Remains of The Accidents

アクシデンツなページ

春の小道

2022年03月27日 | アウトドア

先週末は長男が練習試合のために他校に赴くのを送った。

早朝の出発だったが、電車で行くよりはずいぶんゆっくりできるのだという。

都内の学校なのでどうしても対戦相手も都内、所属している地区が西東京地区なので
JR中央線や京王線の沿線に出向くことが多い。

この日も多摩川を超えて小平まで送ることとなっていた。

さてさて長男を送っていくだけではもったいないので、帰りに単独で小金井公園を歩くこと
としたら、珍しく奥さんも早起きしてついてくるという。

小金井公園はすごく広く、その敷地の中に江戸東京たてもの園がある。

先週は残念ながらたてもの園はまだ「まん防」で休園、仕方ないので公園の外周を都合
2時間、距離にして6kmほど歩いてきた。

SLも静態展示されていて小さい子供をつれた夫婦が写真を撮っていた。

宮崎にいたころ、自宅近所にあった児童交通遊園にもSLが展示されていたのを思い出した。

ことあるごとに宮崎を思い出すのはよくないのだが、あのころが最も楽しかった証拠であり
仕方ないかと思う。

そんな風景をみながらWalkingを終え、日常生活用の買い物をして帰宅。

既に午後になってしまったが、早朝から少し運動したのですこぶる気分がよい。

さて、多摩川水系が広大で肥沃な武蔵野平野を造った結果、武蔵野には大きな公園や霊園
が散在し、小金井公園から南にくだると野川公園や多磨霊園などもある。

まだまだ長男の遠征も続くようなので、用のない週末は長男を送ったあとに公園めぐりを
続けようと思っている。

 

 

ところで、最近はひとりで黙々と歩きながら妄想するのが楽しみとなっている。

もちろん奥さんが散歩につきあってくれるのもよいのだが、懐かしい曲を聴きながら
黙々と歩いていると、そこにはいない架空の自分とその生活が思い描かれる。

大抵は、田舎家に引きこもって畑を耕し、薪を焚いて暮らしている自分の姿だ。

井戸水を汲み、風呂を沸かした余熱で床を温める。

電気は、敷地においたソーラーパネルから昼の間に蓄電したものを使う。

海辺の借家に育った身なので、よほどでない限りそんな暮らしは望めないし、実現した
としても年齢からして何十年も暮らせるわけでもない。

負の遺産として引き継ぐことになって子供たちに迷惑がられることは避けられない。

「旅に病んで夢は枯野を駆け巡る」とは芭蕉の終の一句、彼はこの句を作った4日後に
その生涯を閉じたとされている。

 

まだ身体はそう病んでいるわけではないが、最近「心」が少ししんどくなっている。

できれば

 "Old soldiers never die, they simply fade away"

といった風にいなくなりたいものだ。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

走り初め

2022年03月13日 | 二輪の話

週末、天気がよくて暖かいと迷っていたら、Oさんから走らないかとお誘い。

レンタルバイクを探したらカワサキW800が空いていたので即予約。

金曜日をフレックスにして、いつものとおり車体を借り受けてそのまま店に
保管してもらい帰宅した。

土曜日、元々は8:30に駅前集合だったが、一度戻ってくるのもなんだか・・と
考えて現地集合としてもらった。

早朝、いつもどおりにショップに行ってバッグやらなにやらセットアップして
走り出したものの、どうもおかしい。

2速にはいらずニユートラルで止まってしまう。

走り出したはよいけれど、中央道に入ってしまってからではどうしようもない。

なんとか1速のみでショップまで立ち返ってみたものの、開店は10:00で
電話もつながらない。

一度コンビニに出かけて朝食を摂って、OさんにLINEで連絡。

見捨てて行ってもらうこととした。

10:00までは出勤してきた店員たち(ピット要員)に相手にされず、少しイラ
イラしながら開店とともに不調を訴えた。

店員がピットに持っていってる間、しばらく待っていた。

帰還した店員が言うには「変速ステーのセッティングが悪くてケースに干渉して
いたとのことで、少し角度を変えたら問題なくなったという。

駐車場を2周ほど回ってみたが特に問題なく、これでいいかと。

試しに「ほかのじゃダメですか」と聞いたところ、確認してみると。

結局、大型はSUZUKIのVストローム1050XTとGSX1000なら空いている
とのことでいずれかであれば料金変わらずで乗って行ってよいという。

少し迷ったが、一度Vストに乗ってみたかったのでそちらにしてもらった。

車格が大きく自分がまたいでも踵は浮いてしまうが、走り出したらそう感じないだろうと
そのまま借りて出た。

この時点で既に11:00前であり、OさんたちをCatchUPするには遅すぎた。

沼津で昼食をとるとされていたので一路目指したものの、函南についたころには
既に城ケ崎に向かっておられたので、ここで最終的にあきらめた

ただ、天気がよくすごく暖かかったのでそのままソロで走っていくこととした。

函南から伊豆スカイラインにあがり、十国峠のケーブルカーで休憩。

コーヒーを飲んで、どうやって帰ろうか思案、Oさんにはターンハイクから西湘BPで
帰宅としたが、西湘BPは工事で一部通行止め。

小田原から国道で大磯あたりまで出て、そこからBPに回ることも考えたが混んでいて
は面白くない・・・ので、元箱根から仙石原、金時神社のよこから箱根金太郎ラインを
下って松田ICに出ようと考えた。

このあたり、道は狭いがあまり自動車は通らない道なのでそこそこ快適に行けるはず。

できたばかりの印象だけれど途中既にがけ崩れで工事しているところもあり、この
ところの異常気象の影響を感じた。

松田ICからは厚木⇒圏央道⇒八王子⇒府中SICでショップに帰還。

17:30に返却して終了。結局約300kmの日帰り。

次回は25日を予定しているが、これは天気次第。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鎌倉殿など

2022年03月06日 | つれづれ

先週はスキーに行っていて留守にしていたので、今週は奥さん孝行。

といってもウォーキングしてカロリーを消費拡大させなければならないのは当方。

春一番ということで梅の花でも見に行こうかと言ったら、鎌倉まででかけてみないかと
いい、大河ドラマに流されて鎌倉に行くこととなった。

鎌倉近辺は湘南でも有数の渋滞地帯、ましてや春先の晴天となると難儀なことになる。

また、クルマではカロリー消費に貢献しないとも言われて、電車ででかけてみた。

存外、鎌倉は近くて小一時間で到着してしまう。

北鎌倉から亀ヶ谷、鶴ケ岡八幡から海まで歩いてみようかと。

北鎌倉駅の改札を出れば、もう円覚寺の入口。

拝観料500円、大人二人分を払って静かに門をくぐる。

春の陽気の中、入口横の建屋では弓道の練習にいそしむ方々。

山門を抜けて仏殿、仏殿の横には選仏場という座禅を行う施設があった。

おりから白梅が満開の様子で渋い建屋に色を添えていた。

 

円覚寺を出て、建長寺から八幡様に向かって歩くと道端の門柱の上にリス。

リスは可愛いのですが、鎌倉のタイワンリスはずいぶんな被害をもたらしているので
「可愛い」とは言ってられないそうで、その生息域は三浦半島に広がっているようです。

 

春一番の吹く中、どこも梅の花でいっぱい。

まだ桜はカンザクラだけのようでこれから半月もすると花粉とともに桜の季節がくる。

自分は花粉症のかけらもなく、恐らくこのまま一生知らずに過ごすのだろうと思う。
これは、すこし田舎で、少し貧乏で、すこし野蛮な子供時代のご褒美だろう。

他の家族はいずれもひどいアレルギー持ちであり、ここに世代差を感じてしまう。

 

さて、駅前で食事をして今一度八幡様に参って、若宮往路からまた鎌倉駅に戻り
JRで帰路についた。

まだまだコロナの影響で、観光地やスキー場はいずこも空いているようだ。

営業していないお店も少し目についたのは淋しい限りだ。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022白馬村旅行

2022年03月02日 | つれづれ

昨年、何度か宿を押さえては雪不足でキャンセルした白馬に行ってきた。

今年は大雪が続き、ゲレンデは完璧なのだけれど往路復路が心配なほどだった。

いま履いているスタッドレスは既に5年落ち、万が一のためにAmazonで金属チェーンを
入手しておいた。

よくよく考えれば年に一度のスキーのためにこういうタイヤに履き替えるよりも
良質のゴムチェーンを1セット持っていた方がよいはずなのだが、なぜかしら
そこにはこだわってしまう。

日曜日の早朝に自宅を出て一路信州に向かう。道は空いていてほどなく中央道にはいる。

今回もNEXCOの速旅を活用して高速道路の料金をセーブして走っている。

愛車は機嫌よく走り、ACC110km/hのまま甲府盆地を抜ける。

原村にさしかかり八ヶ岳を横に見るころに雪が舞ってきた。

少し休憩してそのまま諏訪から長野道、トンネルをくぐれば塩尻。

松本を過ぎて安曇野で高速道路から離脱、大町市街にさしかかると道端には除雪した
雪がうずたかく積まれている。

そろそろ本格的に降雪地域、簗場の峠を迎えることには大雪になった。

ここで少し不安になり、そろそろチェーンをまこうかと考え始めた。

ただ、前後に車の影もないのでブレーキを軽く踏んでみるとちゃんと効いている。

このまま行けるところまで行こうかと思い直して、青木湖畔のトンネルを越した。

簗場駅のあたりでは轍も見えないほどの積雪となったけれど、愛車は踏ん張ってくれた。

そのまま、白馬村に入ると雪は少しましになり、道路も除雪されていた。

本来の旅程では、この日は速旅の特典で五竜とおみで滑る予定だったのだけれど
大雪の中で滑るほど飢えてないので、方針を変更して温泉に浸かってゆっくりする
ことにした。

どこいらの温泉にしようかと迷ったが、あまり遠くまで行くのも気が引けたので
白馬村の中心地から姫川を渡って白馬ハイランドホテルの日帰り湯に向かった。

昼を過ぎると東京や近畿圏に変える人たちでにぎわうようだが、この時間はまだ
空いていて、反則とは知りながらイヤホンで音楽を聴きながら浸かっていた。

チェックインまでにはまだ3時間ほどあるので焦ることもない。

さて、風呂をあがったら腹ごしらえ。

せっかく信州でゆっくりしているのだからお蕎麦をいただこう。

お蕎麦屋さんはR148沿いに何軒かあるらしい。「手打ちそば いっぷく」という
お店に決めて駐車場に。

あったかい野菜天そばをいただいた。

ん? 一つだけ何を揚げたものかわからない。よくよく見ると「リンゴ」だった。

甘いお菓子のようでおいしかった。

 

さて、ホテルにチェックインしたらもうすることはない。

外を見ると、雪は止んで少し青空が見えてきた。

荷物をほどいて少し経ったら、夕飯の買い出しに出よう。

ホテルは小さなキッチンのついている半コンドミニアムのような部屋だったので
自炊することにしていた。

どうせ一人、人々に囲まれて夕食を食べるより一人で部屋呑みしているほうが
気が利いている。

今日はいつものウイスキーをやめて、ドライジンにした。

今夜と明日でひと瓶明けてしまおうと炭酸水も買い込んだ。

 

月曜日、早朝の八方は朝日に輝いていた。さあ行こう。

昨日キャンセルした五竜は明日の午前中に延期、帰路ゆっくりするところを
少し圧縮すればよい。

ただ、不幸なことに午後にはリモートのミーティングが一つ入っている。

気の利かない部下がこの日を指定、まさか月末には入っていないだろうと油断して
しまってスケジュールが変えられなかった。

ただ、どんなに天気がよくてもリフトが止まるまで滑る体力、脚力はもうないので
午前中で切り上げてリモートに出ることとした。

 

<リーゼンの上から>

<ゴンドラから白樺ゲレンデ>

<パノラマコース>

 

名木山トリプルに乗って、そのままゴンドラステーション。

結局、ゴンドラ経由リーゼンを7回ほど連続滑降した。

その後にパノラマゲレンデから中級バーンを選んで白樺ゲレンデ、またゴンドラ。

8:00の滑り始めから休憩はゴンドラの中、12:00ころには足が上がらなく
なってきて、少し早いが下山することにした。

下山後に少しアクシデントがあったが、ホテルに帰って下調べしてリモートミーテ
ィングに参加、相手はこちらが白馬にいるとは知らずに話している。

会議終了後、アクシデントの処理をして食料の買い出し。

昨日から出歩いていたので道はもう熟知・・・と思っていたら、少し迷ってしまった。

平日のホテルには、学生の集団と老人たち。家族連れは既に帰宅してしまったようだ。

お風呂はルール無用の年寄りたちと若者たちでゆっくりしていられない。

 

 

最終日、午後から天気が悪くなるようなので早めに五竜とおみに。

このゲレンデにはあまりいい思い出がない。

スキーを始めたころ、このゲレンデに来たことがあるのだが、このゲレンデは
上部と下部に分かれていて、確かに上部はパウダーの緩斜面で初心者の練習には
最高だけれど、そこから下山するルートが初心者泣かせの狭い迂回路だ。

いっしよに行った女の子が半泣きになる中、ゆっくり滑れば怖くないとスポ根
指導を繰り広げるYさん。

それから数年の後、今度はFさんがはぐれてしまい夕刻になってようやく再開する
ドラマテッイクな展開もあった。

今回は、まずゴンドラで上に上がり緩斜面を2本ほど、そのまま47の方にR1を
下っていく。ここは中級向けながら圧雪が利いている幅広コースで快適快適。

47のゴンドラから、スノーパークの脇を抜けてクワッドで上がってはまた滑降。

これを数回繰り返してまた遠見の緩斜面。

時間的に下に降りようと判断して、例の迂回路を降りたものの、5分ほどで降りきって
しまったので、どうにも名残惜しくて仕方がない。

既に左ひざには力が入らないのだけれど、まだ少し滑っていたい。

恐らく今年はこの一回で終わり。

もう一度ゴンドラで上がり、一気に下山、遠見クワッドを3回、飯森リフトを一回
名残惜しさの中、降り始めた雪を背に愛車に戻った。

なんだか温泉も入りすぎたし、寄り道はやめて帰路につこう。

ただ、R148をそのまま帰るのは面白くないので、渋滞時の迂回路とされている
県道31から大町市街に戻ってみる。

大町であまりおいしくもないラメンを食して、そのまま長野道。

帰りもACCで快適に走ってきた。途中、双葉ICでトイレに寄っただけで
17:00には帰宅。

白馬まででかけたのはいつ以来かわからないけれど、晴天のリーゼンを堪能することは
バケットリストの一つだったので、これは「済」となった。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする