それぞれの家庭の事情・・・

少し前の記事で、Ｐ子さんが店長に特別扱いを受けている。と怒っていた私ですが、
その後も他のスタッフ共々、文句も言わずに働いています。
だって、そうそう簡単には辞められないんですよお～。

皆さんもご存知のとおり、ウチはヒョロナガが大学に行く事になり莫大な費用が掛かる。
コデブもどこかの高校に入学するでしょう。
オシメは就職出来るかどうかも分からないし、もし就職出来たとしても、障害者枠での収入は、とんでもなく少ないー
でも主人の仕事はグーンと減って、収入は減るは、出費は増えるは、
もう火の車どころか大火事状態に近いで～す。

でもね、他のスタッフにも皆それぞれ家庭の事情があるんですよ～。

私と一番仲良しの、元コンビニオーナーのＡ子さんちは、ただ今ご主人が研修中の為、収入が無いー
夫婦でコンビニを経営していたから、コンビニを辞めれば当たり前だけどご主人は無職。
ハローワークにも行っていたけど、このご時勢、何の資格も持たない３０代後半の男にはなかなか仕事が見つからない。
だから、職業訓練センターに通って資格を取るために勉強中。
ご主人の就職先が決まるまでは、Ａ子さんが生活を支えなければならないー

元飲食店のチーフだったＣ子さんは、子供さんが小さくて、その上、喘息とアレルギー持ちで、
頻繁に病院通いをする為、なかなか都合の良い仕事を見つける事が難しいー

初めてのお仕事のＤ子さんは、５人の子持ち。一番下の子はまだ２歳。
しかもご主人が事業に失敗して、多額の借金アリ。
ご主人も次の仕事が見つからなくて、現在求職中。
小さな子供を抱えてのお仕事探しは、かなり大変ー

と言うコトで、オバサン組みは、例え扱いが悪くても、待遇が悪くても、
そうそう簡単にパートの仕事を辞める訳にはいかないのです。

今の日本には、こんな家庭はいっぱいあるんだろうけど、
ウチの店、どうしてこんな状態の人間ばかり雇ったんだか・・・
やっぱり多少嫌な事があっても、スグに辞めない（そうそう簡単に辞められない）人間ばかり選んだんじゃないの？
なーんて、思ってしまいます・・・。
それに引き換え、自分の小遣いが欲しいからーと言う、学生アルバイト達が羨ましいー
と思っていたら、
彼や彼女達も、
親の収入が減って、お小遣いが減ったからー　或いは、無しになったからー
自分の携帯代金を自分で払う為ー　大学の学費の足しにする為にー
などなど、やっぱりみんな事情があるようです・・・