叡王戦九段予選2回戦、永瀬王座戦。

2022-11-28 | 対局


△57歩に対してどちらの銀で取るかという局面でしたが、実戦は▲同銀左△75歩と玉頭に手がついて、まずくしました。
▲同銀右△同桂成▲同金とするべきで△13角を嫌いましたが、▲46桂と受けておけばまずまずでした。



▲46銀に△33角と逃げて、手番は握れましたが、先手玉の痛み方が激しく、負けにしていました。実戦は▲55桂△64歩から攻め合いになり、やはり足りない展開でした。

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王将リーグ6回戦、豊島九段戦。

2022-11-15 | 対局


駒の取り合いになった中盤、本譜は図から▲84と△68銀▲49玉△47銀成に▲41飛から成銀を抜くコースで妥当な進行、一本道くらいに思っていましたが図では▲27飛という手があったようです。
▲27飛に△47銀成なら▲同飛が4筋に直通して後手玉への詰めろになり先手勝ち。▲27飛に△38銀の両取りなら▲46金△27銀成▲44桂が詰めろで先手勝ち。△29飛の王手には▲49歩があります。▲27飛は57への殺到も消していて、なかなか見ない手筋でした。



実戦の△45金にかえて△88竜とした場合の変化図で感想戦ではこれをメインにやって、難しいけど後手勝ちかな、という感じで終わったのですが
図で▲23銀成で後手玉が詰みなのには驚きます。△同玉▲41角△13玉ではっきり足りないように見えますが▲25桂△同歩▲23金という筋で以下、23でばらして▲25飛で五段目を封じることで△24合▲41馬△33玉▲32馬△44玉▲43金という形で詰みます。
初手の▲23銀成に△同金は▲32桂成が手筋で△同玉は▲41角で詰むのはまぁ分かるんですが、▲32桂成△12玉▲22金からばらして▲24飛が詰みというのはなかなか気が付かないですね。

中盤で細かいミスをしたのが敗因になりましたが、将棋の終盤は難しいという事を改めて感じた一局でした。
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王将リーグ5回戦、糸谷八段戦。

2022-11-12 | 対局


△33角の香取りに対して手が広いところで▲77桂、▲97香、▲97桂だけでなく△99角成と取らせて▲77桂(▲29飛の効きで馬取り)という組み立てもありました。
実戦は▲97桂△66歩に手抜いて▲25歩から攻めて行きましたが△67歩成▲同玉の格好がなかなか安定しないので、まずい選択だったように思います。



終盤、▲41角と本譜の▲34歩で迷って、負けのほうを選んでしまいました。▲41角△32歩▲24歩△33玉▲31銀と進めれば勝ちでしたが、その後の変化で読めていない手がありました。
中盤で△51角から△84角の転換が見えてなくて苦しくしましたが、最近、こういうことが多い気がします。
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伊藤園お~いお茶杯王位戦予選3回戦、木村九段戦。

2022-11-05 | 対局


▲35歩△同歩▲同角△44銀▲24歩という仕掛けは部分的には無理筋のことが多いですが、△14歩型だと、後に△14角が打てないので少し違ってきます。
ただ実戦は攻め方を間違えてしまい、分かれは苦しめでした。



図から△34銀▲44香△33角という対応には▲12竜△23銀▲31角で先手が良くなります。
この時、後手の玉が52なら▲31角はないので56手目の△42玉では△52玉だったか、というのが感想戦の主な検討内容になりました。
実戦は駒得で攻めが繋がる格好になり、勝ち切ることができました。

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