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平安宮023 伴大納言絵巻 応天門 朱雀門

2019年02月04日 05時58分42秒 | 平安宮

 

国宝「伴大納言絵巻」「応天門炎上部分」12世紀

伴大納言絵巻は、清和天皇の貞観8(866)に、大納言伴善男が政敵である左大臣源信をおとしいれるため、朝堂院の正門である応天門放火事件(応天門の変)を起こして後に真相が判明し、かえって伴善男が逮捕され、遠流に処せられた政治的な陰謀事件の顛末を描いたものです。

ここに掲げてある場面は、放火された応天門が紅蓮の炎に黒煙を上げて燃えさかるさま(左端)を見ようと、平安宮の正門である朱雀門をくぐって駆けつけた役人、庶民らの様々な動きや驚きの表情を詳細に表現しており、絵巻最大の見せ場でもあります。この絵巻物は、建物のほか、公家から庶民に至るまでの風俗や人々の表情まで詳細に描いた、わが国の絵画史上を代表する第1級の資料であります。

なお、この絵巻に描かれた朱雀門は、ここより北へ約300mほどの所にありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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