラが不憫だね。特にエルスティン。逆にどんなことがあっても死なないキャラがいるし……トモエとか。
 前作のメインキャラは(アリッサ以外は)それなりに出てきてたけど、キャラによって明暗いろいろ。良い目を見た筆頭はナオ。アリカとニナのお姉さま役として割と重要どころを占めてた上に、最後は5柱にまで昇格してるし……。こいつも本来はアルタイのオトメ候補なんだからナギの陰謀に荷担させられていてもおかしくないのに、その役目はニナがすべて背負ってしまったから最後まで良い役を演じつづけられたって感じ。
 逆にラスト付近でようやく出て来た舞衣だけど、出番が少ないけどそれなりに伏線は張られてたし、出て来たら出て来たで無敵の助っ人キャラやってるから別に蔑ろにされてたってわけじゃないね。
 やっぱし一番悲惨なのはすっかりギャグ担当になってたシホかな。巻き巻きもいったい何なのかわからんうちに終わってしまったけど、それなりには役に立ってたみたいね。出番が無いと言えば、巧海がやってきた回しか出番の無かった椿、登場話数では舞衣以下になってしまってるのは痛いな。存在感が無いと言えばユカリコ、数は出ては来てるんだけど活躍の出番なし。
 ところで、ラスト付近でようやく登場した5柱の2人だけど、なんか無理やり数合わせで出て来たって感じで、わざわざ出す必要があったのか不明ね。

◎ラブゲッCHU ~ミラクル声優白書~(新)
 (第1話)
 銀盤に青春を懸けてる少女とコーチ……いったいこの作品にどんな関係が? まさかフィギュアスケート選手の道を挫折して声優を目指すって話じゃないだろうな……とか思ったら、主人公が見てるアニメの話かい。
 で、5年後、新幹線で東京にやってきた少女の名前は苺原桃子。中央線での悲鳴だけは一人前。
 オーディション会場にやってきた桃子だけど、その前でリムジンから赤い絨毯を用意されて出てくる大原天音……いったいどこのお嬢様ですか。しかし、グラビアアイドルが声優に転向って反則だな。いや、ま、世の中にはアイドルで出たけど売れなくて、ヌード写真集まで出した後で声優に転向してる人もいるけどねぇ。
 面接に来てるラムダエイトの社長……三石琴乃も出世したね。しかし、この面接厳しいね。いや、実際こんなもんだろうけど。グラビアアイドルは速攻で落選ですか。
 中央線の痴漢(に間違われた)にーちゃん、学生かと思ったらアニメーターかい。
 面接会場に迷って屋上から声を出してる桃子。ビルに亀裂が入るって、いったいどんな音波兵器なんじゃい。地下の防音壁に囲まれた面接会場でそれを耳にし、桃子の腹にパンチを食らわしてる社長。もう審査に出なくていいって……ま、これだけ声量があれば一発で合格だな。何しろ『セラムンR』で荒木うさぎから三石うさぎに戻ったときの一番の印象は、声優さんの声量が全然違うってことだからねぇ。
 おや、桃子って京都だったのか。
 審査の厳しい社長に、養成所を維持するためには生徒の数を揃えないといけないという真鍋。どこぞのミュージックスクールを舞台にしたアニメで似たようなことを聞いた覚えがあるけど、世の中って大変ね。しかし、そんなんだからちゃんと仕事のもらえる声優なんてめったになれないのに、あちこちに声優学校がゾロゾロできてたりするんだね。
 桃子が合格したのをおまけのように言ってる天音だけど、月謝目当てのおまけはおまえらの方だってばっ!
 不退転の覚悟で出てきた割には今夜の宿も決めてない桃子。佐々木祐理花に紹介されたボロ下宿にやってきたら、痴漢にーちゃんと鉢合わせ。重ね重ね災難だね(にーちゃんの方が)。

◎女子高生 GIRL'S-HIGH(新)
 (第1話)
 入学式前日に学校の探検をしてる絵里子たち。幻想の破れる女子高の実態はいいけど、女子高生になったら漏れなく彼氏が付いてくるとか、小遣いが十倍になるとか、生理が年に1回になるって……いや、生理だけはありそうだな。(おい)
 で、そっちの趣味に目覚める話ってか。

◎うたわれるもの(新)
 (第1話)
 獣耳の少女エルルゥに看病されていた謎の仮面の男。記憶喪失で名前もわからないってかい。それを何かこっそり覗き込んでる妹のアルルゥ。
 おや、獣耳だけじゃなく尻尾も生えてるのか。で、尻尾を触られたらおもいっきし恥ずかしがってるし……
 村長のところに担ぎこまれた変な男……確かにここじゃ、面が無くても獣耳じゃなくて尻尾も生えてないのは変みたいだね。
 おかしな動物で年貢を取り立てにやってきたヌワンギとかいうチンピラみたいな男。こいつは獣耳じゃないのか?とか思ったけど、エルルゥの幼馴染とか言ってるし耳の横に布を垂らしてるところをみたら獣耳を隠してるってところか? ここを治めてる藩主の手下とか言ってるけど……
 ヌキカタ様とかいう森のヌシが怒り声を上げてるということで不安がってる村人たち。屯が壊されてるとか言う話だけど、それってヌワンギがエルルゥを取られた腹癒せで壊してたんじゃないか?
 月夜に吠える白虎……これがヌキカタ様って話ね。
 どうでもいいけど、露骨にアイヌのコタンに流れ着いてきたシャモ(和人)の男って感じのデザインなんだけど……こういうアイヌ風の民俗デザインってナコルル以来の流行なのかねぇ。

週刊アニメ定点観察 Vol.488 (1/6)

2006年04月20日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/04/03~06/04/03

◎Fate/stay night
 (第13話)
 ライダーとの戦いで宝具エクスカリバーを使い、魔力を消耗し尽くして眠るセイバー。マスターの士郎から魔力を得られない以上、セイバーが戦い続けるにはライダーがやってたように他人を犠牲にして魔力を集めるしかないと言う凛。
 ここで普通の作品なら士郎が魔力を与えられるようになればいいって特訓が始まるわけだけど、そういう方向に行かずに、他人から魔力を奪う方向で悩んでる士郎。もちろん高潔なセイバーがそんなこと承諾するとは思えないから、実行するなら霊呪を使って言うことを聞かせるしかないわけだけど……

 セイバーが眠るそばでうと寝した士郎の意識に流れ込むセイバーの過去。エクスカリバーなんぞ持ってるからアーサー王か円卓の騎士の関係者かと思ったら、アーサー王本人だったってかい。というか、アーサー王って女だったのか?
 アーサー王と言えば日本では聖徳太子と同じ時代の人物のはずだけど、片や剣と魔法の世界の神話世界の住人で、片や事跡も明らかで直筆とされる文献も残ってる実在の歴史上の人物とは、えらい違いだね。ま、そんなこと言えば、アレクサンダー大王の時代の日本はどうだったかとかいう話になるけど……
 いや、ま、所詮はエロゲの世界の住人の話。牛若丸が女だったとか沖田総司が女だったとか何でもありの世界だから、いまさらアーサー王が女だったってたいした事件でもないだろうけど……
 そういえばライダーはペガサスを使ってたからその関係のギリシア神話の世界のキャラかと思ったら、どうもメデューサ(ゴルゴン)だったみたいね。サングラスで目を隠してたのはそのせいか。しかし、そうだったらセイバーとまともにやりあって負ける前にサングラスをはずして相手に目を見せさせて石にしてしまえば良かったと思うんだけど……サーバントになったら生前の妖術は使えないのか? それとも英霊には無効なのか? 英霊に効かないだけなら士郎の方を石にしてしまうって手もあったはずだけど……

 セイバーの魔力回復のことを考えあぐねてのこのこ出掛けた士郎。目の前にやってきたイリヤにまったく油断しきって、金縛りに遭って捕虜になってるとは間抜けすぎ。やっぱしライダーと戦ってたビルに潜んでたのはバーサーカーだったみたいだけど、こいつら、ライダーが敗れて逃げてきた慎二を始末したってか。凶悪だね。
 サーバントを失ったマスターなんて放っておいても……って気がするけど、そうしたらマスターを失った別のサーバントと契約して復活してくる可能性があるから、元を断つためには殺すしかないってか。ま、所詮、慎二に罪の償いをさせようとしていた士郎は甘いって話になるんだろうけど……
 士郎が帰って来ないから敵に捕まったのではないかと、体力も回復してないのに探し回ろうとするセイバー。見かねて凛とアーチャーも同行してるけど、一方で士郎を捕縛したままセイバー抹殺に出掛けたイリヤ。先に士郎を始末した方がって気がするけど、そんなことしたらセイバーがもっと魔力を自由に扱えるマスターと再契約して復活してくる可能性があるから、へたれの士郎のサーバントで魔力が回復できないうちに叩いてしまおうって話だな。

◎妖逆門(新)
 (第1話)
 サンデー読むとき飛ばしてるくらいだからパス。
 でも1話の内容はサンデーの連載とは違うからちょっと関心が引いたけど、2話以降は同じ方向で収束するみたいだから見続けてもしょうがないか。

◎タクティカルロア(終)
 (第13話)
 ノイントテーゼの説明だけど、どう考えても単なるこじ付けで理論も破綻してるし、まともに取り合うような学説ではないわな。カオスを導くための結論先にありきって作りがミエミエだし……もうちょっとまともな理論は考えられなかったのか?
 前回の復讐戦ということで、例の潜水艦と再びまみえるパスカルメイジだけど、潜水艦側が哨戒機からほとんど丸見えという地の利もあってか、今度はパスカルメイジの勝ちってか。そのままロア発生装置を破壊してお終いかい。ナクリマ政権もそれで引っ込むとは意外と情けないね。
 それから半年。阿古屋暦は例のテロリスト2人に証拠隠滅のために殺されたって……悲惨ね。というか、これじゃ何のためのノイントテーゼだったかもわからずに意味不明じゃないかい。要するに単なるハッタリだから後に引かないようにキャラを殺してお終いにしただけなのね。
 そう言えば阿古屋姉妹の復讐とかいうのはどうなったんだ? 八重島で何があったかも語られてないし、例のハッキング少年も前の洋衛軍との戦いでOSをハッキングしただけで終わってるし……なんか伏線だけは張り巡らせて置いて、結局、阿古屋暦を殺しただけで、全部置き去りにされてしまったって感じだね。
 出向願いが受理されてハーレム環境に戻ってくる凪宮……良い御身分だね。つまづいてこける凪宮とさんご……いったいいつの時代のアニメですか。で、七波との関係はうやむやのまま。これの前の番組ではっきり兄妹で結婚する話を堂々とやってるんだから、中途半端なことしてももどかしいだけなのにね。

 はっきりいって、全体的にお粗末過ぎる作品ね。ま、80年代ぐらいだったらこんな作品でも受け入れられただろうけど、今となってはどんなセンスの人間が作ってるのか顔を見てやりたいくらいアナクロな感覚の作品としか言いようが無い。ま、護衛艦の戦闘シーンは(緊迫感が欠けるとか、あんな反応速度で迎撃が間に合うのかとかいう問題は多々あるけど)それなりに描けてるけど、それ以外の部分がどうしようもなく最低レベル。
 護衛艦を舞台にハーレムアニメを作りたかったとかいう話にしても、そっちの方が物凄くセンスを疑いたくなるような作り。それをやるならせめてキャラ設定を今風にでも作ってくれって感じ。ハーレムアニメというよりは『うる星やつら』以前のドタバタラブコメにすらなってないし、キャラのセンスは70年代の『かぼちゃワイン』あたりまで遡ってるな。
 それでもノイントテーゼだけでもまともに描いたならそれなりの評価は下せたんだろうけど、それを単に適当な理由付けで最後はポイじゃ話にもならない。もうどうしようもなく「駄作」以外の言い方は無いね。いや、今の時代にこういうものを金をかけて本気で作ったということが驚異以外の何者でもないな。

◎涼宮ハルヒの憂鬱(新)
 (第1話)
 いきなし『朝比奈ミクルの冒険』で来たかいっ! これ、確か文化祭用の映画だったよな。ハルヒが映画の中でCM流すからといって電器店から巻き上げたビデオカメラをキョンが撮影させられてるというお話……素人映画というのを前面にさらけ出してるのはともかく、いきなしこの主題歌かいっ! おもいっきし音痴に歌わされてる後藤邑子も大変だね。
 しかし、周囲の赤の他人にセリフを棒読みさせてるか…… それにしてもバニー姿はともかく、ちゃんと走ってるシーンで胸を揺らせさせるか。
 計画性も無くいかにも行き当たりばったりで撮影したシーンだけど、NGのみくるビーム(本物)のカットもちゃんと入ってるのね。いちいちナレーションでフォローさせられてるキョンも大変だね。
 模型店のCM……ここは何をせしめたのかと思ったら、モデルガンだったか。
 最終決戦、みくるがジャンプするシーン、ちゃんとパンツを撮ってるか。この辺の光線の合成、辛うじて長門が手助けして知らない間に入れておいたものだな。これ、撮影完了が上映の前日で、一晩で編集しろとキョンが押し付けられたものだから、本当なら合成なんて入ってる余裕無いんだけど。
 猫の声が緒方賢一……『きまぐれオレンジ★ロード』のジンゴロを思い出すなぁ。
 EDのハルヒの断りセリフは、あれを言わないと映画の設定が現実化してしまう可能性があるから、キョンが無理やり言わせたセリフなんだな。
 しかし、ハルヒよ。おまえ、こんな出来の映画で満足できるのか? それにしても監督だから映画中は全然出番が無かったのに、終わったとたんにすべてを支配してしまってるテンションの高さ……ああ、まさに涼宮ハルヒだな。
 どうでもいいけど、原作読んでないとまったく理解不能な第1話って……

 この第1話が凄いのは、原作が単に映画を作ってる話であって、撮影光景は描かれてても完成された映画のストーリーが書かれてるわけでもないのに、あの原作で出来た映画ならこうだろうと言うのを作り上げてしまったことだな。しかも、映画から逆に原作の撮影光景が思い出されるという……
 それこそ原作を知らないとどこが凄いのかが全然わからないというのも……途中からみくるがカラーコンタクト付けてたり、最後でハルヒがこの映画がフィクションであることを2回も言わされてたり……
 ところでこれの裏バージョン(つまり、原作通りの映画を撮影する話)はやるのかなぁ?

◎Angel Heart
 (第25話)
 居眠り運転で幼稚園のバスにぶつかりそうな車を、タイヤを撃ち抜いて進路を変えさせた香瑩……はいいけど、なんか性格変わってないか?
 それを見ていた板前の男、極道の弟と自分を殺してくれと依頼してくるけど……端っから殺人の依頼は受けないという香瑩に対し、松竹梅に死ぬまでの時間も合わせたコースを提示してるリョウ。こういうのは具体的な話を出せばビビって思い止まるというリョウだけど、相手は本気みたい。しかし、死ぬまで1日以上苦しんでから死ぬコースってのは嫌だねぇ。
 とりあえず殺す相手である弟のことを調べ始めたら、この弟も本当は家族思いだったって話。極道になったのは手っ取り早く金を稼いで両親を楽させてあげたいと思ったかららしいんだけど、そのことが誤解を生みまくってるって話ね。
 そんなこととは知らない兄は、死ぬ前に常連客にサービスしようと95円均一なんて始めてるけど……物凄く真面目な人だね。だからこそ極道で評判のよくない弟を兄として許せないんだろうけど。
 弟の本当のことを知ったら兄も考え直すだろうと思ったら、弟は親分筋から麻薬密輸の濡れ衣を着せられて命を狙われてるってか。ま、リョウの言うとおり、ようやくシティーハンターらしい事件になってきたみたいだけど……

週刊アニメ定点観察 Vol.487 (4/4)

2006年04月11日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/04/02~06/04/02

◎交響詩篇エウレカセブン(終)
 (第49話)
 いきなし変化を見せてる絶望病の患者たち。デブリと化して落下する軌道上のマイクロウェーブ兵器。司令クラスタを破壊されたコーラリアンの仕返しかい。
 穴から飛び込み、スカブコーラルに止めを誘うとしているデューイ。世界中に抗体コーラリアンが現れるだろうけど、1246秒耐え抜けば自分たちの勝利だって……その1246秒の間に世界中は阿鼻叫喚の地獄図になるだろうに。
 ニルヴァーシュに向かって爆撃を開始するデューイ。そうか、司令クラスタの破壊された今となってはニルヴァーシュがスカブコーラルの中枢みたいなものなんだな。で、そこに追撃してきた月光号。
 デューイの銀河号に乗り込んで戦おうとするホランドの援護に主砲を撃って支援しようとするタルホだけど、銀河号には新型のバリアが……なんかレッドノアとΝ-ノーチラス号の戦いだな。
 ニルヴァーシュとともに新たな司令クラスタとなってスカブコーラルを止めようと決意したレントンたちに、決死の覚悟で銀河号に飛び込むホランド。内部から破壊されて大破した銀河号から部下を退避させて1人残るデューイ。
 潔くホランドと1対1で最後の対決かと思ったら……こいつ、自分の命と引き換えに、スカブコーラルも人類もすべての生命を破壊して、地球を0からやり直させるつもりだったってか。凶悪ね。
 デューイが命を絶った途端、突然に変化を来たしてるアネモネとエウレカ……

 (第50話)
 デューイがエウレカとアネモネの首輪に仕込んでた自壊プログラムだけど、エウレカが司令クラスタになるのを拒んでるために、件の限界がまだ起こってないってか。そこで、エウレカの意識があるうちに破局を阻止しようとする月光号。
 しかし、その前に立ちはだかるのは抗体コーラリアンの大群。レントンの意思に反応して進化を遂げたニルヴァーシュ。ビーム兵器の照射で四周の抗体コーラリアンを一閃で殲滅……ガンバスターのバスタービームかいっ!
 エウレカと再会したレントン。その姿を見て悟りを開いたとか言ってるニルヴァーシュ。結局、コーラリアンたちが地球を離れていって件の限界を回避したってかい。
 1年後、ジジイのところに居ついてるガキたちだけど……おいおい、レントンたちがまだ帰ってないって……いったいどこで何をやってるんだか。まさか文字通り一つになって病みつきになってやりまくってるんじゃ……
 で、結局、絶望病はどうなったんだ?

◎牙-KIBA-(新)
 (第1話)
 何かこの世界に違和感を感じて、暴れて問題児になってる主人公。で、いきなし異世界に召喚されて……って展開だけど、どこをどうみたら面白く見れるのかよくわからない駄作だね。

◎ふたりはプリキュア Splash Star
 (第9話)
 先生より教室入るのが早かったからってセーフかどうかって……厳密に言えばチャイムが鳴った時点で教室にいないとダメだろうし、出欠取るのに間に合ったらOKという話もあるけど……(代返でOKとかはさすがに中学じゃ使えないわな)
 そんな咲に最近遅刻気味だと注意してるクラス委員の安藤さん。問題児のいるクラスは何かと大変ね。で、もう1人のクラス委員の宮迫は使い物にならないダメ男くんみたいだし……
 そんな安藤さんが図書館でガキたちに朗読をしてやってるんだけど、その中の1人が引っ越しちゃうとかいうんで舞や咲と一緒に急遽人形劇をやることに。しかし、時間が無くて準備の人手が足りないと付き合わされてる宮迫……哀れね。
 なんか荷物運びまで引っ張り出されたと思ったら、今度は舞と咲が全然来ないからって安藤さんと二人で人形劇をやる羽目に……災難だね。ま、劇をやり通したことで本人も少しは自信が出来て来たみたいだけど。
 しかし、舞と咲はいったい何してたかと思ったら……人形劇のキャラをかたどった特製パンってかい。

◎おねがいマイメロディ ~くるくるシャッフル!~(新)
 (第1話)
 とりあえずOPとEDをチェックだけした。

《おまけ》
◎帰ってきたウルトラマン(再)
 (第49話)
 隕石の落下現場の偵察中にいきなしビームを浴びて凍ってしまった岸田のマットジャイロ……はいいけど、なんで凍り付けで停止したマットジャイロがそのまま空に浮かんでるんだ? おまけにこのマットジャイロ、南のマットアローと同じ速度で飛んでなかったか? どう考えてもマットアローの方が何倍も速度が速いと思うんだけど……
 南のマットアローも連絡を絶ち、画面に現れてない上野と丘も連絡途絶。やむなく自ら出動した伊吹隊長も同じ目に……
 MAT隊員を次々に捕獲してる宇宙人だけど、本当の狙いは郷だったって話。しかし、郷は休暇中で次郎たちと外出中だったとはマヌケね。
 子供を1人残して坂道に停車中の車。ブレーキが緩んで坂道を転がり始めてるって展開に、追いかける郷。しかし、車はどんどん加速してとても追い付けないと思ったら……いきなし横から飛び出してきて車に乗り込み、子供を助け出してる怪しげな男。男は好戦的なミステラー星人だけど、自分は地球と地球人が好きてこっそり隠れ住んでるという話。それを信じて見逃してる郷だけど……
 それを見ていたミステラー星人の戦闘隊長。ミステラー星を脱走してきた男に別の星との戦争に地球人を連れて行って戦わせようとしてるからって、男の娘を人質にウルトラマンを捕獲しろと要求。やむなく応じるミステラー星人。
 操られた上野と丘が娘をさらおうとしてるところに通り掛った郷。様子が変な2人を気絶させ本部に連れ帰るけど、そこにミステラー星人からの挑戦状が……
 人質にとられた次郎たちを助けに挑戦に応じた郷。そのままミステラー星人と戦うのかと思ったら、娘が現れてミステラー星人に戦う理由はなくなり、次郎たちを解放……って、そんな甘い展開で良いのか?
 そこに巨大化して現れたミステラー星の隊長。それと戦うために巨大化してるミステラー星人……しかし、前のめりにこけたら無意味にとんがった口を真っ先に地面に打って痛がってるって……難儀なデザインの宇宙人だね。ま、その口に砲を仕込んであるみたいだけど……
 ミステラー星人を倒しトドメを刺そうとしてるミステラー隊長に変身するウルトラマン。隊長はMATを操ってウルトラマンを攻撃させるけど、ウルトラマンにやられて湖に転倒。とても勝ち目がないと思ったのか、宇宙船を出して逃げようとしてるけど、なぜかコントロールの解けたMATの攻撃を受けてやられてるとは、マヌケね。
 ま、戦況を判断して逃げようとしたのはともかく、さして致命傷を負ったとも思えないのにいきなしMATのコントロールが解けてるのが謎ね。ミステラー隊長は気でも動転していたのか? そりゃ細かい指示は手元から出せた方が便利だろうけど、コントロールの本体は宇宙船でやるだろ、ふつう。
 捕らわれる前と機体の登場メンバーが違うのに気にしてないMATの連中も……さては操られてた間も意識はあったのか?

◎ウルトラマンマックス(終)
 (第40話)
 ただの総集編かい。
 しかし、あれからマックス抜きで自分たちの力だけで平和を勝ち取ったって……デノスのバーサークシステムによって文明が破壊されたのを機会に、地球の環境破壊を克服したら、そりゃ地球内部から現れる天敵としての怪獣はいなくなるだろうけど……よその星から侵略に来る宇宙人なんてそんなの関係ないだろ。侵略宇宙人の星を先手を打って叩いて回ったってわけでもあるまいに。
 しかし、50年後に旅立とうとしてる銀河って、サドン星人が天蓋で隠してた本当の宇宙とかいうわけでもないんだろうな。
 しかし、平和を勝ち取ったとか言ってる割には50年後もDASHは解散してないみたいだし……矛盾だらけって気がするけどねぇ。

◎牙狼(GARO)(終)
 (第25話)
 モノトーンで白いからよくわからないんだけど、敵の巨大女、乳をさらした半裸状態……ガキ向けの特撮番組じゃとても見れない光景ね。
 結局、魔戒騎士のにーちゃんは北の管轄に転任になって、画家のねーちゃんとは離れ離れ。いや、2人を別れさせるにしてはあんまし理由になってないような気がするんだけど、いったい何をやりたかった作品なんだろ?
 しかし、北の管轄だからっていきなし雪の中だけど……魔戒騎士の管轄のエリアって、どれだけの広さがあるんだ?

◎仮面ライダーカブト
 (第10話)
 素直に負けを認めて天道に麻婆豆腐を作って去っていく矢車。代わりにザビーになった加賀美。ザビーになったら一気にシャドウの隊長ってかい。大雑把な組織だね。
 ザビーになった途端、本部からカブト抹殺の命令を受けて悩んでる加賀美。そんな加賀美の悩みを取るに足らないことのように言ってる天道だけど……
 どうでもいいけど、最近の仮面ライダーってゴキブリ怪人が好きだねぇ。確かにキャストオフしてクロックアップするまでの隙を突かれたら、このライダーシステムの欠点だね。ま、変身直後のアーマーはその弱点をカバーするためにあるんだろうから、アーマー状態でキャストオフからクロックアップするまでの時間稼ぎできるような戦い方をするのが本当だな。
「友情とは、友の心が青臭い」ってかい。
 何か、特撮迷語録ベスト10に残りそうなセリフだな。
 目の前のカブトを倒したザビー。さらに変身の解けた天道を始末することを求められてるけど……自らザビーの力を放棄するかい。ま、加賀美らしいといえば加賀美らしいけどね。なんかザビーって『555』のデルタみたいに呪われた存在になってる感じだね。
 おいおい、加賀美の父親ってゼクトの偉いさんかい。

週刊アニメ定点観察 Vol.487 (3/4)

2006年04月11日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/03/31~06/04/01

◎金色のガッシュベル!!(終)
 (第150話)
 意外とあっさり破れてるゼオン。最終回の半分ぐらいは粘るかと思ったら、冒頭のOP前に退場かい。しかし、ファウードのコントローラーを破壊して行くって……最後まで卑劣なヤツだな。ま、そんなヤツだからバオウは授けられなかったんだろうけど……
 で、暴走したファウードをどうやって止めるかって話なんだけど、よくある「敵味方に関わらずみんな協力して」とかいう展開じゃなく、金色に変わったガッシュのバオウザケルガの一撃にすべてを賭けるってか。
 その前にガッシュと清麿以外、総員退避……やっぱしバリーってキースを倒すだけの役割だったのね。
 一直線に町に向かってるファウード。一人迷って取り残されてる鈴芽……そういや、そんな展開になってたけど……これ考えたときは打ち切りは想定してなかったんだろうね。迫ってくるファウードの姿を見てパニくってるけど、結局それだけ。いったい何しに残ってたのか意味不明。
 ファウードにいる2人が陸地に人影を発見してるから、てっきり鈴芽のことかと思ったら……ここで登場かいっ!<シェリー&ブラゴ。もう出番無いかと思ってたぞ。
 上陸目前のファウードを転ばせ、後を清麿&ガッシュに託して去っていく2人……究極の助っ人キャラだな。トリチウムを満載してアクエリアスから出発したところをディンギル艦隊に包囲されて絶体絶命のヤマトのピンチを救ってるデスラー総統並みの扱いね。
 立ち上がろうとするファウードに全力のバオウザケルガを叩き込むガッシュと清麿。敗れて魔界に戻っていくファウード……それを見届けて倒れる清麿。原作の清麿死亡の展開をここに持ってきたのかと思ったけど、ただ心の力を使い果たして眠ってるだけかい。

 原作に追いついてしまったし、ちょうど番組改編でキリの良い時期だからって感じでの終了なんだろうけど、王を決める魔物の戦いはまだ終わってないのに、残念だね。ま、ラストのシェリー&ブラゴとの戦いが最後の決戦ってイメージなんだろうけど、そこまで行くには少なくともバリーとは戦わなければいけないし……
 さて、原作の方はまだ清麿が復活してないし、どうなることやら。

◎ケロロ軍曹
 (第103話)
 このOP、けっこう細かく作りこんでるね。今週で終わりだろうけど……
 自分が地球を壊したらガルル小隊のペコポン侵略も失敗するだろうってハッタリかましてる冬樹だけど、そんなの通用する相手でもなく……
 自分は大尉だと言ってケロボールの引渡しを要求してるケロロ……おいおい、いったい何階級特進したんじゃいっ! 何でガルルより上なのかもわからんね。
 でも、冬樹の声が届いて洗脳が解けて、軍曹に逆戻りかいっ!
「総員、適当にやるであります」
 水底から復活のギロロ……某人型最終決戦兵器の弐号機かいっ!
 敵の操作で動き出した機動兵器……デビルガンダム四天王って感じだな。ま、クルルのハッキングでその兵器は逆に操縦者を攻撃してるけど……
 ケロロ小隊の反撃で全員やられると、あっさり負けを認めて去っていくガルル……おいおい、最初からケロロ小隊の実力を確かめるのが目的だったってかいっ! しかし、ケロロのやってることってどう考えてもペコポン侵略じゃないと思うんだけど、それで良いのか?
 惑星麻酔で時間が止まったままの町の被害を修復していくケロロたち……なんか大変だね。おまいらペコポン侵略しに来たんじゃなかったのか?
 しかし、惑星麻酔というからには止まってるのは地球上の時間だけなんだろうけど……そしたら天体の位置とかが時間分ずれてて、天文台とかは大変だろうねぇ。

◎アニメ魂
 LEMON ANGEL PROJECT(終)
 (第13話)
 第1期レモンエンジェルを自分と唯の才能の結晶だという氷室。唯の目指した歌を歌えるのは完璧なプログラムしか存在しなかったと言い、世間に受け入れられたのがその証拠だと言ってるけど……そこに現れてプログラムにはできない、人間にしか出来ないことがあると言う智。
 それは喜怒哀楽を表現し、メンバーが元気を分け合うこと。その言葉に唯のことを思い出して泣き崩れる美希。
 第1期レモンエンジェルの復活ステージ……はいいけど、CGのホログラムにステージライトを浴びせたら見えなくなるだろ、ふつう。しかし、これだけCGにしか出来ないことやったら、第1期は作り物だったと完全にバレルだろ。
 智と美希が不在で4人しかいない第2期メンバー。ステージに立つや否やブーイングの嵐だけど……ボーカルが始まると同時に登場した智と美希。ギリギリ間に合って何とか挽回した第2期。そのままデビューイベントは成功するかと思ったら……それを妨害しようとシステムダウンさせる工藤。
 闇に包まれるステージの中から沸き起こる観客たちの手拍子。それに応えてアカペラで歌いだす智。つられていく美希と他の4人……
 暗闇の中で盛り上がる会場に、独断でシステムを復活させるADのにーちゃん。止めさせようとする工藤だけど、それを抑える氷室。そこにはプログラムの第1期には出来なかった音が出来上がっていたってか……
 デビューイベントにして伝説を作り上げてしまった第2期レモンエンジェル。さっそく人気で仕事も多くて大変みたいだけど……

 アイドルユニットのデビュー物としては傑作と言って良いくらい作品内容が充実していて、ほとんど文句のつけようが無いレベルだったね。
 ただ、これが何で「レモンエンジェル」なのかが全くわからないんだけど……そんなイロモノの名前使うぐらいならもっと別の新しい名前で作った方が良いと思うんだけどねぇ……別に現実に新生レモンエンジェルがあってそれとタイアップしてるとかいうんならわからなくも無いけどね。どうせ「レモンエンジェル」の名前を使うなら、第1期は昔のレモンエンジェルそのままをモデルにして作るとか言う手もあっただろうし……
 いくら取り繕っても「レモンエンジェル」なんて所詮は『くりぃむレモン』から派生したイロモノ企画って歴史が拭えるわけでもなかろうに。
 あと、デビューして終わりというのも物足りないね。その先の物語もぜひとも見続けたいなぁ。

◎パピヨンローゼ New Season
 (第4話)
 巨大三つ首怪獣はいいけど、屈斜路湖のクッシーと池田湖のイッシーはともかく、本栖湖のモッシーって……だいたい池田湖にはヤマト聖獣のモスラがいるんじゃないのか?
 で、ローゼを地下の瓦礫に閉じ込めたのはいいけど、残りの2人にやられて分離された3匹の姿がドラッドみたいなのは気のせいか?
 どうでもいいけど、公衆浴場でスク水姿で客に垢すりしてるヒロインたちって……いったいどんな作品じゃいっ!
 虎影の正体を知り、光のことを知ったつぼみ。ショック療養で落ち込むつぼみを元気付けようと新宿に来たのはいいけど、前の戦いで死んだ4人目のパピヨン戦士ダリアのことを思い出させられて余計に落ち込まされてるとは薮蛇だね。おまけに敵にダリアのことを話してしまってるアンヌ……
 まさか、次はユーマとダリアを融合させるとかしてくるんじゃないだろうな。

◎ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!(新)
 (第1話)
 ロイヤルワンダー学園に入学することになった晴雨姉妹。ふしぎ星って隔絶された世界かと思ってたら、そういうわけじゃないのね。でも、前作では外部の星と行き来があるようには思えなかったんだけど……
 学園行きの列車……おや、こんなとこまで銀河鉄道が走ってるのか? で、必ず遅刻するものがいるから臨時列車がすぐ出るって……
 学園に着くや否や名刺を配りまくってる晴雨姉妹。いったいどこの世界に名刺を配るプリンセスがいるんじゃい。
 しかし、なんか変な校則でがんじがらめの学園みたいだけど……生徒会長のシフォンってのはとくに悪くは無いみたいだけど、問題は副会長のトーマかい。
 今まで誰も鳴らしたことの無いソレイユベル。当然自分が鳴らすものだと信じてるエリザベータだけど、そんなに世間が甘いわけではなく……そこに遅刻してやってきた晴雨姉妹。教頭に退学させられそうなノーチェを助けようとして、ソレイユベルに選ばれてユニバーサルプリンセスになってるけど……
 しかし、ふしぎ星のプリンス、プリンセスが揃って学園に入学してるけど、こいつら年齢同じなのか? いや、エリザベータのあの声も、とても同じ年齢とは思えんけど……
 しかし……EDはフィンガー5かい。

◎BLOOD+
 (第25話)
 動物園にやってきた真央と岡村だけど、時すでに遅く、カイたちとはすれ違い。そこにある大量の出血の跡を見て騒いでる真央だけど……
 おや、ジョエルだけじゃなくデヴィッドも代々襲名なのか。
 リクの容態は依然変わらず。その血液を検査して、生物のDNAには無い第5の塩基を発見してるジュリアだけど……翼手や小夜のDNAならこいつら何度でも調べてるだろうけど、これまでには発見されてないのか?
 ジュリアの上司のコリンズ教授のところに電話を掛けて来てるアルジャーノ。例のアイスランドの遺伝子研究所を乗っ取ったというのはこいつかい。コリンズが「赤い盾」のメンバーと知って接触してきたのか、単なる偶然なのか、さて。
 小夜が記憶を自分で取り戻すためにあえて何も教えなかったからリクまで犠牲にしたことをわび、新しい日本刀を授けるデヴィッド。その束の根元にはジョージの血の結晶が……「赤い盾」のメンバーはみんな自分の誓いを忘れないために血の結晶を持ってるってかい。これって小夜をこれまでのように自分たちに手を貸す翼手の協力者としてではなく、仲間として認めたってわけか?
 アルジャーノにパリに誘われてるコリンズ。ゴールドスミスが例の製薬会社のスポンサーだと気付いてパリに戻ろうとする岡村。何か次はパリで何か進展がありそうね。
 そして、体調が回復し、目覚めたリク……

◎妖怪人間ベム(新)
 (第1話)
 もっとおどろおどろしい雰囲気で作った方が良いと思うんだけど……OPの作り方が何か『金田一少年の事件簿』みたいだと思ったら、そっちのスタッフかい。しかし、キャラの名前を主題歌に盛り込んだら良いってわけじゃないだろ。
 テレビゲームをしてるベロに、不動産屋で借家を探してるベラ……なんか微妙に違和感あるね。雲英とかいう女の子の顔がやけに表情ついてるのも今時のアニメキャラじゃないな。
 人間の口から寄生してる妖怪。よくあるホラー映画のパターンかと思ったら、この妖怪、成長が早過ぎ。あっという間に巨大化して、地下鉄の車両を1編成分丸呑みしてるし……その割にはベロたちを追ってる姿がスリムなんだけど……なんで、こいつ、これだけ巨大化しておいてベロと雲英を執拗に追ってるんだ? 人間を食うならもっと人通りの多い場所に行けばよいだろうに。
 妖怪が倒された後でやってきて3人を犯人扱いしてる警察もねぇ……

◎格闘美神 武龍 REBIRTH(新)
 (第1話)
 何か新シリーズが始まってヤンキーのねーちゃんみたいなのが弟子入りしてるけど……やっぱし見続けるには辛いものがあるね。

◎BLACK CAT
 (第22話)
 逃げ損ねてエデンに取り込まれてるティム。それを助けるためにトレインたちに合流してるリオン。さらにそこにやってきたキョウコとシャルデン。向こうも向こうだけど、こっちももうクロノスとか星の使徒とかごっちゃ混ぜだな。しかし、自分の近況を語ろうとして誰にも聞いてもらえないシャルデン……哀れね。
 イヴの好みでエデンを引き付けようと思い付いたのが花火。花火を持ち出すために1人カシミールの町に引き返してるリオンだけど……しかし、好みも何も、イヴが花火を見たのって、あのサヤが死んだ晩に1回見ただけだろうに。
「たまや~~」
 見事に反応してるイヴ。他に楽しみ無かったんかい。
 慌てて進路を修正しようとしてる敵の連中だけど……こいつらはエデンに取り込まれてるってわけじゃないのね。
 で、エデンに取り付いてるトレインたち……雨で人間を取り込んでる状態じゃなけりゃ、エデンそのものに取り付くのは問題じゃないってか。しかし、取り込んだ人間の生命エネルギーを使って攻撃してるドクター……凶悪だね。

週刊アニメ定点観察 Vol.487 (2/4)

2006年04月11日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/03/29~06/03/30

◎かしまし ~ガール・ミーツ・ガール~(終)
 (第12話)
 1話と同じように山に登ってるはずむ。とまりのことを回想してるのはいいけど……おまい、ガキの頃から女装させられてたんかい。
 園芸部の菜園でとまりと出会ったはずむ。話があるっていうとまりだけど……結局、はずむはやす菜を選んだってかい。だからってやす菜が救われるとは限らないだろうに。
 最後に1日遊んでる2人……でも、それで諦められるのか?
 何か家を出て行くやす菜。ま、この状態じゃ社会生活も何も無いだろうから、どこかの施設で療養するしか無さそうだけどね。
 案の定、夕暮れの河原で爆発してるとまりだけど……はずむは黙って去っていくとまりを見送るしか無いわな。
 町の雑踏の中、誰一人認識することが出来ないやす菜……シュールだね。そこに現れたはずむ。それで景色を取り戻したって……あまりにも安易過ぎ。
 それを観察しながら、光の涙を降らせて去っていくジャン・プウ……生体端末にも愛が宿るってか。
 しかし、結局、やす菜って男も見えるようになったのか? それとも女しか見えないのは変わらずとか……はずむしか見えないとかだったらあんまり変わらんように思うけど……

◎ガンパレード・オーケストラ
 (第23話)
 一週間後に全島避難って……幻獣が来てるわけでもないのに、逆に幻獣が迫ってる本土に避難しろってか。ま、島で自給自足できるなら放置しといて良いんだろうけど、そういうわけでもないんだろうね。
 夏休み最後の補習って……炎天下で島内一周マラソンって、現実の今の日本でやったら教師がクビになるぞ。
 なんか意外と真面目に走ってる一堂だけど……まったく戦時中という緊迫感がない連中だな。
 おや、石塚と永野って振武台の頃から一緒だったのか。しかし、熊本撤退戦が大晦日って……まだ半年前の話。青森の連中の話と同時ぐらいだったのか?(青森の話は途中でクリスマスがあったけど、新年は迎えたかな?)
 目当ての宝を見付けた感じの船長……いったい何を探してたんだ? 酸素がないからって今日は引き上げてるけど、明日は全島避難で宝探しどころじゃないだろ。
 石塚と永野の戦いは、結局また石塚の勝ちってか。石塚が前線を退いて左遷に甘んじてたのって、これまで部隊の全滅が続いて、これ以上部下が死んでいくのを見たくなかったからってか。しかし、それは単なる逃避に過ぎないだろ。
 で、この期に及んでいきなし幻獣出現ってかい。

◎あまえないでよっ!!喝!!(終)
 (第12話)
 逸剛の前で脱いで迫ってる一希。逸剛の浄化の力があれば自分が陰の気から解放されるって話だけど……
 誘惑に負けて阿頼耶識を発動してしまった逸剛。
「空が3で、霊が7だ」
 『トップをねらえ!』か何かかいっ!
 一希の思惑を外れて阿頼耶識に支配された逸剛。いつものエロリバウンドってわけでもないみたいだけど……結局、逸剛の力をちゃんと引き出せるのは千歳だけって話かい。
 逸剛の浄化の光に包まれて、そのまま成仏しちゃいそうな一希だけど、千歳に助けられてるけど……それで陰の気を克服できたってわけじゃないんだろうな。しかし、どうでもいいけど、一瞬で銀河を超えて宇宙を貫いてる浄化の光だけど……いったい光速の何倍の速さの光なんだ?
 田舎に戻って修行をやり直すって去っていった一希だけど、また新しい弟子を入れたといってるおっさん。何を考えてるんだか……

◎ポケットモンスター アドバンスジェネレーション
 (第179話)
 ジム戦のやり直しだったら、1ヶ月ほど弱点を克服しに特訓してから再挑戦なのに、バトルフロンティアは翌日に再挑戦かい。
 しかし、相変わらずサトシの攻撃は単調だな。挑戦者にはポケモンのチェンジが認められてるんだから、疲れてダウンするまで同じポケモンを使い続けるなよ。そりゃフロンティアブレインとあえて同じ条件で戦うってのも意味あるだろうけど、相手には1回負けてるんだから、そりゃちょっと傲慢って気がするぞ。
 おや、リラの声ってミラクルボイス、木村亜希子だったか……

◎かりん
 (第19話)
 別に不幸の気が高まってるわけじゃないのに、このところ増血の頻度が高くなってる感じの果林。やっぱし、相手への感情にも関係してるのかねぇ。
 しかし、クリスマスを祝ってる吸血鬼一家って……ま、好みの血のかきいれ時なんだろうけどね。
 ジュリアンのケーキを2人だけで楽しんでる果林と杏樹。杏樹はともかく、増血に目覚めたからって味覚が失われるってことはないのか……
 おや、最近は平気で他人に増血してるのね。ま、まだ雨水に増血したことは無いんだろうけど……でも、それが問題って気がするぞ。
 何か異様に元気な雨水の母。まさか、また果林に増血されたのか? クリスマス特価で980円の電気ヒーター。さして電気製品がある家でもないのにたちまちブレーカーが飛んでるって、いったいどれだけの電気の契約してるんだ? 仕方なく、照明を消して温まってる親子……なんかしんみりする家族だな。
 父親のことを訊いてる雨水だけど……結局、どんな父親だったかよくわからんね。
 なんとか無事に雨水にプレゼントを渡せた果林。一方、ウィナーにプレゼントを渡そうとした麻希だけど、つまらない用事なら後にしてくれって言われてるとは悲惨ね。で、ウィナーの祖父が来たって話だけど、標的はマーカ一族……なんか急転して大展開って感じだけど……騒ぎ立てられて平和な日常が無くなったら、それでお終いだからねぇ。そりゃ追っ手を振り払って別の土地に逃げるってこともあるけど、そうなったら果林と雨水の恋なんて……って展開だからなぁ。
 『プリキュア』で日常の平和を守ろうとしてるってのはメチャクチャ安っぽくて戦いの理由にもなってない気がするんだけど、果林たちにとっては日常の平和というのは一度壊れたら取戻しが利かないって感じで、切実だからねぇ。

◎しにがみのバラッド。
 (第5話)
 夜の学校。幽霊の噂を聞いて肝試しがてらに忍び込もうとしてるガキたち。オバケの振りしてそれを追い払ってる宮崎エコだけど、衣装が針金に引っ掛かって抜けられないとはマヌケね。そこにやってきた公太にそれを助けられてるけど……クマさんパンツは見られたって話か。
 そこに現れたモモ……って、そういや公太って第1話に出てきたガキだな。
 ガキたちが宮崎先生の幽霊とか言ってたけど、その学校で教師をしていたエコの姉が死んだって話か……
 しかし、ガキたちはともかく、エコは何で学校に忍び込んでるのかと思ったら、姉の幽霊の悪評が出回ってるから、そうじゃないことを証明しようとしてるってかい。
 おいおい、「お姉ちゃんなんか私の前から消えてしまえばいい」って言ったその日に姉が死んだってかい。そりゃ、ずっと気になるわな。
 そんなエコの前に姿を現す姉……こっちもこっちで妹に嫌われていたのかってことが気になってたみたいね。しかし、モモのおかげで幽霊とか見えるようになった公太ってのも傍迷惑な話だな。

◎アニアニランド
 びんちょうタン
 (第8話)
 食事をし終わって茶碗を眺めてるびん。ずいぶんあちこち欠けてるけど……
 まだびんのことが気になってるクヌギたん。用務員の人に手配してびんとまた会おうとしてるみたいだけど……
 新しい茶碗を見てるけど、犬にコロッケを買ってやってお金が無いびん……茶碗なんか100円ショップでいくらでも売ってるのに……
 幼稚園のお遊戯のまねをして、むすんでひらいてをしてるびんだけど……なんか虚しいね。
 コロッケをやったおかげでついてきてしまった犬。2人で飼おうとしてるびんとちく。おいおい、食い扶持が大変だと思うぞ。しかし、匙が投げられたからサジって……そりゃ意味が違うと思うぞ。
 なんか学校で定期採用されたのはいいけど、学校にまで犬に来られたらねぇ……ま、おかげでびんとクヌギたんが仲良くなれたみたいだけど……
 しかし、2人の関係作るのにこれだけ話数を掛けてるって、物凄く堅実な作品だな。住んでる世界が違うから、そんなに簡単に付き合えないからねぇ。

 REC
 (第8話)
 いきなしアニメの主役の話……とか思ったら、いつぞやのエロゲがアニメ化って、よくある話ね。しかし、こいつ、エロゲの方は実名で出してたのか?
 ラジオでレギュラー番組も始まり、男の子役の仕事も順調。雑誌の取材も……って一気に売れっ子状態の赤。一方、松丸はカレー味の「は」の宣伝イメージもうまく作れずにスランプ状態って、悲惨ね。おまけにレストランでの食事を約束したのに、仕事の入った赤にはすっぽかされ、土砂降りには振られて悲惨だね。
 ま、そのことはさておき、赤と比べて自分が惨めだからって、そのことで赤に当たるのは最低だな。

◎ガラスの仮面(終)
 (第51話)
 月影によって明らかにされる『紅天女』。こえって南北朝時代の話だったのか。やっぱし場所は十津川とか、そっちの奥地あたりに紅天女の故郷はあるんだろうな。
 クライマックスはあえて明らかにせずに次世代の紅天女に託して終わり、姿を消してしまった月影。月影を探し回るマヤと亜弓だけど……
 マヤと亜弓の前で紅梅の谷へ続く吊橋に火を放ち、向こう側に駆け去ってる源三。ま、そこで月影と余生を暮らすって話で、すべてはもう2人に託したって話だけど……私有地でもあるまいに、紅梅の谷を勝手に私物化して良いのか?

 原作が未完だからこの辺で終わるしかないんだろうけど、もう永遠に最終的な結末なんて無いだろうから、終わりどころといえば終わりどころなんだろうね。

◎ノエイン もうひとりの君へ(終)
 (第24話)
 シャングリラのお化け兵器と戦ってるカラス。そこに現れて巨大化してるアトリ……人型最終決戦兵器だな。
 ノエインがハルカを取り込んだ途端、すべてが無に帰してるシャングリラ。同時に素粒子レベルが異常値を示し始めたマジックサークル。事態を把握できずに取り乱すだけの篠原……最初から覚悟も出来てないくせしていい加減なことやってきたやつは無様だね。
 すべての時空で選択されてしまったのは、悲しみと絶望に満たされたシャングリラの未来ってかい。すべての選択はハルカに委ねられたってか。
 崩壊が始まったラクリマ。混乱の中で再び地上に出て本当の世界を認識しようというアマミク。一方、トビもラクリマがシャングリラに飲み込まれないためにはレイズシミュレーターなどに頼らず、人が互いに自分達の目で認識しあうことが必要だって話……要するに、『かしまし』のやす菜の症状が世界全体に広がってしまったら存在を確立できなくなってしまうって話だな。

 (正しい世界)→(やす菜の世界)→(宇宙仁の世界)→(ラクリマ)

 難儀な世界だね。
 ウロボロスの輪からシャングリラのお化け兵器がゾロゾロ……函館壊滅ってか。懸命に防戦してるアトリだけど、こいつがこんなに頼りになるやつだとは思わなかったぞ。
 時空の重ね合わせが起こって、篠原に撃たれなかった郡山が現れたってか。結局、ラクリマのレイズシミュレーターとマジックサークルがシャングリラにシンクロして時空の収束に向かってたって話だから、それらを停止して、正しい世界を認識したら世界は元通りになるってか。
 しかし、カラスとユウに自分の方が幻だといわれたノエイン、悲惨だね。結局、誰も自分を認識してくれるものがいなくなってたことに気付いて、ノエイン自身が存在できなくなったって話かい。
 ま、ハルカの世界は元通りだけど、ラクリマがどうなったのかってのは気になるところだね。ま、ラクリマ自体が時空の歪みによるデコヒーレンス現象で誕生した世界だから、その歪みがなくなって時空が正常に戻ったら、ラクリマではないそれぞれの未来が無数に存在してるってことなんだろうね。
 しかし、ちゃんと撃たれなかった自分を認識してもらって良かったね<郡山……というか、裏では撃たれた世界というのも存在してるはずだから、単に世界の視点が入れ替わっただけで、現実は変わってないのかも知れないけど……
 結局、ユウは東京の中学校に行ったみたいだけど、その未来だけは変わらなかったのね。

 ま、視覚的にキャラクターデザインとかは馴染めないところが大きいけど、これだけ物語設定に引き込ましてくれた作品ってのも久しぶりだな。
 今年の星雲賞はくれてやってくれ>SFの偉い人。

週刊アニメ定点観察 Vol.487 (1/4)

2006年04月11日 | 週刊アニメ定点観察
期間:06/03/27~06/03/28

◎Fate/stay night
 (第12話)
 士郎にやられて逃げ帰り、荒れまくって世界を呪ってる慎二。凶悪だね。
 おや、大河って生きてたのか……
 再び結界を張る前に慎二を捕らえようと出掛けた士郎とセイバー。大掛かりな結界を張るなら人の多い新都だろうとビル街を探しまくってるけど、成果は無し。負傷が直らず、疲労で動けなくなった士郎を強引に休ませてるセイバー。公園のカップルを見て膝枕しようとしてるけど、その好意を受けることも出来ない士郎……まったくヘタレだね。
 その新都はかつて前回の聖杯戦争で焼けてしまい、士郎以外の住民が死に絶えてしまった因縁の土地。士郎が他人を犠牲にさせようとしないのはそのことと関係あるのかと訊いてるセイバー。
 夜になってライダーと遭遇したセイバー。壁を這って上に向かうライダーを追いかけて戦うセイバーだけど空中戦は苦手なようね……って、羽があるわけでもあるまいに普通はそうだろ。
 そのビルの屋上に慎二がいると判断してエレベーターで昇る士郎。しかし、エレベーターは途中止まり。飛び出して階段を駆け上ろうとする士郎を闇から見てるのはどうもバーサーカーっぽいんだけど、まさか慎二はイリアと手を組んだのか?
 屋上に達するや否やペガサスを召喚してるライダー。英霊でなく悪鬼の類だと言ってるセイバーだけど、それに対抗してアサシンの時みたいに気の流れを噴出させてるセイバー。その手に現れたのは黄金の剣、エクスカリバー……
 一撃でライダーは吹き飛んでしまい、燃え上がる慎二の魔本……って、これは100体の魔物の子の王を決める戦いだったのか?
 逃げる慎二を追いかけようとする知ろうだけど、力を使い果たして倒れてるセイバー。さすがにセイバーを置いて慎二を追えないわな。
 しかし、ここまでバーサーカーが出て来なかったところを見たら、手を組んでたわけではないみたいね。バーサーカーもライダーを狙って様子見してたってところか?

◎タクティカルロア
 (第12話)
 いきなし東ルース並びに周辺の東アジア防衛機構諸国に宣戦布告したナクロマ共和国……おいおい、いくらなんでも一介の小さな島国が無謀だろ。とか思ったけど、駐在外交員とか人質にして人口的にロアを発生させるって……テロを中心にした21世紀型の非対称戦争ってか。
 すべては阿古屋こよみの示したノイントテーゼに記された9番目の命題、カオスによる安寧によって世界を支配しようとしている企業連合体リディルの思惑通りってかい。
 ロアの発生に備えて全国民を避難させるための要請をしてきた東ルースの副大統領。結局、頼りはパスカルメイジとかの民間護衛艦だけってか。
 ナクロマの意図を知った七波はパスカルメイジでロア発生を阻止させることを勝手に決めてるけど……そういうのってハルニコ警備保障の上層部の判断に従わなくていいのか? ま、ロア発生阻止は名目上で、本当は阿古屋こよみへの復讐が目的なんだろうけど……そりゃ、あんたとターニャと阿古屋姉妹はそのためにパスカルメイジに乗ってるんだからそれで良いだろうけど、他のクルーにとっては迷惑な話だな。(特に作戦開始早々に非武装のカモメで哨戒任務に飛ばされる翼って悲惨だね)

◎Canvas2~虹色のスケッチ~(終)
 (第24話)
 見事にソロを歌い終えた菫。
「サンタさんは誰に奇跡を届けるのかな?」
 おまいが言えば重くなるからやめてくれ>朋子。
 次のクリスマスプレゼント引換券……おいおい、何か朋子にとっては酷なプレゼントだな。ま、その時までちゃんと生きてろって話だろうけど。
 浩樹のコートを抱いて逝っちゃってるエリス……これ以上はテレビじゃ無理ってか。
 朋子と別れたときから変だと思ってたら、朋子のところに泊まるってのは嘘だったんかい。浩樹に真紅の天使の絵を残して、ホテルで一泊はいいけど……浩樹と霧が予約していたホテルと同じって……気を利かせてる意味が無いと思うんだけど……
 霧との約束をすっぽかしてエリスのために絵を描き始めた浩樹。土壇場に来て最低なやつだね。虚しく1人で一泊してる霧……悲惨ね。
 完成した絵を持って成田に向かう浩樹。駅ですれ違ってる霧……酷だねぇ。
 しかし、雪で電車は運行停止。タクシーも渋滞で動けず……エリスの出発には間に合いうそうもない浩樹。ま、報いだな……と思ったら、バイクでやってきた部長。このねーちゃん、バイクに乗ってたんかい。
 朋子は一足先に出発して行き……って、こいつはどこに手術に行くんだっけ?
 時間が来て搭乗に向かおうとするエリスを引き止めてる可奈と菫……こいつらもしぶといね。
 なんとか到着した浩樹を見て抱きついてるエリス。絵を落としてる浩樹だけど……なんか絵自体には何の価値もないって感じだな。しかし、こいつ、教師はやめにしたんかい。いまさら専業の画家を目指しても食ってけそうとは思えないんだけどねぇ。最初から教師をやりながら絵を描けってのが理事長の希望だったんだから、それに甘えといたほうが良くないか? 何か今年度の残り3ヶ月もキャンセルしたてるから代わりに柳がやらされてるみたいだし……
 おや、飛行機の中で息を引き取ったかと思った朋子だけど、なんとか生きてたんかい。いや、だからって将来が安泰とは言えんのが悲しいところだけど……
 しかし、浩樹とエリスってそのままパリに行ったまま常駐なのか? こいつらがどうなったのかだけはよくわからんね。

 普通に見てたらエリスの目はシリーズ前半で完全に消えてしまって、後はどうやって霧との関係を深めていくかって話だと思ってたんだけど、土壇場でいきなし逆転って、これはちょっと酷過ぎないか?
 ちゃんと浩樹と霧との関係をじっくり描き込んで行って最後に結ばれるって話なら、結構この作品評価してたんだけど……このオチは無いだろ。

◎Angel Heart
 (第24話)
 ただの総集編かい。

◎舞-乙HiME
 (第24話)
 漆黒の金剛石のマイスターとしての黒い衣装を見に付けることをどことなく後悔してる感じのニナ。セルゲイのためにその道を選んだのに、かえってセルゲイとの距離が遠ざかってしまったって感じだな。
 続々とヴィントブルームに終結してるアルタイ側についた連合諸国の軍隊。一方、エアリーズを中心とするオトメ拡散防止条約を順守しようとする側は、威嚇攻撃を受けた傷跡も深くまだまだこれからって感じみたいだけど……なんか土木作業に動き回ってるハルカがいいね。
 レムスからの資材が滞って出陣の準備が出来ないエアリーズだけど……ジパングから資材が届けられたって感じだね。
 そのエアリーズに現れたサラ・ギャラガー……5柱の1人って、やっぱしマリアとユカリコが5柱というのはガセだったのか?
 マリアからニナに届けられた、ニナとアリカに当てられたエルスティンの遺書。それを読んで泣いているニナのところに現れたセルゲイ。オトメの資格を奪ってくれって……やっちまいましたか。手の届かないものを追い求めるのは諦めて、娘に手を出したって話ね。
 すべてを終わらせるためにジョン・スミスを倒したセルゲイだけど、ナギにドタマを撃ち抜かれてお終いとは哀れね。そして、ハルモニウムを使ってセルゲイの蘇生を願うことをニナに迫ってるナギ……
「オトメ舞う」
 ガルデローベおよびヴィントブルーム解放作戦がついに開始。宣戦布告とともに土中から姿を現してるエアリーズの戦艦スズシロ……なんかメチャクチャだな。そして黒い谷の舞衣のもとから発とうとしてるマシロ様とアリカだけど……修行の成果は出たのか?

◎落語天女おゆい(終)
 (第12話)
 唯の宝珠を手にした小塚原左近。唯を叩きのめすと勝利を宣言して決闘場から出て行こうとするけど……瀕死で食らい付こうとしてる圓朝。そして、立ち上がる唯。
 いや、この期に及んでもっともらしく立ち上がる理屈が言えるんなら、最初から陰の心に捕らわれて宝珠を奪われたりするなよ。立ち直るにしたって内面の葛藤が描かれてるわけでもないし、豹変が早過ぎ。
 一方、その間に計都城に潜入してる土方率いる新撰組。なんかセキュリティの酷く杜撰な城だねぇ。ま、所詮は妖怪の浅知恵で作った安普請だな。
 唯たちの危機に現れた他の5人の天女。例のローソクは潜入した妙がニセモノと摩り替えておいたって……安易な最後。いまどきこんな結末は無いだろ。
 左近も輝きを取り戻した宝珠に焼かれて自滅してるし……
 すべてが終わって長屋の連中との別れの宴。番茶を薄めた酒に、たくあんの卵焼き、大根のカマボコ……狙いはわからなくはないんだけど、幕末ともなれば庶民も贅沢になってるからねぇ。いや、そのために江戸の町を燃やして焼け出させたのか。
 源内が作ったタイムマシンで現代に戻ってくる一同。宝珠って帰り道の世話までは見てくれないのか。連れ去ったままって、そりゃ拉致と同じだぞ。それにしても、源内は自分の時代に帰らなくて良かったのか? システムに携帯電話を使ってた以上、もう源内に自分の分のタイムマシンなんて作れないと思うけど……
 どうでもいいけど、最初、晶と鈴が1日早く連れて来られた意味が最後まで不明だったんだけど、何か必要だったのか?
 しかし、戊辰戦争が薩長と旧幕府勢力の戦いではなく、共同して妖魔と戦っていたってこの世界……帰ったら歴史が変わってたりしてないのか?

 最初は何をとち狂った作品だとか、落語協会は怒りまくりだろうなとか思った作品だけど、見続けていたら割と堅実な作品だったかね。
 そりゃ、典型的な萌えパターンを配置しただけの天女とか、どこが落語アニメなんだという妖魔と戦うだけの戦闘パターンとか、あんまり切羽詰った感じの無い敵とか、探せば欠点はいくらでもあるけど、結局この作品が何を目指していたかということを考えると、そんなことは二の次って話ね。
 じゃ、この作品で何を描きたかったかと言うと、「落語が好きな女の子が語る落語の魅力」とか「古典落語の舞台になってる江戸時代末期の長屋生活等の社会」とか「落語というのは本来はおめでたい言葉で、そこには言霊が宿ってるという本質」であり、そして「落語の話は特別なものじゃなくて、普通の人の世間話を面白おかしいように語ってることだ」ということ。それを「今のテレビアニメの普通の形」で見せるってこと。
 だから、古典落語そのものの話を描く必要も無ければ、主人公がまじめに落語を学んでいく様子を描く必要も無い。流行の美少女キャラが技を使って敵を倒すSFアクション時代劇で十分ってこと。すべては最後の別れの宴で唯が一席語った落語に形として込められてるんだから……
 何かと陳腐な美少女アニメの多いトライネット作品としては、かなり堅実でよく出来た作品だったんじゃないかな。傑作とは言わないまでも佳作と評して構わないと思う。ただ、この作品を珍作だと早々と見切ってしまった人が多かっただろうけど、少なくとも晶の覚醒の回の絶品な作画を見ずしてやめてしまった人ってもったいないと思うね。

◎BLEACH
 (第73話)
 (第74話)
 岩鷲って何しに来たのかと思ったら、花火要員だったんかい。水使いの2人は倒されたから、もう出番無しだな。まだ花太郎が来た意味がよくわからんけど、卯ノ花隊長って、他に動かせる部下はいないのか?……というか、救護班の4番隊から斥候を出す意味あるのか?
 しかし、剣八が先代隊長を決闘で倒して隊長になったのを認められずに11番隊を去った一之瀬とかいう死神がバウンドとつるんでるってかい。

◎地獄少女
 (第25話)
 おや、あいと仙太郎って従兄妹だったんかい。しかし、村人たちに気味悪がられて七つ送りの巫女に選ばれたあい。そのあいをこっそり守るように両親に頼まれた仙太郎だけど……
 村の不作が続いて、苛立つガキたちにあいのことが気付かれ、結局、山神の怒りを許してもらうために生き埋めにされたってか。で、仙太郎は強要されて生き埋めを手伝わされたってか……
 結局、他の村人に受けた仕打ちより、約束を破られた仙太郎のことが一番呪わしいってかい。地獄から戻ったあいは村を焼き払い、たまたま仙太郎だけが生き延びて柴田家の先祖になったってか……
 すべてを知り、仙太郎のことがわからないというつぐみに、自分はわかるという柴田。ようするに世間と折り合いをつけなければいけないということを知ってる大人と、そうでない子供の違いだな。そして、仙太郎を恨み続けてる閻魔あいは永遠にその子供の理屈で地獄少女をやってるって話だね。

◎鍵姫物語 永久アリス輪舞曲(終)
 (第13話)
 いきなし異世界に召喚された有人ときらは……って、要するにありすの残ったメルベイユスペースで有人の作った物語を再現してるだけって感じだな。見慣れぬ雑魚キャラは、みんな他の雑魚キャラのアリス能力者たちって話ね。いつぞやのアンデルセンの少女はなかなかだけど……
 大嘘で伸びる腕。
「きらははお兄ちゃんが大嫌い」
 それで目的地まで一直線……はいいけど、城に囚われてる王と王妃がタキオンとリデルってかい。
 城のカギで変身してる一同だけど、有人だけカギが合わなくて変身できないとはマヌケ。で、中で待ち構えていた雑魚アリス能力者たちだけど……一撃でやられてるとは弱すぎね。で、呆気なく王と王妃を解放してメデタシメデタシ……
 ……と思ったら、有人がきらはに読み聞かせていた物語だってかい。完全に番外編の最終回だけど……こんなの作る意味あったのか? 本編のアリスロワイヤルの(普通にアリス能力者と戦う)話をもう1本作っておいた方が良くないか?

◎よみがえる空 -Rescue Wings-(終)
 (第12話)
 悪天候で遭難者を目前に引き上げたヘリ。先に発見された2人の遺体は吹雪の中、陸路松本へ。それをいいネタだとばかりに待ち構えてるマスコミ……嫌な光景だねぇ。
 翌朝、救助活動を再開。それでも悪天候は続いたまま。
 ようやく要救助者を発見し、収容へ。それでも死んだ若造の方を先に収容してくれと頼んでる生存者。こっちがリーダーの方かい。全滅したのは連絡に向かった方の2人か……警察のヘリに見捨てられて気落ちしたんだな。
 落石がコックピットの風防に当たり、負傷した本郷。操縦を代わられる内田だけど、何とか全員収容して離脱できた見たいね。
 ワイドショーで無謀な登山計画だと叩かれてるリーダー……悲惨ね。
 入院した本郷を見舞う内田。本郷が内田を中途半端だと言ってるのは、心が半分戦闘機パイロットになれなかったことに囚われて、救難ヘリのパイロットであることを十分に自覚してないからってことか。だから内田の空はまだ曇り続けたまま……ヘリのパイロットでも何でも全力を注ぎこめるようになれたら、晴れた空が甦えってくるってオチね。
 いつぞやの万引き少年。メディックになりたいって……パイロットになりたいとは思わなかったのね。ま、パイロットはいろいろと条件が厳しいからねぇ。