Remains of The Accidents

アクシデンツなページ

ワカンナイ

2021年11月20日 | つれづれ

井上陽水のアルパム「ライオンとペリカン」に「ワカンナイ」という曲がある

自分が大学に通っていたころの曲で、宮澤賢治の詩をモティーフにした詩に惹かれた

いま、これと同じくらいワカンナイ

仕事でも、家庭でも、自分自身がワカンナイ

もう職場であれ、家庭であれ、誰かといるだけでモヤモヤしたものを感じてしまう

特に職場はひどい

ミドルエイジになる女性の部下がいるのだが、うまくコミュニケーションがとれない

彼女は一見「クソ」がつくほどまじめな発言を繰り返すのだが
それがゆえに、取引先との間では表面的なコミュニケーションしかとれない

そしてどうでもよいようなトラブルを抱えてしまう

大したトラブルではなくとも、トラブルの解決は上司の仕事だとして
直ちに丸投げしてくるので、こっちは困ってしまう

ただただ「どうしたらよいか」と訊いてくるのだが、「少し落ち着いて、
何ができるか、どうしたら解決するか、まずは自分の考えまとめなさい」と
諭すと「自分にはワカンナイ」と受け取らない

私にはあなたがワカンナイ

 

 

頭の中が「ワカンナイ」でいっぱいになってしまい、今朝も早朝に目覚めてしまった

こういう状態は精神的にあまりよくない

防衛策として、ここ数年ワカンナイときには歩きにでかけている

音楽を聴きながら無心に歩いていると少し落ち着いてくる

 

写真のアサギマダラはそんな散歩の中で現れたもの

ただボーっと歩いているだけのところにフラフラと舞い降りてきた

まるで誰かに、この男を癒してやってはどうかと誘われたように

初冬の弱い陽の下、南の国に渡らずにここで一生を終える個体になぜか癒され

少し気持ちを整理してその日を過ごす

こんな気持ちは誰にもワカンナイ

こんなふうに仕事や家族を感じているので、老後は独り田舎で暮らすことを
想像するのだが、これはなかなか実現しそうにない

これから死ぬまで何年いるのか何十年なのか

結局、ワカンナイ

 

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今年はおわり

2021年11月03日 | 二輪の話

今週末にも単車に乗るように準備していたが
やめておくこととした。

今年はいろいろと遊びに出かけて楽しかったのだが
かじかむ手をエンジンの熱で温めながら乗るのは
趣味ではない。

故ある人たちとの再会もあり、日常からの解放も
あって楽しい時間が過ごせた。

cOVID19の影響で九州に行けなかった、行かなかったことは
少し残念だが、やり残したことの精算が次のモチベになる。

人間いたるところに青山あり

来シーズンはなんとか南九州を周ってみたいと思う。

 

思えば、人生の節目、節目で九州にいた。

大学進学前にした春、長崎から阿蘇別府を旅した。

就職前の卒業ツーリングでは、大分から阿蘇を抜けて
島原、霧島、鹿児島、指宿、桜島、大隅半島、から北上して
宮崎、日向と南九州をほぼ一周。

長女が生まれて、宮崎に赴任したのも節目と言えば節目。

さて、そろそろ現役生活を終えるものとして、今度は
ひとり、また九州を旅してみようかと思う。

一方で、まだ見ぬ道。東北も走ってみたい。

リフレッシュ休暇も延期になったままなので
帰るところがあるうちに少し長い旅に出てみよう。

今年もあと二か月、お疲れさまでした。

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