サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

モイセーエフバレエ2022ついに来日!

2022-10-19 | ロシア系イベント
コロナで再々延期になっていたモイセーエフバレエ日本公演、ついに開幕!
この日を待つこと2年、いや、1994年の前回公演から数えるとじつに28年!


2022年10月17日、初日の新宿文化センター大ホールへ。


開場17:30のはずが遅れたらしく、ロビーは大混雑。
ロシア系イベントはえてして年配客が多いが、この日は比較的若い層も。


モイセーエフバレエ日本公演プログラム。

全14演目2部構成で休憩をはさみ約2時間。素晴らしい!の一言でした。
民族舞踊特有の複雑な足さばき、驚異の跳躍と屈伸、華麗なる高速輪舞、
クラシックバレエの素養に裏打ちされたダンサーの技術は無論のこと、
色とりどりの民族衣装の得も言われぬ美しさと愛らしさ、
そして緩急巧みにして一時も飽きさせない振付の見事さ。

とりわけ静から動への転換は素晴らしく、炸裂する祝祭感に
こちらまで胸躍り、自然に手拍子が沸き、会場は一体感に包まれる。
まるで各地の村祭りに居合わせたかのような高揚感。
何よりも、問答無用に楽しいのだ。
これぞエンターテイメントを知り尽くした巨匠モイセーエフの置き土産。

1曲踊り終わるたびに鳴りやまない拍手は、もちろん第一には
一級の演技に対してのものではあるけれど、それだけではないだろう。
コロナ禍に耐えに耐え、待ちに待ったがゆえの歓喜の爆発。
そして、ウクライナ侵攻によってロシアの文化芸術までが
排斥される風潮に対するアンチテーゼを、声高には叫べないかわりに、
せめてもの喝采で罪なき芸術に称賛の意を表したいという思い。
さまざまな感情が入り混じった雄弁な拍手のように思えた。

今回の来日公演に反対する声も少なくなかったと聞く。
85年前にこのバレエ団を設立し、2007年に101歳で逝去した
振付師イーゴリ・モイセーエフ氏は、ウクライナ出身でもある。
さまざまな意見があってしかるべきだが、
モイセーエフバレエ団が超一流のエンターテイナー集団であり、
素晴らしい踊りを見せてくれたことは紛うことなき事実である。


3度目の正直。2020年版から3枚たまったチラシも捨てがたく。
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銀座ロシアめぐり「赤の広場」&「マトリ・キッチン」

2022-10-15 | ロシア料理とその仲間たち
コロナ禍がなければ一昨年ウラジオストクに行くはずだったメンバーと、
過日、銀座のロシア・スポットをはしごしてきました。
こんな時期ですが、こんな時期だからこそ、ロシア関連業種の
周辺状況が気になって、応援の意味もこめて…。


昭和通りに面して建つロシアの食料品店「赤の広場」銀座店。2度目の訪問。
ヴィクトリアショップ「赤の広場」https://victoriashop.jp/


ロシアによるウクライナ侵攻後、お店の看板が壊されてしまった
というニュースを聞いたときは、やりきれない思いでしたが、
今は看板もきれいになっていました。


正面にはガガーリンのTシャツやプラトーク(スカーフ)が飾られ、
冷凍ケースには、売れ筋のスィローク(チーズ菓子)や
ぺリメニ、ヴァレニキ、ブリヌイなどの粉ものが。


こちらの冷蔵ケースには、キャビアや缶入りクワス(清涼飲料)、
奥のケースには黒パンや田舎パン、鳥のミルク(チョコ菓子)も。


充実のソーセージ類。迷った挙句クルミ入りを1本購入。


「赤の広場」といえばこの棚。見ているだけで楽しくなる品揃え。
紅茶、ハチミツ、ジャム、お菓子類、スパイスなどなど。
経済制裁の影響で、品数が少なくなっているのではないかと
心配していましたが、この棚を見てひと安心。


レジ脇にはシベリア産ハチミツと焼き菓子オリェーシキ。
ディスプレイが可愛くて、こちらもついつい購入。


田舎パン、ソーセージ、ハチミツ、ジャムなどなど
しめて10点購入しました。試食報告はまた改めて。

「赤の広場」をあとにしたのは、ちょうどお昼どき。
昭和通りの反対側に渡り、次の目的地「マトリ・キッチン」へ。
銀座でロシア料理といえば、渋谷から移転した老舗中の老舗
ロゴスキーさんが有名ですが、近いうちに訪問予定があるので
今回はまだ行ったことのないマトリさんに迷いなく直行。


コロナ禍の2020年オープン。一見するとロシアとは無縁の店構え。
銀座で1000円台のランチが食べられるお店として注目されているもよう。
マトリ・キッチン https://matori-kitchen.shopinfo.jp/


店内に入ると、あちこちにマトリョーシカが飾られ、一気にロシア気分に。
店名の「マトリ」もマトリョーシカのことだそう。


ジョージア(グルジア)ワインもあります。まずは白のムツバネで乾杯。


お手頃価格のランチもそそられましたが、初回はアラカルトで注文。
前菜はビーツをベースにした色鮮やかなサラダ、ヴィニグレット600円。


ロシア風水餃子、ぺリメニ600円。8個入り。
一般的なぺリメニは、皮がもっちりしてますが
こちらはワンタンのようなチュルっとした食感が独特で
いくつでもペロリと食べられそう。


ニシンのマリネ、セリョトカ900円。薄味で食べやすく上品。
ウォッカのつまみに最適ですが、昼間なのでウォッカはまたの機会に。


揚げピロシキ350円。ひき肉と野菜の具が多すぎず、ほどよい量。


ストロガノフ880円。ビーフではなくチキンなのでヘルシー。
ランチのストロガノフ・セットを頼むと、これに
ボルシチ、サラダ、ドリンクがついて1000円と超お得。
お昼休みのサラリーマン諸氏はもっぱらセットを注文してました。


食事のお供にモルドバビール「キシナウ・ブロンデェ」800円も注文。
原料は麦芽とホップだけ。コクがあって飲みやすいラガータイプ。

なぜモルドバビールがあるかというと、
ホールも担当されている店主の奥様がモルドバご出身のよう。
モルドバはウクライナとルーマニアに挟まれた小国で
旧ソ連から独立した共和国のひとつ。
周辺国の影響を受けた多彩な料理とワインで知られるそう。

マトリさんのお料理は総じて日本人の口に合うやさしい味。
雰囲気もサービスもよく、次回はぜひ夜にお邪魔します!
と連呼してお店をあとにしたのでした。


最寄り駅、地下鉄・東銀座駅の真上には歌舞伎座が。
地下にはお土産物屋さんが集まる駅直結の広場があるので
待ち合わせはこちらが便利。
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ヘチマたわし転じてナーベラーに

2022-10-08 | 食とレシピ
なんだこりゃ?…と通りかかる人は思ったことでしょう。
この夏、庭の金木犀がおかしなことになってしまいました。
これこのとおり、冠をかぶっているかのように…。

このツル植物の正体はヘチマ。大きな黄色い花をつけて相当目立ちます。

なぜこんなことになってしまったかというと、脱プラ計画の一環として
今年はヘチマを育てて、ヘチマたわしをつくろう!と
フェンス脇に2株植えたものの、ほぼ放置していた結果がこれ。
本当ならツルを剪定して誘因しなければならなかったのに、
猛暑とヤブ蚊を言い訳に、野放しにしていたところ、
フェンスをつたって金木犀によじのぼってしまったのでした。


ヘチマは最初は雄花ばかりが咲き、あとから雌花がつく、
とのことだったので、最初の雌花が咲いたときは大感激。
それなりに虫はきていましたが、念のため雄花の花粉を受粉。


数日後、早くも実が大きくなり始めました。
ほかにも雌花がつき始めていたので期待していたのですが、
これ以降、雌花が咲く気配なし。
ツルが伸びすぎて、ほかの雌花まで栄養が回らないのかも、
と思い切って唯一の実を収穫してみました。


結局とれたのは、これ1本きり。
しかも、たわしを作るには収穫を急ぎすぎました。
切ってみると、水分たっぷり。


というわけで、急きょ予定を変更して食べてしまうことに。
ちょうどチャンプルー用のスパムと島豆腐が余っていたので、
ナーベラー味噌炒め風にして、ゴーヤサラダともずく酢とともに。
たわし作りをするはずが、期せずして沖縄ナイトになってしまいました。
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2022年農園の秋作準備はじまる

2022-10-02 | 体験農園日記
さかのぼること2か月半、7月中旬から秋作準備開始。
夏野菜の収穫・後片付けと平行して、着々と進行中です。


例年、長ネギの穴掘りから始まる秋作準備。今年は(今年も?)天候不順なので、穴を掘ったあと雨が降るのを待ち、7月18日に苗50本を植えつけ。


次いでニンジン畑の畝づくり。肥料を入れたあと、水はけがよくなるように、中央をくぼませて2山に。ここに種をまき、ネットをかぶせます。


植えつけた長ネギの右隣に見えるのが、ニンジン畑のネット。
中央は、これから植えつけるキャベツ、ブロッコリー&カリフラワーの畝。


種まきから1か月半後、ニンジンの間引き。ついでに雑草とりも。


長ネギ横の土手にまいたパクチーの芽も出てきました。


季節外れのトウモロコシが勝手に発芽。これ、長ネギの畝にトウモロコシの残渣を数本入れたせい。肥料になり、水はけをよくする効果もあるそうですが、まさか芽が出るとは。どこまで育つかようすを見てみることにします。


ニンジンの反対隣、トマトとキュウリが終わったあとの畑を耕します。


アングルが逆でわかりにくいですが、先ほどの耕した畑に肥料を入れ、マルチを張ります。左奥は大根の種をまき、ネットをかけ終えたところ。手前はこれからマルチの穴に白菜の苗を植え、マルチなしのスペースには春菊の種をまきます。去年までは、これらの作業を一気に済ませてましたが、今年は朝から猛暑だったので、毎朝ちょこちょことやってました。


やや、侵入者の真新しい足跡発見。ハクビシンでしょうか。
(後日訂正:ハクビシンは指5つなので違いますね。タヌキ?)


こちらはナスの枝にやってきたカマキリのお客様。


春作の収穫は、残すところナスのみ。まだまだ実をつけてくれそうですが、次の作物の準備が控えているので、泣く泣く撤去。

今週末は、早くも今年最後の農園講習会。秋作の残り3畝をつくり、肥料を入れ、カブ、ラディッシュ、ホウレンソウ、小松菜、水菜、ワサビ菜、ルッコラの種をまく予定です。春作のホウレンソウと小松菜は、時期をズラしすぎて予定の半分しか収穫できなかったので、今度こそ怠りなく!
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