しゃかしゃか母、旅に出ました

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【百済時代からの制作技法を伝承する・百済窯】百済歴史遺跡へのFAM⑩2017/10/28

2017年11月25日 | 2017/10百済歴史遺産へのFAM
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お昼からは、百済時代からの制作技法を再現し伝承する 『百済窯』 へ。

「工房」 から見学させていただきます。



たくさんの瓦や壷が並べられたエントランスを抜けて、



作業場に入ると、職人さんによる土器制作の見学ができました。

百済時代は手で作っていたそうですが、現在はろくろを使って土の塊が、いとも簡単に形になっていきます。

右に乾かしてある土器を焼くと約1割ほど小さくなるそうです。



土の塊が、壺の形になっていきました。

この後、希望者は体験もできましたが、職人さんがやっているように簡単に作れるはずもなく…

場を和ませてくれました。



次は、土器を焼き上げる際に使う窯へ移動し、見学させてもらいます。

運がいいことに、窯にはちょうど火が入っているところでした。

思った以上にこの熱気がすごくて、夏だったら近づけなかったですね。



形を整えた土器は日陰でゆっくり乾かしてから窯に入れるそうです。

この窯自体にも特徴があって、百済のものは横幅が広く短いんだとか。

ゆっくりと1200℃くらいまで松をくべて温度を上げ3~4日、大きい作品で9~10日ほどかけて焼き上げ、

温度が上がりきったところですべての穴を埋め、充満した煙を使って土器に色を付けるそう。

それが百済式の特徴であり、そのため割っても内部まで煙の色がしみ込んでいる土器になるそうです。



その後は、場所を再び移動して、



「展示場」 へ。



「展示場」 には、小さなものから大きな作品まで数多く並んでいました。

その中でも参加者のみなさんの興味が集中したのは、王様が使った杯でした。



杯は底の部分に鈴が鳴る百済独特の土器で、お酒が入っている時には鳴らないのに、

お酒を飲んで空になると鈴の音が出るんだとか。

お酒がなくなったときに鈴を鳴らしてもう一杯頼むことができると聞いて、感心してしまいました。

なかなかの発明品ですよね!



土器の色が独特ですね。

こちらで土器造りの体験もできるようでしたよ。

【백제요 (百済窯)】
충청남도 부여군 부여읍 삼충로 99 (忠清南道 扶余郡 扶余邑 三忠路 99)
ホームページ : こちら (韓国語)

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