サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

全国旅行支援で1年ぶりに帯広へ

2022-12-14 | 『勝手に帯広通信』
11月下旬、1年ぶりに帯広へ。

逆光で見えませんが、眼下には懐かしいパッチワークの畑。

今回ラッキーなことに、全国旅行支援適用のパックツアーの予約がとれ、
航空券・ホテル代込み3泊4日3万円ちょいという破格のお値段。
遊びではなく、高齢親族支援のための来帯なので、大助かり!


北海道の全国旅行支援事業の名称は「HOKKAIDO LOVE!割」。
地元紙・北海道新聞には、チームナックス起用の全面広告が。


「平日」に3泊したので3000×3=9000円分の地域応援クーポン獲得。
「休日」だと1泊あたりもらえるクーポンは1000円だそう。
でもこの「平日」「休日」の定義がちょっとわかりにくい。
旅行初日は、実際には祝日だったので「休日」に当たるのかと思いきや、
「宿泊日とその翌日が土曜・日曜・祝日の場合」が「休日」扱い。
つまり、連休初日(ほぼ「土曜」のこと)だけが1000円となるもよう。

余談ながら、全国旅行支援の適用を受けるには、コロナワクチンの
3回目接種済証明かPCR検査などの陰性証明の提示が必要なのですが、
それを知らずに手ぶらで来た若いカップルが、ホテル受付ではじかれ、
どうなるかと見ていたら、マイナンバーカードとスマホを駆使して
あっさり接種証明を取得してました。なるほどー。紐づいてますね。


濃霧に包まれた早朝の大通り。ここはまだ信号があるからよいものの、
信号も横断歩道もない道は、走ってくる車が霧で見えず、渡るのが怖い!


昼間は一転して十勝晴れ。ナナカマドの赤い実が青空に映えます。


エゾリスくん、いたー! おめもじするのは実に4年ぶり。


東京より日が短いはずなのに明るく感じるのは、空が広いせい?


いつものことですが、まだ午後5時前ながら商店街に人影なし。
街の中心地の空洞化が顕著なのは、地方都市の宿命か。
3頭の雌鹿たちの視線の先には、立派な角をもつ雄鹿像が立ち、
その背後にある六花亭本店だけがいつも賑わってます。


帯広唯一のデパート「藤丸」も、ついに来年1月末に閉店とのこと。
一足先にデパートがなくなった釧路から、わざわざ藤丸まで
バスツアーで買物に来るお客さんもいたのに、惜しまれる限り。
ますます札幌一極集中化が進みそう。

毎時の時報代わりに流れるドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」も、
エレベーター利用時の注意を促す「あぶのうございますので…」という
十勝離れした上品なアナウンスも、これが最後かと思うと名残惜しく、
つい長居して何度も聞いてしまいました。

そんなわけで地方応援クーポンのほとんどを藤丸で利用。


クーポン9000円プラスアルファのお買い物がこちら。
十勝産チーズ、玉ねぎスープ、六花亭のドレッシング、音更の豆類、
セール品のバッグ。以上は藤丸、その他はセイコーマートで。


自分のお金ではまず買わないであろうものこそクーポンで!
と初日から目をつけていた「セイコーマートFANBOOK」2580円。
ボックスに入っていて中身がよくわからぬまま買ったところ、
シャケのイラスト入り、A4サイズのバッグが入ってました。


特別付録のバッグの裏地には、ホッカイドウな可愛いイラスト。
でもこれがお目当てで買ったわけではなく、期待していたのは本体。


ファンブックというからには、北海道が誇るローカルコンビニ、
セコマにまつわるコアな情報満載だと思っていたのに、
書籍部分の本体は、たった15ページの浅い情報でガックリ。
クーポン利用なら2580円も惜しくないと思って買ったのに、
2580円あればセコマでサッポロクラシック350ml缶が12本買えた!
と気づいてしまったが最後、クーポンでも惜しいぞー。
発行元は宝島社。これを先に見るべきでした。

今回は、滞在中ずっと親族の手伝いに明け暮れていたうえ、
帯広は病院、高齢者施設、学校と、コロナのクラスターだらけで
うかつに動けないので、知人にもいっさい会わず、
十勝のうまいもんを食べに出かけることもせず。


唯一の「外食」は、六花亭と並ぶ十勝帯広の菓子どころ、
柳月のイートインで食べたチーズケーキ、172円ぽっきり!
コーヒーは無料、北海道新聞と十勝毎日新聞が読み放題。

まだ雪が降る前の中途半端な季節だったこともあり、
実に味気なく、行った気のしない残念な旅でした。

  
藤丸地下の「トカチク」で買った「風土火水」と「コルバ」のパン、
柳月のお菓子、帰りのエアドゥ機内販売で買った馬油セット。
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映画『百姓の百の声』

2022-12-13 | 映画
ドキュメンタリー映画『百姓の百の声』柴田昌平 監督作品



全国各地のお百姓さんを訪ね、培ってきた技や創意工夫、
さらにはその人の生き方にも迫った農業ドキュメンタリー。
農の問題、食の問題は、情報として知っていたつもりでも、
現場の生の声は、想像以上に前向きで柔軟なことに驚かされます。
何よりも登場するどの農家さんも、人として魅力的!

また、制作協力の農文協さん(出版社「農山漁村文化協会)が
日本の農において大きな役割を果たしていることを
再認識させられる映画でもありました。
農や食に関心のある方にはお薦めの一作です。

東京での上映は、ポレポレ東中野にて2022年12月16日(金)まで、
シネマ・チャプタ・タバタにて2023年1月19日(木)~31日(火)。
その他、全国で順次上映予定。
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