王座戦本戦1回戦、服部四段戦。

2022-04-28 | 対局


銀桂交換のわかれで図で▲37銀と、と金を払うと△64角があるので、先手は▲37銀の前に▲75飛車をさばきたいところ。
そこで実戦は図から▲72銀△62金▲71角と7筋突破を目指しました。▲75飛が先手で成り込めれば▲37銀が可能になります。



▲63馬の飛車取りの瞬間は甘いので怖いですが、最も早い△77桂には▲58銀がうまい受けで△47とを取られてはいけないので△58同とくらいに▲同玉で安全になります。
後手から早い攻めがなければ駒得(図は金得)が生きるので、この辺りで良くなりました。
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ヒューリック杯棋聖戦挑戦者決定戦、永瀬王座戦。

2022-04-25 | 対局


△23金には▲22歩△同金▲24角△同角▲同飛と進める予定でしたが、以下△32玉▲29飛△35歩で困ることに気が付きました。
実戦は△32玉が安定するので、先手番ながら千日手で仕方がなかったかもしれません。



図では△85歩などの攻め合いを予想していて、大変なところもあると思っていましたが、△49角▲28飛△47歩成から入玉を目指す方針で指されてみると止める術がなく、苦しかったです。
この前に無理な打開をさせられていて、遡ると上図での誤算からまずくしていたかと。以下は上手く逃げ切られてしまった一局でした。
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名人戦第2局。

2022-04-21 | 対局

図の△73桂は△85桂の狙いで▲75歩の受けに△81飛と引いて手の流れはいい感じだと思っていました。△81飛は▲94歩と▲74歩を避けて△82飛よりいいポジションになります。



2日目は後手の攻めが繋がるかどうか、が焦点でしたが図の△89歩成で駒損しない分かれになることは確定したので攻めが成功したかなと。
以下は駒得を生かして勝ちきることが出来ました。
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ヒューリック杯棋聖戦準決勝、久保九段戦。

2022-04-14 | 対局


図の辺りでは▲85歩が権利なので調子がいいと思っていましたが、△53角▲35歩△31飛がうまい手順で先手は1歩得ながら、後手玉のほうが金銀がまとまっているので、忙しくなりました。



図は互いに残りが10分を切ったあたり。△58竜と▲53銀取りにあてて、それを受けたら△68金でまずいかもと思っていましたが
実際には△58竜には▲49金と打てば難しいようです。▲16角の効きを生かして▲49金はなかなか見えない手ですが。。。
ここから色々ありましたが、秒読みで大きなミスなく指せたことが勝ちにつながりました。

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名人戦第1局。

2022-04-07 | 対局

駒割りが桂損なので、どうかと思っていましたが、図の▲46歩は感触がいい手で攻めの見通しが立ちました。





▲82銀が成立して具体的に良くなりました。飛車が横に逃げれば▲73銀成△同馬▲65桂があります。実戦は入玉を警戒しながら、寄せ切ることができました。
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