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常林寺  浄土宗 「萩の寺」 勝海舟の京の定宿

2015年12月03日 10時07分05秒 | 寺院

 

 

常林寺

当山は浄土宗・光明山摂取院常林寺と号する。天正元年(1573)に念仏専修僧魯道和尚によって開創され、現在の寺町荒神口の一角に最初の堂宇が建立された。知恩院末の有力寺院で、総本山の役番として末寺へ発布された通達には常林寺の書判がみられる。寛文11年(1671)の大火で類焼して、現在地へ地所替えとなり、元禄11年(1698)に現本堂が建立された、本尊は来迎の阿弥陀三尊、境内の世継子育地蔵尊は門前から若狭街道を往還する人々の信仰を集めた砂の河原に囲続され、肩を寄せ合って立つ当山と長徳寺、正定院の浄土宗三ケ寺は「萩の寺」として知られ、毎年9月初めより庭に咲く萩の風情はえもいわれない。海軍伝習生として長崎や神戸にしばしば赴いた若い頃の勝海舟が、京における宿坊にしていたといわれる。京都市

9月15日には「萩の供養」が営まれる。門から寺の敷地には階段を7段ほど下る。鴨川や川端通りの歴史を物語っている。勝海舟の京の定宿になったのは檀家の紅染商・綿屋徳兵衛の「紅の交易のために勝海舟を結びつきを強めたかった」のであっせんがあったと推測される。

 

世継子育地蔵尊

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