YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

YB125SPとシールチェーン

2016年10月11日 | YB125SP改造

ノンシール(Oリング無し)が純正チェーンのYB125SP。
チェーンってヤツは伸びるとスプロケットの歯も消耗して、
最後は同時交換しなきゃならない。
非正規輸入車なので、そうそう簡単にスプロケットを入手
できないので、新車のうちに少しグレードの高いチェーン
に交換して駆動系の寿命を延ばそうと思い、WEB検索で
探してたら格安のOリングシールチェーンを見つけた。

クリップ式で専用カシメ工具を必要とせず、気軽に外して交換が
可能だから、こりゃいいやってな具合で買ってみた。
約2600円って値段はダメでもともと、どうせ純正も特別寿命が
長いわけではない。

サイズ428-120L(リンク)なのでYBの118Lより2L長い。

サンダーでピンの頭を飛ばして安物チェーンカッターで抜いたよ。
ピンを削るとすごく抜きやすくなり、工具も壊れないのだ。
アウターとインナーのプレート一組で2リンク短くなる。

付けてみた。

特に問題なくクリップで繋げられたよ。

ところが、タイヤを回してみるとシャリシャリと、
どこかに擦れる
音が発生した。(・∀・;)


チェーンケースにぶつかってる感じなので、あっちこっち指で押さえ
たり引っ張ったりしたら、前側固定部付近で干渉してるようだった。

プレス加工で凹んでる部分の内側付近。

Oリングチェーンの最大幅のピンの長さを測ってみる。

Oリングがある分、純正チェーン約17mmと比べて約2mm長く、
片側1mmほど出っ張るので干渉しちゃうんだろう。
こんなに繊細なチェーンケース形状なのか?(^ω^;)

チェーンケースを外す時に邪魔になるリアサスを少し外側へ
ずらす。

下側のボルトだけ外して、抜けない程度にずらすと隙間ができる。

この後、外したチェーンケースを広げてみたり色々やったけれど、
どうも完全に擦れ音が消えない・・・

最終的にはチェーンケース固定用の金具を曲げる事で解決したよ。

1・2の順番で、垂直に立っている金具を手前に手で傾けてから、
モンキーレンチでナット部をつかんで途中から垂直に曲げた。
これで約5mmほど外側へ固定位置が移動した。

偶然、スプロケットカバーとチェーンケースの隙間はまだ確保
されている。

スイングアームに固定されているチェーンケースは上下に動くので、
ここが干渉すると具合が悪い。
組み上がってタイヤを回すと干渉音はしなくなったよ。

チェーンの遊びを適正張り(約20mm)に調整し、その辺を30
分ほど走ってきた。
擦れ音は出ず、気のせいかチェーンの駆動音も純正より静かになっ
た。これがOリングシールチェーンのメリットだな。
戻って来て、再度チェーンの引き調整をした。
新品のシールチェーンは封入されたグリスがピンの隙間で薄く伸ば
されるとチェーンの長さが若干長くなるのだ。つまり最初の慣らし
作業ってな具合。
予期せぬ障害はあったけれど、今まで愛用のDID強化ノンシールチ
ェーンの最高峰・NZシリーズとどう違うか、これから耐久性の観察
が始まる。

チェーンケースの干渉の有無や対策が面倒なら、タオバオで見かける
社外品チェーンケースに換装する手もあるね。

雅马哈125 链条罩 改装 で淘宝网検索すると、ヤマハ用のロゴ
が入ったYBR125用が見つかるので流用可能だろう。
この形なら曲げたりして修正するのも楽だろうな。

YBR125とシールチェーンの組み合わせで干渉音がしたという
話を見た事がない。
YB125SPはチェーンケース形状が違うし、俺の個体だけが起きた
のか、他の方々でも起きるのか定かでないが、こうして解決策が
見つかったので、参考にすると良いでしょう。