しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

寄生虫で栄養失調

2017年11月18日 | Weblog
北朝鮮から逃れて来た亡命希望の北朝鮮兵士。銃撃を受け、手術を受けた。体内にいた大量の寄生虫に注目が集まっている。兵士の大腸には大量の便が残っており、最長で27センチの回虫が数十匹発見された。韓国の社会ではまずみられない現象。韓国寄生虫撲滅協会が寄生虫調査を始めた1971年、韓国国民の寄生虫感染率は55%だった。しかし、2016年には0・05%となっている。寄生虫感染率が急激に低下したのは、下水道設備の整備、衛生教育の徹底、化学肥料の普及により下肥、つまり人糞を発酵させた肥料を使わなくなったことが大きいという。尿素が多く含まれる下肥は夏は1~2週間、冬は3~4週間発酵させてから使う。これが不完全だと様々な菌や寄生虫が残ったまま作物に使われ、人体に取り込まれるという。北朝鮮は肥料を中国から輸入しているが圧倒的に足りない。「堆肥戦闘」つまり「人糞集め大作戦」を繰り広げた来た。十分な発酵期間の無い堆肥を横流し。結果して国民の回虫化大作戦が進行した。窒素肥料の生産、輸入を禁止している。原料の硝酸アンモ二ウムは軽油に混ぜれば爆発物ができる。テロを恐れているからともいわれる。北朝鮮兵士の栄養失調は体内に寄生する回虫のせい。ということか。北朝鮮に旅行に行った知人を知っている。
度々猛烈な下痢に襲われたという。不衛生な人糞で育てられた回虫の卵まみれな野菜を出される。食すと旅行者も体内で回虫に汚染される。
水、野菜、食器、衛生観念の無い国の恐怖。将軍様も回虫を大量に体内で育ているやもしれん。あの国に行く人は正露丸は欠かせません。生水は飲めません。ビールが冷えていなくても氷を入れてはいけません。お腹を壊します。亡命事件から見えた北朝鮮の衛生状態。輸入が途絶えた影響。まだまだ序の口だ。


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