しゃかしゃか母、旅に出ました

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【必見!国立慶州博物館】日韓航空旅客拡大FAMツアー⑨2015/12/5

2015年12月22日 | 2015/12羽田・金浦FAMツアー4日
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昼食後にやって来たのは 『国立慶州博物館』 です。

ここは、以前から是非一度訪れたいと思っていました。

なぜなら、遺跡などに行く度にガイドさんから 「本物は、国立慶州博物館に保管してあります」 と

何度も聞いていたから…

今から、私とそんな国立慶州博物館の旅に出てみませんか?



野外にもレプリカもありますが、国宝級の石塔が野ざらしで展示してあったりします。

日本じゃあ考えられませんね。



「聖徳大王神鐘」

制作年代が分かるものの中で、2番目に古いとされています。

美しい形態と文様、精巧なつくり、心を打つ音色等、韓国最高の鐘と呼ぶのにふさわしいものだとか。

でも遠足で来ていた子供たちの遊び場と化していました。

別名 「エミレの鐘」 とも呼ばれ、その伝説も残っていますが、

ここですべて紹介していると、 「国立慶州博物館」 の題名で1週間ぐらいブログが書けてしまうので

詳しいことは、別の機会にでも…

      

建物の配置図を見ても分かるように、見学できる展示館は4館。

2万余坪の敷地に建っており、約10万点の文化財を所蔵しているそうです。



その1つ1つが、とても立派。



早速 「新羅歴史館」 から入ってみます。

こちらは、4つの部屋に分けて展示がされていました。

      

何千年もの昔に存在した新羅時代に、こんなにも精巧で緻密な装飾品が作られていたとは驚きですね。

しかも、それが今に残っているとは。



新羅は、黄金の国でした。

まばゆいばかりの美しい金冠と腰帯。

      

人面文円瓦当

これは瓦の飾りになります。  模様が複雑なほど、世の中が安泰だったことの証だそうです。

慶州のシンボルになっていますね。



新羅時代の慶州が再現されたジオラマもあって、遠い昔に思いをはせます。



一部しか発掘されていませんが、その力強さが伝わってきます。



ここから「新羅美術館」 になります。

先ほどお邪魔した 『石窟庵』 に鎮座していた浮彫像の展示がありました。

残念ながら、本物は 「石窟庵」 にあるので、こちらの展示はレプリカになりますが、



正面から隅々まで眺めることができます。



発掘された場所の様子がよく分かりますね。



「南山長谷谷弥勒三尊仏」



右端が国宝の 「栢栗寺金銅薬師如来立像」

統一新羅時代に作られた金銅仏像としては最大のものだそうです。



パンフレットに載っていて、展示場所を探して探してみつけた国宝の 「騎馬人物型土器」

その写実的な表現が高く評価されているそうです。  ほんとうの細かいところまで巧みに作られています。



これは皇龍寺の60分の1のジオラマ。

皇龍寺は、総面積は約20,000坪で東洋最大のお寺だったそうです。

完成が694年で、1238年まで新羅最高の国家寺院として存在していましたが、

蒙古軍の侵攻によって焼失してしまい、現在まで再建はなされておらず、跡のみ残っています。



皇龍寺鴟尾のレプリカになります。

      

鴟尾(しび)と呼ばれる屋根の大棟の両端につけられる飾りの一種ですね。



まだまだ博物館の展示は続きます。

ここ、私なら1日いられるかも…   それくらい見所満載です。

【国立慶州博物館 (국립경주박물관)】
慶尚北道 慶州市 仁旺洞 76番地(경상북도 경주시 인왕동 76번지)
TEL : 054-740-7500,7501
営業時間 : 9:00~18:00(土曜、日曜、祝日は1時間延長)  3~12月は毎週土曜日は9:00~21:00
         ※ チケットの販売は閉館30分前まで
休業日 : 月曜日、1月1日
料金 : 入場料無料
高速バスターミナル/慶州駅から11・600・601・603・604・605・607・608・609番のバスに乗り博物館前で下車
〔取材協力:日本空港ビルディング(株)、韓国空港公社〕

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
慶州国立博物館の学芸員さんから (しょうべぇ)
2015-12-22 12:10:21
慶州から釜山、海を渡って日本に辿り着いていると教わりました。
世界遺産登録を目指している、福岡県宗像市の沖ノ島に、その当時のものが遺されています。
返信する
しょうべぇさん (しゃかしゃか)
2015-12-22 22:51:16
釜山経由で日本に辿り着いているのは、文化全体のことでしょうか…
それとも仏像のことかな…
日本と韓国は、似通った文化や習慣があったりしますよね。

今回は、時間がなくて、さささっと見学した感じでした。
もう一度ゆっくり訪れてみたいです。
新羅時代に、こんな文化があったことに驚きました。
そして、もう少し歴史について勉強もしないと、と感じました。
返信する
説明不足でしたね。 (しょうべぇ)
2015-12-23 07:40:15
鏡、勾玉、指輪などの工芸品です。
特に指輪は、慶州国立博物館にあるものと同じものが、沖ノ島にありました。
学芸員の方が言うには、シャーマンを通じて、ペルシャの文化が慶州から日本へ伝わっていったのではないか?という説明でした。

なにせ私は韓国語が喋れないので、学芸員の方は英語と身振り手振りで説明し、私は日本語で話すというちぐはぐな会話でしたが、伯父さんは日本語が理解できる方だった様で、質問には的確に答えて戴けたと記憶しています。
私も今度行くときにはきちんと調べて行きますU+263AU+FE0F

それにしても、しゃかしゃかさんの記事には毎回感心させられます。勉強にもなります
返信する
しょうべぇさん (しゃかしゃか)
2015-12-23 08:29:48
ありがとうございます。
これですっきりしました。

今から何千年も前にそうやって文化が伝わったことや交流があったことを知ると、
ロマンを感じますよね。
細かい細工が施された装飾品や人力だけでは作れそうもないものを目の当たりにすると、
感慨もひとしおです。

学芸員の方に説明をしていただけたのは、とてもいい機会でしたね。
伝えよう、聞こうという気持ちがあれば通じるものがありますよね。

韓国は、国立の博物館は入場料が無料なところが多く、
この太っ腹なところにいつも感心させられます。
またこの博物館に行ってみたいです。
今度は、納得のいくまでゆっくりと巡ってみたいなぁ~と考えています。

いえいえ、とんでもございません。
私もこうして、みなさんからいろいろと教えていただいています。
これからもよろしくお願いします。
返信する

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