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富岡鉄斎 旧宅跡

2015年05月28日 16時08分10秒 | 史跡・旧跡

 

 

 

近代日本文人画の巨匠である富岡鉄斎(1836~1924)が後半生を過ごした旧宅が,

京都府議会公舎として残されていて,上京区の誇る近代の史蹟というべきところです。


 鉄斎は天保10年に三条衣棚の法衣商の二男として生まれ,国学や絵を学び,

石上神宮・大鳥神社・車折神社の神職を勤め,自らの画料をもって神社の復興に尽力しました。

明治15年3月,47歳の鉄斎は京都に帰り,この地に居宅を構えます。

瓦葺屋根に竹組門扉のついた表門を入ると2階建の母屋があって,

庭園とともに鉄斎の好みを偲ばせてくれます。


 敷地の南端にある3階建の洋館は,賜国書楼と名づけられた書庫で,

鉄斎愛蔵の万巻の書物が蔵められていました。

 

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