臨済宗建仁寺派
福成寺
宝珠山と号する。臨済宗建仁寺派の寺。洛西観音霊場第31番札所
当寺は、延暦3年(784)、長岡京遷都のとき、新京の鬼門除けとして創建された、当初は末寺13寺を有する真言宗の大寺であった。その後兵火にあって衰えた。建武5年(1338)建仁寺の広済禅師によって復興される。臨済宗に改められたが、応仁の乱の兵火に遭い、再び荒廃した。今の本堂は天保年間(1830~44)の再建である。
堂内には本尊11面観音立像の右脇壇厨子内に大日如来坐像(平安)を安置する。
左の厨子内の広済禅師坐像(室町)は高さ30センチ、写実性に富んでいるとのこと。
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