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まち歩き長0510  おとくにの竹

2017年07月04日 20時27分40秒 | まち歩き

 

 

乙訓地域は、竹と筍の特産地です。西山丘陵の麓に美しい竹林が広がり、「かぐや姫」伝説ゆかりの地ともいわれています。日本の在来種としては真竹、淡竹に代表されますが、当地の孟宗竹は鎌倉時代に道元禅師が中国から日本に持ち帰ったもので、日本で最初に植えたのが長岡京市の寂照院であるとの説が伝えられています。

当地の孟宗竹は、水はけの良い酸性土壌の恵まれた自然条件の中で独自の栽培方法で育てられ、鍛冶屋が造った「ホリ」という独自の堀り鍬で掘り出されます。白く柔らかいこの筍は「京タケノコ」としてブランド産品に認定され、京の春料理に欠かせない食材となっています。

竹の利用は古く、弥生時代の竹籠が出土していますが、篭やザル等の日常道具をはじめ、扇子や茶道具、楽器、土木・建築の材料など色々な用途に利用されています。

このように、竹とのつながりの強い長岡京市では、竹林が織りなす景観はまちの顔になるとともに、竹をテーマにした幻想的なイベントが開催されるなど、まちおこしの一助となっています

 

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