Remains of The Accidents

アクシデンツなページ

伊豆まで散歩してきた

2022年04月29日 | 二輪の話

なかなか乗れなかったNinja650だったが、ようやく駆り出せた。

もう先々週になるが天気がよかったので熱海から伊豆半島を周ってきた。

もともと海沿いの街で育ったので、心か少ししんどいときは潮風が恋しくなる。

最近は仕事の上で終活を始めているのだが、周囲はまだまだやれという。

もう40年近く働いているが、小心者なのである時期から責任をもって働くことに
耐えられなくなって、自分の心と戦ってきた。

見た目にはなんとも偉そうにしているように見えるらしいが
その実、仕事も家族もどんどん抱え込んではしんどくなり続けた。

そろそろ子どもたちが自立するまでの目途もついてきたので、ここからは
独りのんびりと過ごしていきたいものだ。

もともと他人、いや自分以外の人と接するのが苦手だ。

独りもくもくと遊んでいる方が向いている。

ただ、人生というものは勝手に逆回転していってしまう。

大学4年になって就職を考えたとき、地元に残ることしか頭になかった。

その割に地元のメーカーの内定を蹴って、大手商社系の会社に入った。

案の定、3年で東京に転勤になり、帰りたい帰りたいと念じて過ごした。

その後、30歳を超えてよもやもう結婚することもあるまいと考えていると
ひょんなことから結婚することとなった。

結婚すれども子供はいらないとしていたものの、すぐに長女が生まれ
かわいさあまって長男も設けた。

そしてここまでなんとか暮らしてきた。

その間、2つの会社から誘われたのだが、いずれも乗り切れずに今の会社に残った。

1社は20代に誘われて断った。同社はその後上場を果たし現在も好業績を続けている。
今もこの会社の株式を大事に持っているが、大化けしてひと財産になっている。

ただ、誘ってくれた当時の社長さんの持ち株はすでに時価400億円を超えていて
あのとき・・・ればと想像してしまう。

もう一社、誘ってくれた方は自らの会社終活のために後継者として自分を誘ってくれた。

上席の役員にも引き合わせていただき、遺跡にかかる条件も整えていただいたのだが
家族の思わぬ反対に遭い、お断りすることとなった。

こちらは合従連衡の末、大手の燃料商社になっている。

いずれもよい話を断ってしまったのだが、一つだけ言えることがある。

あのとき、あの選択をしていなかったら、ここにはいないということだ。

ここがよい場所かどうかはわからないが、この家族といっしょにいられる
ことは無上の喜びだから、これでいい。

仕事も家族も重い重いといいながら、この場所にいることを幸せというの
だから、いい加減なものだ。

 

Ninja650は伊豆半島を心地よく案内してくれた。

以前借りたSV650に比べるとカワサキらしくてよい。
SV650は素直過ぎてお嬢様のようだった。

さてさて青い空と青い海は心を洗ってくれる。

この道、帰路の渋滞を避けるためには修善寺を経由して伊豆スカイライン
十国峠から小田原に降りていくこととなる。

帰りは小田原から西湘バイパスを東進する。

途中、大磯の港で休憩して日帰りツーリングは完結。

いろんなことを考えながら、いろんな海を見ながら
今日も一日が終わる。

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Ninja650との因縁

2022年04月03日 | 川崎

先週、暖かくなってきたので、また単車を借りてでかけようとしていたのだが
あいにくの天気予報でキャンセルしてしまった。

キャンセルした単車はNinja650という車種。

いつも利用しているレンタルバイク店のラインアップにあるのだが、何故かしら
この単車を予約すると天気が悪くなったり、都合が悪くなったりして一度も乗る
ことがてきずじまいにいる。

YoutubeなどでもミドルとしてはベストBuyだとされていて楽しみなのだが
縁がないようだ。

次回の予約は4月23日なのだけれどどうなることやら。

また、先週は期末の一日を有給休暇の消化に充てたので、花見がてら近くの公園に
歩きにでかけた。

桜に戯れるメジロを撮ろうと考えてカメラを持参したのだが、充電していた電池を
そのままにしてしまい、結局写真は取れずじまい。

そんなときに限って、珍しい野鳥が目の前に現れる。

中型のキツツキ「アオゲラ」が頭上で樹をつついていた。

当たり前の話だが、キツツキは自分のサイズに見合った巣を必要とするので
都会ではなかなか見ることができない。

電池忘れを悔いたのは言うまでもない。

 

 

そして、昨日は早朝からそのリベンジにでかけた。

ほとんど人のいない緑地で一脚をつけたカメラを抱えて歩いていたのだが
声はすれど姿を見せないウグイスや嬌声をあげるヒヨドリばかりで何も
撮れない。

そんなとき、ふと眼前に小さな姿。コゲラだった。

こちらは小型のキツツキ、でもキツツキ。

少しはリベンジになったかと遠くから慣れない目で焦点を探る。

ややピンボケの雑な写真になったが、久しぶりのバードウォッチングであれば上等。

高校生の頃は、先輩の一眼レフ(確かCanonFTbかAE-1)で平池の野鳥をとっていたの
だが、もう目がついて行かない。

限界を感じながら、公園に隣接している水源地に回ったが鳥も人もいない。

土筆の写真を撮って帰ろうとしたときに、ちょっと待てと小鳥が現れた。

可愛らしいジョウビタキがおしりをふっている。

撮りやすい枝の上を選んではポーズを決めてくれる。

早起きしてきたのをほめてくれているようだ。

でも、朝日を背にしているので被写界深度がそこそこあるはずなのに・・・。

AFに頼りきってきたのが仇となってしまった。

 

 

ジョウビタキにお礼を言って、朝ごはんに帰ろうとした。

突然、樹上から「おい、オレだろっ」と呼ぶ声が聞こえた(ような気がした)。

アオゲラの大将が樹の裏から顔を出してくれた。

ありがとう。でも、これではクセになってしまう。

いや、クセになってしまった。

 

 

帰宅してすぐに、まずはテレコンをポチってしまった。

来週からは、カメラと一脚を持って鳥と蝶を追うツーリングになりそうだ。

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