サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

ロシアのコロナ感染にリバウンドがないのは何故

2020-09-06 | ロシアのコロナ情報
ロシアの新型コロナ感染者数、9月1日についに100万人突破!
依然として、毎日約5000人の新規感染者が出ており、
アメリカ、インド、ブラジルに次いで世界第4位は変わらず。

4日付で感染者数1,015,105人、死亡者数17,649人。
ほかの国に比べると、相変わらず死亡者数は少なめだが、
致死率は約1.7%と若干上がってきている。

意外なのは、あれだけ厳しい自粛措置をとったのに
解除後のリバウンド、つまり第二波がまったく見られないこと。

例えば、日本の新規感染者数の推移はこちら。



非常事態宣言が解除されたら、一気に気が緩んで第二波へ。
右へならえの日本人らしい、わかりやすすぎるリバウンド。
ここまで極端ではないが、一時的な自粛規制をしいた
アメリカやヨーロッパ諸国も、似たようなもの。


Our World in Data(データで見る私たちの世界)より。

どの国もドタバタとした曲線を描いているのに、
ロシア(上から2番目)だけ、ちょっと違う。
もっと詳しく見てみよう。以下はモスコータイムスより。



左端は、非労働日開始あたりからスタート。
3月30日にはモスクワのロックダウン開始。
その効果は1ヵ月たっても現れず、感染者は増えるばかり。
そして6月9日、まだ増えてる最中なのに突如首都のロックダウン解除。
するとあら不思議。じつにスローペースではあるが下降線を描き始め、
そのままリバウンドすることなく、だらだらと下り続けているではないか。

なぜでしょう? なぜかしら??

自粛しても、たいして意味なかったということ??
それとも国土が広大なので、地方によって感染拡大に時間差があり、
全体でならしてみると第二波がないように見えるのか?

ただし、昨日から新規感染者が少し増え始めているので、
これからリバウンドがないとは言い切れない。
世界初との触れ込みのロシア製コロナワクチンにしても、
その効果と安全性を疑問視する声は国内にもあり、
まだまだ予断を許さぬ状況である。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする