恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

ハルくんの独り言(本編12話)~その1

2015-10-03 07:54:06 | 吉祥寺恋色デイズ 種村春樹

ハルくんルート本編をハルくん目線から妄想してみた。
o(〃^▽^〃)o

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種村春樹
身長:177cm 体重:60kg 血液型:A型 特技:勉強・空手 性格:明るいしっかりもの。 優しくて明るい爽やか少年。小さなころからしっかりもので泣いているとお花をくれた思い出がある。
4月25日生まれ

☆☆☆☆☆
ハルくんの独り言(本編12話)~その1

教室で女子たちがおしゃべりをしている。

佐々木に用のあった俺は、その集団に近づいた。


春樹「佐々木、このプリント…」

女子1「出た! 王子様」


からかうようなその口調に面食らった。


春樹「王子様?何の話?」

女子2「最近、変質者が出るから危ないって話!百花には、種村くんがいるから平気だなーって」


その言葉に、一緒にいた子たちがクスクス笑った。


百花「ちょ、ちょっと!」


佐々木が慌てたように、割って入る。

ちょっと頬が赤らんで可愛らしい。


春樹「ハハッ! 女の子守るのは、男の役目でしょ? 佐々木はそそっかしいし、ほっとけないからね」

百花「!」

春樹「そうだ、佐々木。これ。先生が渡しとけって」

百花「あ、ありがとう」

春樹「じゃーな」


本当はそのまま佐々木とおしゃべりしたかったけど、女の子たちにそれ以上からかわれたら、佐々木がかわいそうだ。

俺はそのまま教室を後にした。


☆☆☆☆☆

部活を少し早めに切り上げた。

実は、昼間話していた変質者の噂がちょっと気になってる。

佐々木は…もう帰っちゃたよな…。



商店街まで帰って来ると、見慣れた人影が固まってる。

佐々木と…リュウ兄とりっちゃんだ。

ん? リュウ兄とりっちゃんが肘で突きあっている。


春樹「お前ら、何やってんだよ!」

理人「あっ、ハルくん! 助けて!」

春樹「ったく、何やってんだよ! リュウ兄、力の加減を知らないんだから」

竜蔵「百花と理人が、俺ばっかり仲間外れにするからだろ!」

春樹「そうなの? ダメじゃん、2人とも…何で仲間外れにされたの?」

竜蔵「それが…あ? 何だっけ?」


俺はりっちゃんと佐々木の顔を見比べたが、二人ともバツ悪そうに黙っている。


理人「まー、いいや! リュウ兄、そろそろ行こう?」

春樹「じゃあ、またね」

百花「あ…またね」


佐々木と別れるのは名残惜しかったが、わざと平気なフリをして、そのまま帰った。


その2へつづく




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