Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

團菊祭 五月大歌舞伎

2016年05月08日 23時36分37秒 | 歌舞伎
本日は歌舞伎座に芝居見物です。「團菊祭 五月大歌舞伎」夜の部で、勿論、お目当ては寺嶋和史クンの初お目見得です。
 

「勢獅子音羽花籠(きおいじしおとわのはなかご)」から。夜の部の最初ですけど、これがメインですね(笑)
花道を菊之助に抱っこされて登場しましたが、顔を隠していました。でも、ご挨拶のお辞儀はできましたよ。最後に何度も手を振ってバイバイしていました。可愛い!

次に、「三人吉三巴白浪」。次の歌舞伎界を背負う菊之助、海老蔵、松緑と豪華キャストなのですが、今一つ。特にお嬢吉三の菊之助、「月も朧に白魚の 篝もかすむ春の空」の名台詞の調子が悪くて、朗々と唄う感じに欠けて普通の台詞になっております。和史クンで疲れたか。他の二人も、海老蔵の台詞は間が抜けた感じ、松緑は悪い割舌と、両者の欠点が出た印象。

「時今也桔梗旗揚」では、光秀の松緑はなかなか顔で見せていました。ただ、春永の團蔵が勘気も強くなく苛めも弱くて悪役になりきっていないので、筋が面白くなくなりましたか。時蔵は上手いと思いました。

最後に「男女道成寺」です。舞踊は好きではないのですが、家内が「これは面白いから、気に入るかもよ」と話しておりましたが、その通りなかなかでした。白拍子のときの海老蔵、微妙に下手なのが作っているのか地なのか判りませんが、よい感じ。狂言師に戻ってからもなかなか。菊之助もやっと本調子でしょうか。気楽に楽しめました。

因みに今日のお供は、Trinobid 8x20 でした。


【本日の演目:夜の部】
「勢獅子音羽花籠」 寺嶋和史 初お目見得
菊五郎と吉右衛門の両祖父が鳶頭、雀右衛門、時蔵、魁春の芸者を始め豪華キャスト。松也が獅子舞の頭。

「三人吉三巴白浪」 大川端庚申塚の場
お嬢吉三を菊之助、お坊吉三を海老蔵、和尚吉三を松緑。尾上右近のおとせなど。

「時今也桔梗旗揚」 本能寺馬盥の場、愛宕山連歌の場
武智光秀を松緑、小田春永を團蔵、萬太郎の森蘭丸。皐月を時蔵、桔梗を梅枝など。

「男女道成寺」
白拍子桜子実は狂言師左近を海老蔵、白拍子花子を菊之助など。



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