Remains of The Accidents

アクシデンツなページ

【読了】 卒業  重松清

2008年11月20日 | 読書

重松清とは世代が重なる
同い年なので見てきたTVも新聞も同じもののようだ

この作家の扱う主題は、それゆえに重くのしかかってくる

父母を見る目、妻を見る目、子供たち、親戚を見る目
それらを見る自分の目

自分は許されるのか許すのか
ひとは許してくれるのか許しているのか

南木佳士の作品が自分から相当距離のある世界だったことに比べて
重松清の創る環境は随分近くに感じられる
ただ歳をとっただけのことではないのだろうけれど
なんだか、重くてつらい

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不景気だ

2008年11月13日 | 宮崎

宮崎という地方都市には好景気の波は最後に届くが
皮肉なことに不景気の波は最初に来る

お金が回ってない・・・

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そもそも今回の世界同時不況というものの原因がわからない

米国のサブプライムローンに端を発した・・・・とニュースでは言っているが

米国の低所得者がどんなに贅沢な家を建てて返済をバッくれたら
こんなに世界中が不景気になるんだろう?
詳しい方々は色々と説明できるのだろうが、我々凡人にとっては
なんだか「風がやんだら桶屋がつぶれた?」ような話だ

---

僕の勝手な戯言だが

政府・日銀が「景気対策・中小企業向け融資拡大」としてキャンペーンをはっている
ように見えるけれど、決して宮崎の中小零細企業に資金は流れてきていない気がする

その理由は制度疲労だと思う

①いくら批判されても「焦付きは抱えたくない」のが銀行の本音
②バカの一つ覚えのように「保証協会」を表にだすだけの政府対策

結局、政治の中では解決するのだろうけど

嵐のあとに残るのは不良債権の処理であり責任問題なのだ
保証協会といっても慈善事業ではないので、公的な資金をもとにする以上
手続き(審査)に遺漏があっては大変なので「明日の決済資金がたりない」
なんていう零細企業のいい加減なニーズにはこたえられない

実のところ、こんなニーズに(乱暴だけれど)応えていたのは
商工ローンや消費者金融だったのだけれど
この方面は既に舞台から締め出されてしまっている

だいたい明日の資金に困っている零細企業のおっちゃんに
「今後の事業計画」なんてのを求めているケースもあるようで
全く市場にリニアに対応できない制度だ


---

どうして「融資」なのだろう

中小零細企業に融資して焦付いた「銀行」には資本注入するのであれば
中小零細企業に直接資本注入してもよいのではないか
政府系投資ファンドを作って資金的に困窮している零細企業に
資本注入(議決権のない資本の引き受けなんか)してみればいいんじゃないかな

少し決算書の知識がある人ならば
「融資」を受ければ「負債」が増えて自己資本比率なんかが悪くなり
「資本」が増えれば全く逆になって自己資本比率が改善することはすぐわかる話だ

その代わりに決算書類を公明化(法務局での開示)し
あわせて配当性向上の義務化と課税精度の向上などを狙ってはどうだろうか



「緊急増資引受対象企業制度」などというのもいいのではないだろうか

「対象企業」に認定されていれば、取引先に信用事故があっても資金ショートしない
となれば銀行の審査も楽になって本当の意味のセーフティネットに
なるのではないだろうか



変な話になってしまうかも知れないけれど

日本のお年寄りや主婦が苦労して銀行や郵便局に預けに行っても
窓口の人は「今は貯金よりも投資ファンドですよ」とリスク商品に誘導している
なぜ、日本人が苦労して貯めた資金でグロソブ買ったり、新興国にまわさにゃか
ならないのか全然わからない
その上、そんな資金が原油や穀物の価格を押し上げて、さらに日本から資金を
吸い上げていくなんて結果になっていたり、まさにバカみたいな感じがする

そんな資金があるならば、インドやロシアの知らない人たちに回すよりも
国内へ還流させた方がいいんじゃないかと思えて仕方がない

事はそう簡単なことではないけれど、いつまでたっても「中小零細企業の資金対策
は保証協会まかせ」ではなんとも効果向上は期待できない

---

こんな発想に一番近いのが「新銀行東京」だったように思える
石原知事は「銀行が貸さないから」やったのだそうだが
正確には「銀行が貸せないから」必要になったはずの代物だ
(一部に私服を肥やした輩がいたのは論外)

どういう制限があっての話かは知らないけれど
「融資」でなくて「投資」(出資)ならばある程度のリスクは内包できるし
リターンに関しても、少なくとも融資金利よりも高い利回りが期待できて
ポートフォリオが成り立つのではないか

国会は、新銀行東京の件で石原氏を参考人招致するとしているが
①「貸せない」銀行と「貸せない」制度があること
②「融資」だから「返済」してもらわないと成り立たないこと
③打破するには、ファンド活用による抜本的な制度改革が必要なこと
これらを忘れないでほしい

そして具体的に
・政府系零細企業救済ファンド
・配当性向改善
・決算内容の公明化
・納税厳格化
を検討してほしいものだ

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それぞれの成長

2008年11月10日 | 子供たち
先週から奥さんも子供たちも少し風邪気味
そして父も体がだるい

週末、知り合いの家族と焼肉食べ放題&飲み放題にでかけ
ついでに姫さまのカラオケをきかせてもらって
いい気分で酔っぱらって帰宅、ドーナッツを食べて就寝と
調子に乗ったのがいけなかった

翌日の日曜日、こころない言葉で奥さんを傷つけたらしく
奥さんも体調不良を訴えはじめてしまった  (反省)

で、今夜は早く帰宅して速攻で就寝・・・・・と帰ってきたら
ちょうど、子供たちが就寝するところでママにご本を読んで
もらっているところ

そぉーーーと着替えて、そぉーーーと布団に潜り込んで
知らぬ顔をしていたら、全く気づかないので
最後は、自分で床をコンコンッと叩いて合図してしまった

その後、二人とも父の側で寝るといいだして食事もとれないまま
就寝・・・・・・・・・・・・・・・





そして今頃になって夕食をとりながらこのブログ


ちょっと大変だけれどウレシイ話なので、今日も良い一日だったと言えるかな




このところ、社会全体が不景気で仕事もなんだが力が入らない

日本のバブルのときもしかり
一句「破裂して懐かしくなるバブルかな」(季語なし)


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