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石碑東0104  伏水街道 一之橋 旧址

2017年01月27日 10時51分17秒 | 石碑

伏水街道一之橋旧趾

一之橋は,伏見街道(本町通)の今熊野川に架けられた橋。愛宕郡と紀伊郡との境界ともされていたが,元来は法性寺内の橋であったらしい。この附近では,東の東福寺附近から何本かの川が街道を横切っており,北から順に二之橋・三之橋もあった。また,もともと附近は一之橋町と称し(明治2年に現町名に改める),小学校も一橋(いっきょう)小学校というように,町名・校区名の由来となっていたが埋めたてられた。この石標は,伏見街道に架かっていた一之橋の跡を示すものである。

昭和十七年六月建之

 

一ノ橋とは本町通の十丁目と十一丁目境に当たる今熊野川に架けられた石橋をいい、幅三間(約5.5m)長さ五間(約9m)であったが、川の暗渠化によって撤去され、橋脚の一部は一橋小学校に保存されている。この橋は法性寺の北境に当たるので、一に法性寺一ノ橋ともよばれ、二ノ橋・三ノ橋とともに古来古典文学にその名をとどめる名橋の1つである。元禄の頃、俳人其角は

ほととぎす一二の橋の夜あけかな

と詠んだ。伏見を経て大阪に赴かんとしたときの感懐であり、往時は暁闇に門出した人々はこの橋のところに至って夜明けを迎えたものであった。

石碑 前回の記事 ➡  石碑伏0103  電気鉄道事業発祥の地 

 

五七五                                      

 

ダイエット懐だけが軽くなり /フラフラ

 

ことわざ

危ない橋を渡る(あぶないはしをわたる)

今にも崩れそうな危険な橋を渡る、の意から、危険を冒して物事を行うこと。また、法に触れるか触れないかすれすれの手段や方法で仕事をするときなどにいう。

類・危ない枝に上らねば熟柿は食えぬ

 ・虎穴に入らずんば虎児を得ず

対・石橋を叩いて渡る

 

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