KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

鉄道模型コンテスト2019のはなし~Track-6

2019-08-09 23:23:36 | Railway&RailwayModels
暑い日はもうしばらく続くようです。


きっと、この時の余熱がまだ残っているのかもしれません。

 今年の高校生たちの作品を見るにつけ、「一生懸命頑張っている」感はどこもビンビン伝わってくるのだが、いざ作品をみてみると、「何らかの要因」でくっきり差が出てしまっているように思ってしまった、ことについて。

 丁寧に、あるいは精密な(と、ぼくが感じる)作品を製作した学校の話を聞くと、全部ではないが、3DプリンターやCADなどを使っているという。学校に常駐されていたり、最近では授業の一環として使っているところもあるというから、ぼくからしてみればうらやましい限りだ。

 かたや、学校によっては、部費割り当てが多くないため、3Dプリンタはおろか、市販の模型品さえままならず、レール以外はすべてペーパーだけで作った、あるいは日用品を駆使した、「見た目」荒々しい作品も中にはあったが、これこそいかにも高校生らしいと思えた。出来の良しあしにかかわらず、ぼくはこうした作品には好印象を持つ。

 しかし、これまで目を見張るような高い技術を持っていたのに(あれ、どうしちゃったのかな?)と感じてしまう学校も少なからずあったように感じた。3年(中高一貫校なら6年か!?)で部員が完全に入れ替わってしまう厳しい世界(!?)で、高い実力を維持し続けるのは、並大抵のことではないことは十分にわかる。もし鉄道が好きなら、ジオラマ製作が好きであれば、もう少し情熱を注いでほしいなぁ、と、これはどの学校にも期待したい。たとえ作品が思う通りにならなかったとしても、見てくれる人はその良さを見ているのだから。

 T-TRAKについては、前々回にも書きましたが、一昨年の一般参加開始から3年もすれば、認知度も当然ながら上がり、参加者も倍近くに増えてきた。しかもぼくのような「中途半端な鉄道好き」からは思いもよらないような発想を持った作品も数多く拝見し、それらは確実に評価を得ていることからも、これまで地道にづづけてきたことが、少し報われたのかなと。

 そして一番の目的である「モジュールをつなげて走らせることの面白さ」、毎回苦しい思いをしながらも実際に作って出すことで、作品について話すことができ、また多くの出展者、ギャラリーの方たちの話を聞くことができ、その中で友人もたくさん得ることができた。特に若い人がこの面白さにひかれたのか、回を重ねるたびにどんどん技術が上がっていくのが作品を通して知ることができ、なんだかうれしい。
今後もそんな彼らから、どんどん新しい作品が出てくることは間違いないと、確信している。

 そんな鉄コン、来年(2020年)についてですが、公式サイトにもある通り、本大会を11月に開催し、またそれに先立つ8月には、初めてとなる地方大会(九州)を行うとのこと。オリンピックの影響でしょうが、ここで意外な方向へ進むことに、なんだか新たな面白さが期待できそうで、この話を聞いて以降、ずっと考えがぐらついているKouChanです。


 さて、これで最終回と書きましたが、例のごとく、まだ紹介したい学校のジオラマがありますので、それをボーナストラック(!!)として、次回書きたいと思います。まさに敗者復活(!?)ですよ。
コメント
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