電脳アニメパス

アニメ及び周辺文化に関する雑感

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

【DCSS】初音島桜前線注意報(6) 初音島の謎

2005年08月24日 | アニメ
 さて、物語の舞台である初音島はどこにあるどういう島なんでしょうか?
 一応、初音島は瀬戸内海に浮かぶ島のひとつとされていますが、現実に瀬戸内海で初音島と同様な島を見付けるのは困難に思えます。

状況(1).初音島は孤島である

 あまり初音島の全景が描かれることはありませんが、三日月型の初音島が描かれるとき、付近に他の島が描かれていることはありません。また、初音島から見た海の光景が描かれるときも他の島影が描かれたりはしていません。
 このことは、初音島が至近距離に他の島が存在しない孤島だということですが。現実の瀬戸内海では孤島は稀です。もし仮に孤島であったとしても、本州や四国が近くにあるので、眺めの良い天候の時にこのどちらも視界に入らないということは考えられません。

状況(2).初音島は人口の多い大きな島である

 中高一貫制の私学とはいえ、島に住む生徒だけで高校を維持できる時点でかなり大きな島であることがいえます。また、機能的に運営されているゴミ収集施設、街を走る路線バス、完備された地下下水道の存在……これらは島と言ってもかなり大きな島でなければ備わらないものです。
 現実の瀬戸内海で大きな島といえば、淡路島レベルでないとこの程度の社会インフラは存在しないでしょう。もっとも、淡路島は明石海峡大橋で本州と、大鳴門橋で四国と繋がっていますから、孤島である初音島とは条件が違い過ぎています。

状況(3).枯れない桜もたいした観光資源にならなかった

 桜が1年中咲いている島だとすると、花見好きの日本人のこと、初音島は格好の観光地となります。初音島には幸いにフェリーの着く桟橋のある港もありますので、瀬戸内海という立地条件なら(遠い東京の業者はともかく)関西の旅行業者が見逃すわけはありません。
 島はたちまち観光地として発展し、枯れない桜の周囲には絶えず観光客が酒宴を繰り広げてる光景が……というのは前作でも見られませんでした。
 いや、前作のアナザストーリーの1篇で観光客らしい旅人を相手にしてるような作品があったから、それなりの観光客はいたのかも知れませんが、多大な経済効果をもたらすツアー客のようなものは見掛けませんでした。
 また、枯れない桜の観光資源で島が潤っていたとすると、逆に桜が枯れてしまった現在、島の経済は不況の真っ只中にあると思われますが、そういう気配もありません。枯れない桜の有無が島の経済にあまり影響を及ぼしていないのなら、結局のところたいした観光資源ではなかったということです。
(いや、状況(2)で挙げたような社会インフラが枯れない桜による観光収入で整備されたとかいうのなら話は別ですが)
 枯れない桜という日本人向きの絶好のアイテムがありかつフェリーの着く港が整備されてる島にそれほど観光客が来なかったということは、島は大都市の人口密集地からは遠く隔たれた僻地に存在しているとしか考えられません。瀬戸内海などではなく、外海の孤島です。

 以上の点から考える限り、初音島を現在の瀬戸内海の島だと考えることは困難です。


想定(1).初音島は外海の孤島である

 現実的に考えれば一番妥当だと思われますが、これにも難点があります。初音島の気候は本州並みに穏やかで温暖であるということです。南海の孤島のように亜熱帯性の気候でもなく、北海の孤島のように厳寒な気候でもありません。
 そもそも外海にさらされていると風雨や波浪の激しさは並大抵のものではありませんが、初音島はそんなものとは無関係なようです。そうすると瀬戸内海や有明海のような内海に存在していると考えた方が気候的には近そうです。

想定(2).地球温暖化により海面上昇した瀬戸内海

 海面上昇によって瀬戸内海沿岸の本州側も四国側も低地は水没、周囲の小さな島々も消えてしまった結果、初音島は孤島になったという可能性も考えられます。ただし……瀬戸内海で本州や四国の姿が見えるのってのはたいてい山の影で、それらの山は多少の海面上昇の影響なんか受けないだろうから初音島から本州も四国も見えなくなるなんてことはあまり考えられないんですね。

想定(3).最終戦争によって本土は壊滅後の世界

 これ、初音島の枯れない桜が魔法によるものだと判明する以前に考えていた話なんですが、この世界は最終戦争によって初音島の外の世界が壊滅してしまってるとかいう想定です。(核兵器の放射能汚染による突然変異で初音島の桜は枯れなくなったとか)
 しかし、住民たちにはそんなこと知らされずにいて、この島だけ平和な21世紀の生活が続いてるとか……
(当然ながら、枯れない桜だけじゃなく、ことりのテレパシーとか美春ロボの自我とか頼子の存在とかも放射能による影響とか)
 でも、さすがに音夢が本土の看護学校に言ってたとかいうことになると、そういう話は現実的ではありませんが、いや、単に口封じされてるだけで音夢は真相を知ってるとか。そもそも音夢が突然いなくなったのも、初音島の秘密に気付いた音夢を当局が拘束してたからだとか……周囲の世界が壊滅してるんなら音夢が2年足らずで研修医だかなんだかの名目で戻ってきたっておかしくはありません。
 でも、これじゃ初音島というより竜宮島の話ですね。

想定(4).初音島は結界の中

 実は初音島はさる高名な魔法使いの手によって防御結界が張られていて、定期便以外での外界との接触は不可能になっていて、周囲の景色も一面海にしか見えなくなってるんだけど、物理的には瀬戸内海の島々の真っ只中にあるとかいう話です。
 ま、枯れない桜を生み出したほどの魔法使いだから初音島ぐらいを結界の中に隠すのは可能かも知れませんが、何で定期便だけ行き来できるのか、そもそも何の目的で結界を張ってるのかが謎です。
 謎といえば、年頃の血の繋がらない兄妹を2人だけで残したまま、一向に戻ってくる気配のない朝倉家の両親も謎です。雪城ほのかの両親でさえ娘の誕生日には帰って来るし、秒刻みで世界中を駆け回ってる『こち亀』の中川の父親も、一瞬だけでも息子に会おうとするのに、こいつらはいっこうにその気配すら感じさせません。
 ですが、初音島の結界がこの両親の帰島を拒むためのものだとしたら納得です。彼らは帰りたくても帰れないのです。しかし、純一の母親はかの魔法使いの実の娘のはずですが、娘の帰島すら拒んでる結界とは、きっとものすごく怒らせるようなことをしたんでしょうね。
 前作でさくらが1人で帰って来たのも同じことかもしれません。さくらの両親も結界に拒まれて帰って来れなかったとか……恐ろしきは魔法使いの呪いですね。


 ……ということで、初音島は瀬戸内海の島なんだけど、結界によって周囲の島とは隔絶されてるってあたりが妥当なようです。で、この結界はさる魔法使いが娘夫婦の帰島を阻止するために張ったのではないかという線が濃厚です。
 その原因として思い当たるのは……
「おばあちゃん、純一に変な魔法を教えるのはやめてください」
「何を言うか、純一はわしの跡を継いで大魔法使いになるのじゃ」
 かねがね孫の純一に魔法を教えるのを快く思ってなかった娘夫婦がたまたま海外出張に出掛けたのを好機とばかりに結界を張って帰って来れなくしたんですね。ま、純一に魔法の基礎を十分に叩き込んだら結界を解いてやるつもりだったんでしょうが、その前に本人が死んでしまったと……
 他の住人にとっては実に傍迷惑な話ですね。
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 週刊アニメ定点観察 Vol.454 ... | トップ | 週刊アニメ定点観察 Vol.455 ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

関連するみんなの記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。