サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

サハリンで病院に行く

2018-12-10 | サハリン2018
今回のサハリン旅行のハイライト。それはいきなりやってきた。
着いた翌朝、同行の家人がお腹が痛いと言い出したのだ。
しかも単なる腹痛ではなく、持病の憩室炎が再発したらしいという。

まずは本人が、加入していた海外保険のコールセンターに電話。
ロシアを管轄しているロンドンのオペレーターに回され、
保険の適用範囲や治療費請求に必要な書類などを確認。

次に、滞在していたベルカホテルのフロントに相談。
幸いにもこの時フロントにいたのは、よく気のまわるお姉さん。
近くの病院を紹介してくれたうえ、タクシーを手配してくれた。

タクシーに乗り込み、いざ病院へ!
が、すぐ到着。
なーんだ、歩いて行ける距離じゃないか。


*写真追加しました。これが病院の建物。可愛い色使い!

病院の1階受付で並んでいると、2階に行けと言われ、
2階受付に行くと、ベルカホテルから連絡が回っており、
カッサ(支払い窓口)に連れていかれ、まず1000ルーブル払えという。
そしてようやく3階の診察室へ。

クマさんのようなドクトルに症状を伝えるが、
細かく尋ねられても医療専門用語などわからず悪戦苦闘。
そもそも「憩室炎」をロシア語でなんと言ったらいいのだ!?
そこで、絵心のある患者自ら腸の絵を描き、身ぶり手ぶりで説明。
すると「ああ、わかった!」と、さすがドクトル。

患者を寝かせて、あちこち手で押して反応を見るも、
ドクトルの見立ては「憩室炎のような深刻なものにあらず。
もっと単純なプロブレ―マ。おそらく筋肉痛である」と拍子抜け。

納得のいかない患者にマッサージの手ほどきをし、
「マッサージを3分、これを2時間おきに繰り返してください」
と、それだけ。薬も処方されず、2日後また来いという。

当初はドクトルを疑ってかかっていた家人も、
半信半疑でマッサージを続けていたところ、症状が軽減。
2日後、念のため病院を訪ねたが、混んでいたので
結局そのまま帰ってしまった。
体調が回復した今となっては、観光する時間のほうが大事ですから。

しかし今回よくわかったのは、ロシアの病院での画像利用状況。
患者たちは、自分の医療画像データが入っているとおぼしきディスクを
手に手に持って受付に並んでいたし、先のドクトルは
「日本で撮った画像が見たいので送れないか?」とも言っていた。
ドクトルはスマホで人体イラストを見せながら
筋肉と神経の関係を説明してくれたし…。
なんだか日本より進んでるんですけど!
Comment
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベルカホテル&サハリンサッポロ

2018-11-16 | サハリン2018
サハリンに行くなら、ぜひ泊まってみたかったのが、
ユジノサハリンスク中心部にあるベルカホテル。


2年前にサハリン旅行を計画した時も、ベルカホテルを予約。
でも、台風のため旅行そのものがキャンセルになってしまったので、
使われなかったバウチャーが虚しく残るのみでした。
今度こそ!と前回お願いしたサハリン専門旅行会社さんに
再度お願いしようかとも思ったのですが、今回は電子ビザ利用のため、
ホテルもネットでとることにしました。

旅行予約サイト、アゴダで予約し、ツイン1泊朝食付き5600ルーブル。
この時のレートで、一人約5000円。
現地でチェックアウトの際、ルーブル払い。
国内の宿泊手配と同じようにロシアのホテルが手配できるなんて
隔世の感ありまくり!

ベルカを選んだのは、まずこの可愛らしい外観。
森の中のログハウスふう。少し奥まったところにあるので静かですが、
ミール大通りまですぐ。近くには郷土博物館あり。

ベルカはロシア語で「リス」のこと。

あちこちにリスがいます。


あまり可愛くないけど…(笑)。

クマもいます。

こんにちは。テーブルの下に隠れてるというより、
クマさんがテーブルを支えてます。


客室もウッディ。木の香りがして落ち着けます。
日本の建築家が設計したのだそう。


カーテンには、なぜか漢字の文様。


広さは申し分なし。クローゼットやミニバーあり。


トイレもちゃんと流れますよー。


浴槽はなく、シャワールームのみですが、短期滞在なら充分。
このガラス張りのシャワールーム、ロシアでは個人宅でも需要があり、
ホームセンターでいろいろなタイプのものが売られてました。


廊下にもふんだんに木材が使われています。


各階にウォーターサーバーと電子レンジあり。


全館禁煙ですが、バルコニーが喫煙所になってます。
ハバロフスクのインツーリストも確かこのタイプ。


朝食は地下のレストラン「トラクチ―ル・ナ・ハバロフスコイ」で。
ビジネスランチや夜の飲食もあるもよう。


夜はイルミネーションがともり、よりファンシーに!
ホテル内にはサウナやプールもあり、時間制で有料。

フロントには、とてもよく気のまわるお姉さんと、
美人だけど愛想のかけらもないソ連的お姉さん、という
絶妙の組み合わせでスタッフが待機(笑)。
総じて、泊まって悔いなし、期待以上に良いホテルでした。

当初は3泊4日の予定だったのが、フェリーが欠航となったので
ベルカを1泊追加。そのあと駅近のホテルに移動しました。
それが日本人にはおなじみのサハリンサッポロ。

サッポロ外観。ソ連時代そのままの箱型のシンプルな建物。


レーニン大通りに面してます。駅まで徒歩5分くらい。


ツイン2泊で9800ルーブル。ベルカより安い!


ロビーにも、そこはかとなくソ連の香り。


無駄に広い空間に、帝政キッチュなインテリア。


延々と続く長い廊下もソ連っぽい。


客室もシンプル。でも広さは充分。ベッドも大きめ。
ソ連時代のホテルは、大男が寝たらはみ出すくらい狭い
木枠のベッドしかなかったものよのー、と懐かしく思う。


部屋の反対側はこんな感じ。


バスルームにはちゃんと浴槽もあります。


ミニバーの上には電子レンジや栓抜きまで完備。

ソ連的雰囲気と現代的な設備を兼ね備えたサハリンサッポロ。
朝食バイキングのバリエーションが少ないのが、やや難ですが
これはこれで快適なホテルでした。

それにしても…と、度々くどいですが(笑)、
ロシアのホテルがネットで簡単に予約できるなんて、
しばらく来ないうちにずいぶん変わったもの。
ただでさえ苦戦しているロシア専門旅行会社さんは、
ますます需要を失ってしまうのではないかと、人ごとながら心配です。
Comment
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

稚内からフェリーでサハリンへ

2018-11-11 | サハリン2018
朝7時半、コンビニで昼食を買い込んで稚内港国際旅客ターミナルへ。

サハリン・コルサコフ港へ向かうフェリーの起点がここ。
車で来たフェリー利用者は近くの無料駐車場が使えるそう。

すでにちらほらと乗客の姿が。

半分以上は大荷物を抱えてサハリンに帰るロシア人。


時計は右が日本時間、左がサハリン時間。時差2時間。






ルーブルの両替もここでできます。

乗客が集まってきたところで、プロブレーマ発生。
悪天候が予想されるため、帰りのフェリーが欠航になるかも、
と聞かされ、ここで行くか行かないかの決断を迫られる。
欠航の場合、次のフェリーまで3日待たねばならず、
サハリン3泊のつもりだったのが6泊しなければならないことに。
仕事の都合で延泊できない人は、残念ながらここで脱落。
我々は、もちろん行きます!


日本側の出国審査は手早くあっというま。

これがサハリン行きフェリー「ペンギン32」。



所要約4時間半で稚内とコルサコフを結ぶ小さな船。
フェリーの手配はロシアだが、フェリー会社はシンガポール、
船籍はドミニカ、乗務員はインドネシア人だとか。

フェリーに乗り込んだところで、帰りのフェリー欠航決定の知らせが。
ここで再び、行くか行かないかを問われ、この段階で脱落する人も。
すでに乗船手続きも出国審査も済んでいるが、
出航前ならキャンセルできるそう。

定刻よりかなり遅れて、いざ出航。

稚内がどんどん遠のいていく。丘の上に見えるのが稚内公園。


船内は自由席。マットもあるので寝たい人は早い者勝ち。


こちらは2階席。眺めはこちらのほうがよいかも。


船内は禁酒禁煙。タバコを吸う人はデッキへ。


飲食も禁止!? 守ってる人は少ないが…。


気になるのがトイレです。早速偵察してみると…。




ゆったりして清潔。とりあえず一安心。


ドミニカ国旗を掲げたフェリー。この日は晴天に恵まれ、波も穏やか。
そろそろコルサコフが近づいてくる。


タンカーがあちこちに見えてきます。


そしてようやくコルサコフが見えてきた!


あわただしくなる船上。きびきびと働くスタッフたち。


そして着岸。向こうに見えるのが連絡バス。

ここでコルサコフ側の係員数名が乗り込んできて、しばらく待たされる。
ようやくOKが出て、荷物を手に下船。

ついに上陸~。振り返ってフェリーの写真を撮ると
「ダメダメ」とやんわりと注意を受ける。

コルサコフ側の入国審査は、ひとり数分かけてじっくり。
ロシア人ご一行が割り込んできたりして、なかなか列が進まない。
やっとスタンプを押してもらえると、次は荷物検査。
麻薬犬とおぼしき細くて小柄なシェパードが、
おとなしく任務にあたっておりました。

ようやく荷物検査を終えて外へ。

これがコルサコフ側のフェリー乗り場外観。
「マルスコイ・パビリオン」とあり。

さて、いつのまにか、ほかの乗客の皆さんはいなくなってしまい、
迎えのない我々だけが取り残される。
フェリー乗り場を出たら左方向へ、ダヴァイ!
バス停「ピャチウグロク」まで、ひたすら直進。

事前にグーグルでルートと周辺の景色を確認してはいたものの、
砂ぼこりの舞う道は、想像以上にワイルド。
  建築途中で放棄された建物も

やっと人の気配がする一角にたどりつく。

なんとも色づかいが可愛いお店たち。

それらしきバス乗り場はあるが、もちろんバス停に名前も時刻表もない。


でもご安心を。バスの運転手さんのほうから声をかけてきた。

あー、せっかく写真撮らせてもらったのに真っ暗~。


ガイドブックには「ユジノサハリンスク行きは115番のバス」とあったので
最初は白タクならぬ白バスか!?と疑ってしまったのだが、
親切なおばあちゃんが「町に行くならこれよ!」と指差して教えてくれる。
経由するルートが違うだけで、333番もユジノサハリンスク行き。
一人120ルーブル。乗るときに運転手さんに支払います。


バスといっても乗合バスのようなワゴン。
道中にダーチャ村があり、ダーチャ通いにも使われているもよう。


しばらくはのどかな風景が続く。

やがて沿道が華やぎ始め、いつのまにかレーニン大通りに入り
ようやくユジノサハリンスク駅前に到着。

333番のバスは駅正面に向かって右手のキオスク前、
115番のバスは左手にあるバス案内所が発着地のもよう。

とにかく着きました、ユジノサハリンスク!(つづく)
Comments (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サハリン旅行の玄関口・稚内へ

2018-11-07 | サハリン2018
もう3ヵ月近く経ってしまったではないですか!
記憶が薄れてしまいそうなので、ぼちぼちいきますサハリン旅行報告。

サハリンへはもちろん飛行機でも行けますが、北海道にいるうちに
せっかくなので稚内からフェリーで行くことにこだわり続けてきました。
しかし、同じ道内といっても稚内は遠いのです…。

まずは帯広発都市間バス「ノースライナー」で旭川へ。

運よく十勝バスの一番いい車両(たぶん)に当たりました~。
帯広駅発8時10分、旭川駅着12時10分。
つまり所要4時間。これはもはや普通のことなので楽勝です。

旭川駅13時35分発の特急サロベツ1号に乗り込む。



列車は乗り心地がよく、トイレも清潔。

日本最北の鉄路、宗谷本線をゆく。

時折こんな光景が広がるものの、生い茂る樹木に覆われて
景色が見えない区間が多いので、ちょっと期待外れの道中。

宗谷本線もJRの廃線候補に含まれており、確かに利用客は少ないのですが、
広大な北海道の移動手段としてなんとか残してほしいもの。

ちなみに切符はJRの「えきねっとトクだ値」で半額の4150円で購入。
JRのサイトは総じてわかりにくく、なかなかたどりつけないので
直リンク貼っておきます。
JR北海道の特急列車(在来線)お得な切符はこちら

稚内到着は17時21分。所要4時間弱。
  
乗り換え時間を入れると、ここまで約9時間半。
ようやく最北の地にやってきましたが、もう夕刻。

サハリン行きフェリーは朝出発なので、言うまでもなく
前日のうちに稚内入りしている必要があるのですが、
かといって稚内をゆっくり観光している時間もないのが残念。

ホテルに荷物を置いたら、日が暮れないうちに稚内公園へ。

北門神社の境内を抜けて…。

高台からフェリー乗り場のあたりを望む。


柵に囲われた一角に、なぜかシカがいます。


こっちにも。数匹いましたが、観光用??


公園の頂上に出ると、九人の乙女の碑が。

1945年8月20日、終戦後に攻めてきたソ連軍から身を守るため、
青酸カリ自殺を遂げた樺太真岡の電話交換手たちの
最後の言葉が刻まれています。
晴れた日には、遠くサハリンの島影が望めるそう。

こちらは南極観測樺太犬記念碑。

奇跡の生還を遂げたタロとジロの物語が有名ですが、
この2頭も含め、選ばれた樺太犬たちはこの公園で
南極行きに向けて犬ぞりの訓練を積んでいたそう。
ちなみにタロとジロには、サブロという弟もいたのだとか!

反対側から見ると夕陽に映えて凛々しいこと。


左は樺太犬供養塔、右は氷雪の門。
  
氷雪の門は、サハリンを望んで立つ樺太島民慰霊碑。

公園から町のほうに降りて行くと、第1猫さん発見。


こんにゃ子もいます。


夜はホテルの近くで盆踊りが…。

北海道では8月中旬ともなるともう涼しいので
夏祭りといってもなんとなく物悲しい風情。

さあ、明日はいよいよサハリンへ!(つづく)

ホテルの朝食、勝手にイクラ丼。


Comment
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サハリン土産のチョコレート

2018-10-31 | サハリン2018

サハリンのスーパーでチョコレートやチョコ菓子を購入。
ロシアに行くと、いつもチョコをバカ買いしてしまうのですが、
包み紙が捨てられなくてゴミの山(人から見れば)が増える一方なので、
ここはぐっとこらえて少数にとどめました。
サハリン限定チョコは一番左の板チョコだけ。
サハリン島の地図をあしらったシンプルなデザインです。

こちらは鳥のミルク風チョコ菓子「鳥のお菓子」(!?)。

「鳥のミルク」を名乗る正統派よりお値段安めの95ルーブル。
でもそれなりに甘くておいしいので、お土産の大量買いにはいいかも。

こちら老舗コルクノフのベリー入りチョコ。

159ルーブル(300円弱)といいお値段ですが、
ベリーの風味と甘み、上品なパッケージが二重丸。

しかもチョコ本体をくるむ包装にこんな工夫が!

銀紙ではなく、チョコがくっつきにくいプラ包装。
矢印のところをめくって開け、食べ残したら
専用シールを開口部に貼ってとめるのだそう。
赤いところをつまんで引っ張ると、シールが簡単にはがれます。
シールを使うまでもなく、全部食べちゃいましたが(笑)。

サハリンチョコは、さらにお高い168ルーブル。

質実剛健のビターチョコ。簡単には割れない堅さ。
食べ応えがあって少しずつしか食べられないので、逆にリーズナブル。

このチョコに限らず、スーパーの商品はバーコードのタグつき。

普通は包装の上に貼られているものですが、なぜか中にある。

しかもチョコ本体にノリで貼りついていた~。

はがしてもノリの跡が…。
さすがロシア、と妙に安心したりして。
Comment
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オブレピーハの化粧品

2018-10-26 | サハリン2018


サハリンはユジノサハリンスクのホームセンターにて
オブレピーハ製品はないかと探したところ、ありましたありました!
左からハンドクリーム、顔用ナイトクリーム、石鹸、シャンプー。

オブレピーハはダーチャの庭によく植えられているベリーで、
ビタミン豊富で薬効に優れた植物として知られています。
日本でも生果や加工品が手に入ることは入るのですが、
いまひとつ知名度が低いのは、「サジー(中国名)」、
「シーバックソーン(英名)」「シーベリー」などと
違う名で呼ばれていて耳にとまりにくいせいかもしれません。
おまけにロシアでこの実を知った人は、間違いなく「オブレピ―ハ」と
ロシア名で呼びますから、ますます混乱するのも当然です。

まずはハンドクリームを使ってみましたが、
適度にクリーム感があって、甘い香り。
気になる効果のほどはいかがなりや?
しばらく使ってみてご報告します!
Comment
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サハリンで食べる

2018-09-05 | サハリン2018
ロシア旅行はモスクワのアパート取材以来、なんと7年ぶり。
いつも恒例だった旅先で食べたもの一挙公開、
久々にいってみます。ダヴァイ!

8月14日(火)

稚内からコルサコフ行きフェリーでサハリン入り。
ユジノサハリンスクに到着したのは夕刻でした。
初ディナーは「チョルナヤ・コーシュカ(黒猫)」。



前菜のビーツのサラダは絶品。ルッコラとクルミとバルサミコ添え。

  
ボルシチ、ペリメニ、ビーフストロガノフとマッシュポテト。
このほかサーモンのカツレツ、ワインやビールでしめて4150p。


とても雰囲気がよく、くつろげます。日本人観光客多し。

8月15日(水)

朝食はベルカホテルのバイキング


ティータイム

エスプレッソと固いエクレア。

夕食はホテルの近所のカフェ「セーリ・パイエーリ」で。

レストラン風のいまどきカフェかと思ったら、
昔ながらのスタローバヤ形式のカフェでした。

  
三者三様のチョイス。サラダ、ブリンチキ、蒸し鶏などなど。
ひとり700円くらいのお手頃価格。


真っ赤なソファの向こうに配膳カウンター。
ここに待機するおばちゃまたちに口頭で注文するスタイル。
よって、ロシア語がわからないとハードル高し。

8月16日(木)

朝食:ベルカホテル

小さな食堂ですが、十分な品ぞろえ。


昼食:スーパー「カリンカ」最上階の
カフェ「ルスカヤ・クーフニャ」

ピロシキ2種とビーツサラダとチェリーパイ。
うーむ、ちょっと微妙な味でした。

夕食:またまたカフェ「セーリ・パイエーリ」

ブリンチキのハムチーズ入り、おいしかった!
でも卵入りスープが嘘みたいに味がなかった。

8月17日(金)

朝食:ベルカホテル


お昼はシティ・モールの「ヴレーメナ・ゴーダ」でお茶だけ。
同行のSさんが牛タン料理を頼んだところ…

見た目は豪華、味は微妙とか。

夕食:レストラン「ソーホー」
目当てにしていた店という店満員で入れず。
しまった、金曜の夜でした!
やっと入れたお店は、高級マンションの下にある
やけにバブリーなレストラン。
メニューはタブレット。でも注文は口頭。

  
カニリゾット、ポークリブなど、全体に値段お高め。
その分しっかりボリュームも多くて食べきれず!
飲み物も高いので、長居することなく退出~。

8月18日(土)

朝食:ベルカホテル最後の朝食。
 

  
次々に温かいお料理が追加され、食べ終わるとすぐお皿をひいてくれる。
とてもサービスの行き届いた朝食バイキングでした。

この日はバスでホルムスク(旧・真岡)へ。
歩いていると、何やら向こうから煙が…。


もしやと思ったら、やっぱりシャシリク!



スパイシーなシャシリク2種。

ホルムスクからユジノサハリンスクに戻り、
一休止してもまだ明るい。
サマータイムで日が長いのだ。

夕食:ジョージア(グルジア)料理「チフリス」
2年前にサハリン旅行を計画していた時に調べ、
ぜひ行きたいと思っていたお店、チフリスへ。

予約しないでダメもとで訪ね、空席があるかどうか尋ねると
店長さんとおぼしき女性が席を用意してくれました。


グルジアふうサラダとナスのひき肉包み。


これが食べたかった!ハチャプリ!チーズがもっちり。
このお店、ハチャブリだけで何種類もあるもよう。

 
お昼に続いてまたシャシリク&ケバブ。
店内が暗かったので、絵が地味ですが。

グルジアワインをお伴に3人で4950p。
このお店、クレジットカードは使えないので要注意。

さて、この日から新たなホテル「サハリン・サッポロ」に移り、
冷蔵庫は早速スーパーで買った酒類でいっぱいに。

客室に栓抜きもワインオープナーも用意されているので
瓶ビールやワインを買っても大丈夫!

8月19日(日)

朝食:サハリン・サッポロ・ホテルのバイキング。



メニューはいたってシンプルなソ連スタイル。
総じてこのホテル、建物の随所にソ連ぽさが偲ばれ、
でも客室は現代風でベッドも広々してました。

この日はまったりぶらぶらして、買物メイン。

スーパーのお惣菜を買ってお昼がわりに。


そういえばアイスも食べました。
昔ながらのプロンヴィル。
北海道のアイスを食べつけてるせいか
昔のような感動がなかったなー。

最後のディナーは外食はやめ、スーパーで調達。

ピザ・マルガリータを注文したはずが、似ても似つかぬものが…。


ビーツサラダとブリンチキは
どこで買ってもハズレなし。

8月20日(月)

朝食:サハリン・サッポロ・ホテルのバイキング。

サッポロ・ホテルのバイキングは朝7時から、
と少々遅いのが難点。
食べるなりチェックアウトして、
駅前からバスでコルサコフ港へ。

フェリーの中でブリンチキを1個食し、あとは爆睡。
皆さん船酔いしまくってましたが、なぜか無事なまま
午後2時ごろ稚内に到着。


Sさんに車で送っていただきがてら
日本最北端、宗谷岬を制覇!

そして旅のシメはなぜかラーメン(笑)。
 

全6泊7日、総じておいしい旅でした。
やっぱりロシア料理は体にやさしくフクースナ!
Comment
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロシアの電子ビザでサハリンへ

2018-08-21 | サハリン2018
なんということでしょう。ロシアも電子ビザ導入とは!

もう何年も前から、ロシアビザを緩和する、
と日本側に公言していたプーチンさん。
しっかり約束守ってくれました。
まず手始めに2017年からウラジオストク、
そして今年2018年からサハリン、カムチャッカも
電子ビザで行けるようになったのです。

とはいえサハリンの場合はコルサコフ港からの出入国だけ。
つまり稚内からフェリーで渡る場合に限られます。
やっとフェリーも就航したことだし、これはもう取るっきゃない!
と、ロシア連邦外務省E-visaサイトで電子ビザを取ってみました。

用意するのは携帯で自撮りした顔写真とパスポートだけ。
あとは指示に沿って個人情報を入力して送信。
きっかり2日後に電子ビザがメールで到着。
しかも無料! なんと簡単!

嗚呼、隔世の感あり。
不自由だったバウチャー時代を知る者にはあっけなさすぎ。
しかもフェリーはEチケット、ホテルはネット予約でOK。
フェリー代金は往復3万円のところ、青年は2万円、
青年じゃない人も稚内市の補助金がつくので2万5000円。
(注:全員に補助金がつくかどうかは未確認)
さあ行こう、サハリンへ!

が、問題は稚内までの費用なのです。
道内から行く場合は、ほとんど皆さん車ですが、
我々はバスとJR宗谷本線を乗り継いで行きました。
これが一人片道8000円弱(JRはネット予約で半額)。
加えて朝9時のフェリーに乗るためには、どうしたって前日宿泊が必要。
稚内のホテルは、ちょうど旅行シーズンのピークで最高値でした。
これが痛い。

しかし、最大の問題は別のところにありました。
高波のため、なんと帰りのフェリーが欠航にっ!
ここで足かせになってくるのが電子ビザです。
急いで帰りたい人は、飛行機を利用するのが確実ですが、
今のところサハリンで電子ビザが使えるのは、コルサコフ港だけ。
(9月からユジノサハリンスクの空港でも使えるようになるという情報も)
しかも電子ビザの有効期限は、ロシア入国から8日以内。
我々はギリギリ7日でなんとか帰りつけましたが、
天気がよくても海の波はかなり高いことがあるので
こればっかりは読めません。

なので、なんとしてもスケジュール通りに帰って来たい方には
電子ビザで行くフェリーの旅は、ちょっと危険かもしれません。
お金は少々かかっても通常ビザをとり、
行きはフェリー、帰りは飛行機、という手もあります。
いずれにしても、サハリン航路存続のためにも
ぜひフェリーに乗ってサハリンへ!!

追記:

帰りのフェリーはかなり揺れ、船酔いする人続出。
酔いやすい人は酔い止めを持参するとよいかもしれません。
   
電子ビザの有効期限8日とは、泊数ではなく日数なので要注意。
詳しくは在ウラジオストク日本国総領事館で確認を。
Comment
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2018年度サハリンフェリー就航!

2018-08-05 | サハリン2018
全国的な猛暑が続いていますが、本日の帯広は冷涼。
ゆうべなど寒いくらいで、レッグウォーマーを履いて寝たほど。
殺人的猛暑でへろへろになっている方は、ぜひ避暑にお出かけを!

さて。2年前に台風のためキャンセルになってしまった
フェリーでサハリンへ行く旅に、ただいま再チャレンジ中。

ここに至るまでは二転三転。
稚内・コルサコフ間のフェリーは今年(2018年度)は運休!
と聞いてがっかりしていたら、間もなく、やっぱり運航!の知らせ。
日露間の調整がつかずに運休を決めたあと、
ロシア側主導で運航が決まったもようです。

ところが!その後なかなか正式発表がなく、
やきもきする日々が続きました。

そしてようやく、7月末にフェリーの手配が完了するハズだったのですが、
なんと、貨物船に載ってフェリーが稚内に到着したはいいが、
それを下ろすクレーンの機材とオペレーターの手配を
誰もしていなかった!…という痛恨のミスが発覚。

日露双方とも、互いに相手がすると思っていたのだそう。
ロシアと北海道ならありがちですねー(笑)。

なんとか手配はついて、フェリーは無事着水し、
8月9日から9月22日まで運航、ようやく決定!

稚内発    火・木・土 
コルサコフ発 月・水・金

詳しくは北海道サハリン航路のHPをご覧あれ。

今年からコルサコフも電子ビザが使えます!
Comment
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サハリンへの道

2016-08-15 | サハリン2018
サハリン・稚内間のフェリー航路復活を知って以来、
真剣にサハリン行きを計画中。
何しろ復活したフェリーはロシア主導の船だけに
来年もあるとは限らない。
「ある時に買え」はロシアの鉄則である。

そこで準備を始めたはいいが、ここにきて思わぬ障壁が!
ちょっと前にパスポートが切れてしまったので、
更新しようとして初めて、ここはどこかを思い知る。
東京から戸籍抄本を取り寄せるのに1週間、
パスポートの交付にいたっては2週間もかかるという。
東京なら1週間で済むことが3週間も~。

(ちなみに。念のため調べてみたところ
パスポートの申請から交付までの所要日数は
どこもだいたい営業日6日。
沖縄でさえ営業日6~10日とあるのに
北海道は札幌以外は「約2週間後からとなります」と
えらくアバウトである。申請窓口で確認すると
「早めに届いていることもありますので、
お急ぎでしたらお電話ください」だと。
道民はこんな不便に甘んじているのね!)

さて、ロシアに行くにはさらにビザが要る。
これまでは自分で狸穴のロシア領事館で申請し、
ビザ代無料で済んでいたけれど、
今回は旅行会社にパスポートを書留で送り、
至急手配料金で代行してもらわねばならない。

そもそもフェリーは9月中旬までしか運航しないので、
ビザ申請から逆算するとギリギリのスケジュール。
こんなんでほんとに間に合うんだろうか??
Comment
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする