サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

『14歳からのプラスチックと環境問題』増刷御礼

2020-10-27 | Plastic考
図解でわかるシリーズ第10弾
『14歳からのプラスチックと環境問題』
おかげさまで増刷りしました。

 太田出版刊

「14歳から」とあるので中高生向けと思われがちですが、
中高生でも読める大人向けの本、というスタンスでつくってます。

初刷り発行は2020年2月。編集作業をしてたのはまだコロナ前、
プラごみ削減する気満々でいたのに、なかなか減りません。
貫徹してるのは、ヨーグルトを買わずに手作りすること。
これだけでも、週に2個は出ていた容器ごみがなくなりました。
パンもなるだけ手作り。レジ袋はもちろんもらっていません。

なのに! 増えまくっているのが、新聞屋さんがご丁寧に
新聞を包んでくださる薄手のプラ袋です。
今年は雨が多かったうえ、「東京オリンピックの間だけでも」
と押し切られて2紙とっていた時期があるので倍たまる始末。
大雨ならともかく、ほんの小雨でもプラ袋入りで届くのは
日本流の気遣いとはいえ、ちょっとやりすぎな気がします。
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レジ袋有料化始まる

2020-07-01 | Plastic考
本日、2020年7月1日より、ようやく日本でもレジ袋有料化開始。
帯広ではおおかたのスーパーでレジ袋有料だったし、東京に戻ってからもマイバッグ持参で暮らしていたので、今さらの感はありますが。

あっという間にたまりにたまっていくレジ袋に嫌気がさして、レジ袋辞退を繰り返すうちに、たまったレジ袋の底がようやく見えてきた。そうなると今度は、生ごみを捨てる袋をどうするか?という問題に突き当たる。実際、いまも「コンビニの袋が有料になったら、ごみ袋を買わなきゃならない。どうしてくれる」といった声が沸騰してるとか。

そういえば昔はどうやって捨てていたんだっけ?? 無料レジ袋以前は、たぶんポリ袋をわざわざ買っていたはず。さらにその前、母たちの時代は、生ごみはそのままポリバケツに入れて回収してもらい、外回りの水道でバケツを洗っていたはず。その頃には戻れないとしても、生ごみを捨てるためだけに、石油からつくったプラ袋を毎度使い捨てるような愚行は、なるべくなら避けたいもの。

★ポリ袋を使わない生ごみの捨て方、そのヒントはこちら。
『プラなし生活』プラスチックフリーに「生ゴミ」を片付ける方法
(脱プラにまつわる確かな情報ならこのサイト)
『本当に価値のあるものは?』プラスチックを使わずに、生ゴミを捨てる方法 (ドイツ式プラスチックフリー術)

とにかく、まずは生ごみとフードロスを極力減らすことが先決!
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14歳からのプラスチックと環境問題

2020-02-16 | Plastic考
図解シリーズの記念すべき10冊目
『14歳からのプラスチックと環境問題』
おかげさまで好評発売中です。

 太田出版刊

間違えなく世界を変えた夢の素材、プラスチックに罪はない。
使い方を誤った人間の暮らしに問題があるのです。
便利さに甘えて、使い捨て生活を選びとったのは私たち。
いま改めなければ、手遅れになる…。

そんなメッセージをこめて本をつくったからには、
今年こそプラごみもっと減らすぞ宣言。
なのに、ああそれなのに、なぜなくならない⁉
あんなにレジ袋を辞退しているはずなのに、
うっかりマイバッグを忘れたときに限って
買い物を思い出したりセール品を見つけたりしてしまうし、
客人はおみやげとともにプラ袋を置いていくし、
誰かが捨てたプラ袋が風に舞って庭に入り込んでくる。

戒めのために、今年に入ってからたまったプラ袋は
別にしてとっておくことにした。
これ以上増やさないようにしなければ!
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「fashion PLASTIC」ロックマガジン社

2019-10-27 | Plastic考


 この何カ月か、かかりきりになっていたプラスチックの図解本、ようやく脱稿す。やっと一息ついたので閑話休題。

 この企画のきっかけになったのが、ロックマガジン社から1980年に刊行された隔月雑誌「ファッション」第2号の「プラスティック」。このうちの翻訳部分を担当したのだが、あまりに昔のことで、ほとんど記憶がない。唯一鮮明に覚えているのは、モノマーをつなぎあわせるとポリマーになり、がっちり手を組んで離さない、というプラスチックの基礎中の基礎くらい。今では中学でプラスチックの物性について習うそうだが、当時はそんなことは学ばなかったし、ましてや文系なので化学用語はちんぷんかんぷん。辞書と格闘しながら、プラスチックの不思議をひも解いていく作業に、スリリングな高揚感を覚えたことだけは記憶に残っている。

 当時の世の中は、プラスチックの未来についてあまりにも楽観的だった。ポリ塩化ビニル製のレコードのことをヴァイナル(ビニール)と呼び、人類が滅びても、ヴァイナルは音楽を閉じ込めたまま地球に残り続ける、などと、ロマン主義まるだしでプラスチックが賛美されていたっけ。

 それが今や、世界は脱プラスチックに向かってる。でも素材としてのプラスチックに罪はない。プラスチックが夢の素材としてきらきら輝いていた時代を振り返りたくなったとき、ふと思い出したのが40年近く前のこの本だ。幸い引っ越したばかりで、片付け途中の段ボールの中に、それはあった。

 読み返してみても、自分が訳した実感はやっぱりなかったけれど、もう一度プラスチックというテーマに取り組んでみたくなった。そのとき出版社からは別のお題を出されていたのだが、急遽プラスチック企画に変更して、今ようやく最後の作業を終えたしだい。

  再読再勉強

 そして、まったくもって遅ればせながら、ロックマガジン編集長だった阿木譲氏が昨年亡くなっていたことを、つい先日知る。海のものとも山のものともつかない学生を信頼して、次々にハードルの高い翻訳課題を与えてくださったことに感謝するとともに、謹んでご冥福をお祈りいたします。

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プラスチックが降ってくる

2019-08-22 | Plastic考


数か月前の新聞に、「マンションの1階に住んでいたとき、上からいろいろなものが落ちてきました。例えば布団、植木鉢、試験の答案用紙…」といった読者投稿が掲載されていて、思わずポンと膝を打つ。

あるある!そこまでの大物や珍品はまだないけれど、確かにいろんなものが落ちてくる。一番多いのは洗濯ばさみ、ついで袋類、よくわからない何かのパーツ…。すべてプラスチックである。

庭の土の中からもプラスチックの破片が出てくる。帯広の空き地で家庭菜園をやっていたときも、土を耕すと、同じように正体不明の破片がいくつも出てきた。これまでは、特段問題にしていなかったのだけれど、これらを放置しておくと、マイクロプラスチックになって、回収不可能になってしまうことを知ってからは、気になってしかたがない。

とりあえず、落ちてきたものはごみとして処分。一部、まだ使えそうな洗濯ばさみは、ゴーヤのつるの仮留めなどに使わせていただいている。困るのは土の中に紛れ込んでいるプラ破片である。涼しくなったら、秋まきの準備がてら、排除していかなくては。

同時に、新たなプラスチックごみを発生させないために、プラスチック製の園芸資材を使うのも控えることにした。例えば、ゴーヤのつるを誘導するネットは、天然素材のひもを立体的にくくりつけて手づくり。マルチは劣化して地中に残る可能性があるし、最終的にごみになるので、使用中止。

本当は「プラスチック全面禁止!」といきたいところだが、すでにあるプラ製の支柱やプランター、じょうろなどは、劣化を見逃さないようにしつつ、使えるまで使うとしよう。つくづく目配りできる狭い庭でよかったー!
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なぜたまるんだプラごみ

2019-07-19 | Plastic考
東京に戻ってから腹立たしくてならないことのひとつが、プラごみ発生量の多さ。もちろん帯広にいるときも、それなりのプラごみは出ていたけど、東京ではその比ではなく、あっという間にたまってしまう。

なぜなんだ??

理由1.東京は店も品物も多すぎて、余計なものを買いすぎる!
食材はあっちの店、惣菜はこっちの店、パンは向こう…と
あちこちハシゴするたびに、どんどんプラ容器やレジ袋が増えていく。
帯広ではスーパー1軒でまとめ買いしたら、それでおわり。
目新しい惣菜もないので、必要なものしか買わなくてすんだのに!

理由2.東京は冬でも快適すぎる!
そこらじゅうにあるコンビニ、一年中夜でも外出できる適度な気温。
「ちょっとそこまで」と簡単に買いに出かけてしまえるのが東京。
一年の半分が氷点下の帯広では、夜のコンビニに歩いて行くなど問答無用。

理由3.東京のリサイクル事情は遅れてる!?
意外なことに、帯広ではかなり前からレジ袋有料の店が多く、
マイバッグ持参が常識なので、レジ袋がそれほどたまらないし、
たまっても市のプラごみ回収用の袋に使えた。
近所のスーパーでは、食品トレイや牛乳パックの拠点回収を実施。
これだと確実にリサイクル材料になるので、
頑張ってきれいにして持っていく気になろうというもの。

理由4.地元の恵みがプラ利用を減らす!
農家さんや家庭菜園のおすそ分けが多かった帯広時代。
それらは新聞紙にくるまれて、紙袋や段ボール入りで
我が家にやってくることが多かった。
東京では段ボールで買っていたペットボトル入り飲料水も、
帯広ではほぼ不要。なにせ帯広の水道水は
国内有数の清流、札内川の支流から採取しているうえ、
住んでいたマンションは屋上タンク式ではなかったので
蛇口から直に汲んでグビグビ飲んでも平気だった。
ペットボトル飲料を大量に買ったのは、
昨年9月の北海道ブラックアウトの時だけ!

そんな帯広の日々を思い出して、まずはどこへ行っても、意識高すぎ高杉クンのように「袋は結構です!」とレジ袋を固辞し、ペットボトル入り飲料は買い控え、極力新しいポリ袋やラップを使わずに過ごそうとしてはいるのだが…。なかなか減らないプラごみに暗欝たる思いである。
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