九里陸上部 指導者日記

九里学園陸上競技部の指導者によるブログです。
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あの日あの時東日本大震災

2024年03月11日 19時14分12秒 | 感謝
生涯忘れない体験をしたのが東日本大震災です。家の瓦は落ち、部屋はメチャクチャ、水も出ないし、電気も来ない、コンビニに行くと何もない、遠くのスーパーで売っていると聞くと並んで買う、その内ガソリンが無くなり出かけることもできない。娘が米沢からポリ容器に水を入れて運んでくれ、又、食料も運んでくれた。井戸水でトイレは使えました。監督の教え子が米沢でガソリンスタンドを経営して、その方に助けられ米沢に行くことができました。原発事故で当時米沢もグランドが使えず、伊達市の東の方は避難勧告が出され、陸上どころではない大変な毎日でした。春合宿は鶴岡のグランドが許可になり何とか出来たものの、その後落ち着くまでが大変でした。家の瓦が修理できたのは半年後、その1年後又宮城県沖地震(震度5強)で再び瓦が落ち修理、壁のひび割れ修理、家具も使えるものが少なくなってきた頃、更に相馬沖地震で3度目の屋根の瓦が落ち、諦めは最高潮でした。大抵のことに負けないので今があります。この13年は災害との勝負をしながらの陸上競技でした。合宿の地である相馬は避難勧告の出た地でしたが、2年後に解除になり、現在は放射線も低く関東と変わりません。今回も又お世話になります。震災事故から13年、今、安心できる幸せをつくづく感じます。助けて欲しいと思うより、何とかしなきゃ、と考える方が生きて行くためには必要な気がします。
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