「ドラえもん」をジャン・レノが演じているという某自動車メーカーのCMに、新キャラクターとして、ジャイアンの妹「ジャイ子」が登場!演じるのは、AKB48の前田敦子さんだという・・・え~っ!
・・・で、何が言いたいかというと、これがトリガーになり、ぼくのなかで「ドラえもん熱」が復活したこと。その証拠に、衝撃(?)の未来が描かれたコミック第1巻の第1話が読みたくて、仕事帰りに寄った書店に行き、児童コミックコーナーにスーツ姿で入り込み・・・、
で、買った。じゃ~ん。
初版は1974年、この本は去年3月発行で210版目って、なにげにスゴイことと思うのだが。
もちろん小さいころから、6時50分から10分だけやっていた頃からアニメは見てたし、原作も「小学○年生」「コロコロ」など掲載の作品や、親戚の家に単行本があって、正月に家族が集まるとそこでずーっと読んでいた記憶もあるし。恥ずかしながら、ちょうどこのときマンガ家になりたいと思い(もちろん憧れは藤子不二雄先生!)、子供ながら「ドラえもん」を教科書のように読み勉強していたこともありました(これが最初の”ドラえもん熱”か?)が、もろもろの事情で中学に上がると早くも断念・・・。
大人になって読み返すと、子供向けとは思えない人生訓や、過激ともいえるギャグ、報復のたぐいもあって、40年近い前の作品なのにいまだに鑑賞にたえられるのもすごいなと思う。
ちょっと前に、印象に残ったドラえもんのセリフは何か、という記事が話題になっていたが、後半は、この第1巻限定で、印象深いとぼくが思ったセリフ、言葉をいくつか挙げたいと思う。
①「野比のび太は三十分後に首をつる。四十分後には火あぶりになる」(第1話・?)
→いきなり不吉を予感するセリフ。声のぬしもわからぬうちに・・・。もっとすごいのはこれが「的中する」ことだったり。
②「美しいということばは、ぼくのためにあるんだなあ。」(第4話・スネ夫)
→スネ夫のナルシストぶりが早くも発揮されるシーン。このあと、誰にも知られたくない事実を、ドラえもんたちに見られてしまうのだが・・・。
③「どっちも、自分が正しいと思ってるよ。戦争なんてそんなもんだよ。」(第8話・ドラえもん)
→昔の「合戦」と、今の戦争ではあきらかに質が違っているが、根本は一緒だと、ぼくは思うが、それを見事に言い当てているドラえもん。でもこれたしか、さきの記事にもあったような・・・?
④「なんだよ、ダメおやじ。」(第10話・のび太のママ)
→ひみつ道具「悪口べに」を知らずに使ったママ。パパにとってはキツ~イ一言。でもすぐあとの第12話に、パパとママのプロポーズ秘話があって、その話とのギャップがまた面白い。
⑤「できの悪いのは仕方がないとして、不正だけはするなと教えてきたはずだぞ!」(第11話・ジャイアンの父)
→ひみつ道具を使ってテストで百点とったジャイアン。喜ばせるつもりが、この結果。最近、入試でカンニング問題が話題になるが・・・今年はそんなこと起きませんように。
⑦「しずちゃんがのび太に今ここでチューをする」(第13話・”かならず実現する予定メモ帳”にのび太が書き込んだ言葉)
→「これが実現したら死んでもいい」とまで思ったのび太。しかしこのあとのオチが強烈。そういえば、友達呼んで自宅で宿題なんて、あまりしなかったなぁ。
⑧「人にできて、きみだけにできないなんてことあるもんか。」(第16話・ドラえもん)
→このセリフに限らず、困ったときに、道具ではなく、どんと背中を押すようなこんな言葉が一番好きです。心に沁みる(ToT)
著作権の関係もあるので、絵を載せることはしません。ネタバレギリギリを意識し後半を書くのが意外とツラかった。しかし1巻だけでこれだけあるんだから、全話数で考えたら・・・。世界中で読まれたり、「ドラえもん学」なんて学問もあるらしいので。
前田敦子(ジャイ子)がどんなマンガ描くのか(描いているのか)、CMでそれを披露することはあるのかしら?
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