Remains of The Accidents

アクシデンツなページ

春来たりなば

2020年02月26日 | 子供たち



春の陽気が続いている
おかげで折角準備したスキー道具も一度使っただけ

陽光に洗濯物がうれしそうだ



さてさて、姫様も王子も来年の今ごろには泣いたり笑ったりしている時期だ
受験、なんとも味気ない言葉

二人ともなかなか準備が整わない

何事もポジティヴに考えれば、新型ウイルスの影響下で受験せずに済んだと
したら、ある意味で幸運なのかもしれない


自分は国公立大学も受験したのだが、二次試験の当日に大きな列車事故が
あって、遅刻しながら試験会場にたどり着いた
もともと無理めの大学だった上に、早朝から2時間以上満員電車にもまれて
戦意喪失状態だった
当日、帰宅するのも大変だったのだろうが、記憶がまったくない

その後、不本意ながら地元の私立大学に進み、今に至るのではあるが
あの時、不安に思ったほど不幸を味わずに今に至っている



姫さまも少し不安があるが、こちらは大学受験であり複数校にチャレンジ
できるので少し荷が軽い
それでも本人はこのところ随分やる気を見せて自分を追い込んできている


問題は王子だ
王子はいつからか何もしない自分の成績が自分の実力だと考えているようだ
当然の話ではあるのだけれど、他人と同じ練習をしても自分は他人より記録が
伸びると思い、記録か伸びないのは「仕方ない」ことだと言う
学業もそのようで、試験勉強も塾でやるだけだ

ともに結果はついてこないが、「仕方ない」ことだと考えているようだ

以前、直接このことを諭したのだが、泣きながら「でも仕方ない、オレ、ダメ
だから・・・」といい、改めようとはしない

今、受験の重要な要素である内申点を確保するために大事な時期にきている

今回の学年末試験から後期の成績が決まり、それが内申点になるのだが
不本意な成績で帰宅してくると、父は王子と向かい合わなければならなくなる

我が子に「めんどくさい」と云われると、すぐに短気が出てしまう

そして、自分は自分の父親にテストの成績などで叱られたことがないのに
どうして息子に苦言を浴びせなければならないのだろうかと自問自答して
混乱してしまう

鉄道事故で受験を不意にしても、なんとか暮らしていることを考えれば
受験など一時のことと言いたくなるのだが、自分がたまたま運を持って
いただけだとも考えてしまう

必要なのは生きていくスキルなのに、今どきは学歴でもないと云うのに
親という生き物は見えない将来に漠然と不安をいだいてしまう

できることなら「がんばれよ」の一言だけで済まて、来年は沈丁花の心地よい
香りに包まれたい

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近頃おもふことなど

2020年02月16日 | つれづれ



近頃、少し思うことがある

自分は極端な右利き、左手でできることはギターのコードを抑えることと
フォークで肉を食べることくらいだ

また、足も右利きのようでサッカーボールは左足でうまく蹴ることができない

幼いころからそうなので原因はわからない

故郷にいる実兄は左利きながら、右手でも字も書ければ箸も使える

さてさて、最近自分はもう少し左手に頑張ってもらうことを考えた

自分は、毎朝ほぼ毎朝コーヒーを淹れて楽しむ習慣がある

して、この数か月間コーヒーを淹れる作業を左手に任せている

果たして、左手は不器用でなかなかうまく淹れられなかった

時にはドリッパーのふちに湯をかけてしまったり、こぼしたりして
なかなかうまくいかなかった

左手にしてみれば、これまではそんな用事を言いつけられることはなく
カバンを持ったり、後ろのブレーキをかけたりすることで自分の役割を
果たしていた

さてさて、人間というものはうまくいかないことにはストレスを感じて
しまう生き物なので、しばしば左手を見つめることになる
そして、その反対側の右手とくらべてしまう

右手は右手で、こんなこともできないかと感じているようだ



実のところ、こんなおかしな話を思うのは
ここのところの奥さんと王子の関係、会話によるものだ

奥さんは、理想像にほど遠い息子の世話にうんざりしているようだ
会話や態度にそれが露呈してしまっている

食事の支度も、毎朝の起床も、尽くしても尽くしても
王子は理想像どころか、彼女の考える最低線にも届かない

一方で、王子はうるさい母親を疎んで、部屋に閉じこもりがちだ
部屋に閉じこもって、ゲーム機、タブレット、スマホと暮らしている

恥ずかしながら、数年間続いているこの状態に自分も解決の途を示せていない

ただ、自分は「できないから」といって左手を切って捨ててしまうことはできない
物理的にできても、その勇気はない

できるまで左手を使うのだ

左手は長年連れ添った相棒だ、切断することなど考えることはない

できるまで左手と一緒に遊んでいく
右手も一緒に遊んでいく
左手も右手も自分のものだから

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スキーに行ってきた

2020年02月04日 | つれづれ



天気がよさそうだったのでスキーに行ってきた

働き方改革ということで、休暇を取るのも会社との約束なのだが
王子も中学生となり、親と遊んでいる場合ではない

中学二年生であれば、家族より友人が大事になるはずであり
高校生ともなれば親と並んで歩いているだけで恥ずかしいものだ

で、一人でプラッとでかけたのだが
今年は本当に雪がなくて、当初の目的「久しぶりの白馬」をあきらめ
人工でもなんでもよいので諏訪に向かった

日曜日の朝、天気は快晴、中央道はがらがら
6:40に出発して、10:00に滑り始めた

さすがに雪の少ないときの車山は、どこにいってもガリガリ
山頂まで上がっては降り、またクワッドで上がっては降りて
太ももが膨らむほど滑り倒した



今回は王子のミラーを借りてきた
身長差はまだまだあるが、いろいろ共用できるようになってきたのは便利だ
身長は、ようやく母親に追いついたところだが、まだまだ身体を造っている
最中で、芯は太くない




ひとりで困るのがLunch
今回も大ゲレ食で一人では落ち着かないなあと考えていたのだが
以前、ピザを食べた中腹のレストランを思い出した
あそこの窓際なら・・と、正解だった


15:00をめどに下山してバスで駐車場へ
車山の欠点は、ガリガリのゲレンデと坂の下の駐車場だ


さてさて、下山してどうしようかと思案していたが、白樺湖を過ぎる頃に
ふと、片倉館を思い出した
諏訪湖のほとりにあるので、少し時間がかかるが
今夜の宿も諏訪ICの側なので大した回り持ちにはならない



片倉館は昭和2年に作られた洋館で、その中に大浴場がある
立って入るほどの深さが特徴で、少し熱めの湯が疲れた体にここちよい

風呂上り、地元のスーパーで食材と酒を仕入れてホテルで一杯




翌日は月曜日、会社を休んだので快晴の下、どこに行こうかと

結局、車山高原はあきるほど滑ったので、懐かしい白樺2in1へ

平日のマイナースキー場、と上から考えて行ってみたが、これが大誤算


圧倒的な雪量、造雪マシンがよいのだろうか
圧雪したばかりのゲレンデにスキーヤーはまばら
こんな快感は初めてだ

自分が描いたシュプールをリフトから確認できるほど





一部上級ゲレンデやオフピステは閉まっていたものの、中級のゲレンデ
だけでも十分に楽しいスキー場だ
この雪不足の中、奇跡的な状態で滑ってこれた

 





昼からは曇ってくるとの天気予報も見ていたので正午をめどに切り上げて温泉へ

スキーのあと、気になっていたのは山梨にある「ほったらかし温泉」
以前から一度行ってみたいと思っていたが
まったく「ついで」がなかったし、少々不便なところなので
今回、気ままに足を延ばした

いずれにしても天気に恵まれ、渋滞もなくて初めての遠足にはもってこいだった

白馬に雪が積もったら、また出かけてみようと思う

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする