年度末。

2020-03-29 | 将棋
タイトル戦を全て終えてから遠出をする予定があったんですが、それも無くなったので、特に予定もない春休みに入りました。防衛戦というのは精神的に疲弊するので、まずはその疲れを取って、新年度に向かえればと思います。

年明けからは対局関連ばかりで本の紹介が出来ませんでした。
監修していたマンガ宗桂~飛翔の譜(3)は最終3巻が発売されました。マンガの監修は初めてでしたが楽しかったですし、江戸時代の将棋については知識がゼロだったので、色々と勉強になりました。

江戸時代の将棋関連で有名なのは詰将棋だと思いますが、それを谷川九段が解説するシリーズの第1弾。
図式全集 将棋無双

こちらは第1期~第32期の竜王戦を掲載した本で自分のインタビューも収録されています。
竜王戦全集

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大阪王将杯王将戦、第7局。

2020-03-27 | 対局


先手番で矢倉対急戦模様、1日目から飛車も角も切る展開でしたが、封じ手のところは互角だったようです。図は少し良くなったと思った場面ですが、実戦は▲91飛成に△51銀を軽視しました。△51銀には▲55銀△同銀▲21歩成で決まりというイメージでしたが、▲55銀に△45銀と交わされるとむしろ入玉が防げなくなります。
図では▲11飛成△31歩の展開が優りましたが、それはそれで難しいところがあるので、先手良しと言っても微差だったようです。



終盤、▲57金と寄って攻め駒の配置が良くなったように思いました。後手の竜と角を攻めて行けば良く、目標がはっきりしています。
先にカド番に追い込まれる厳しい展開でしたが、防衛できて、久しぶりに一息つきました。今回の七番勝負は内容が濃い将棋が多く、2日間、たくさん読んだ局が多かったです。
次の対局は4月8日、9日の名人戦です。少し休んでリフレッシュして、次の目標に向かいます。
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明日対局。

2020-03-24 | 将棋
明日25日・26日(水・木)は大阪王将杯王将戦七番勝負第7局。いよいよ最終局、年度最後の対局でもありますし、力一杯やれればと思います。

棋譜中継(毎日新聞)

将棋プレミアム(有料)

※本局は将棋連盟ライブ中継でご覧になれます。
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竜王戦1組5位決定戦1回戦、三浦九段戦。

2020-03-21 | 対局


後手番で相掛かり。図は夕食休憩の局面で実戦は△38角成▲同金△49銀といきましたが、その後、踏み込み切れない展開になってしまったので、図では△37歩成▲27銀△同との路線を選ぶべきでした。



図は終盤、取れるはずだった▲37桂に53まで行かれてしまったので混戦模様。図で▲58歩の受けなら△39竜が王手になるので少し余せると考えていましたが、実戦の▲59歩は気が付いていませんでした。対して△58歩とねじこんでいくのが最善でしたが、元々、読んでいた変化より1歩損するので発想になく、実戦の△53銀▲57金以下はヨリが戻ってしまい、流れ的には追い付かれた後手が厳しくなりました。

今期竜王戦は2連敗で2組へ降級となりました。
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明日対局。

2020-03-19 | 将棋
明日20日(金)は竜王戦1組5位決定戦、三浦九段戦。竜王戦は昨年末に初戦を負けて、裏街道から本戦を目指します。

※本局は将棋連盟ライブ中継でご覧になれます。
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棋王戦第4局。

2020-03-18 | 対局


△74歩を突かせない先手の趣向に対して△84飛として、ここからは見たことがない将棋になりました。


△95歩と突いたところは自信がありませんでしたが、先手からの有効な攻めも難しかったようです。実戦は▲56馬△96歩となってペースを握りました。
3勝1敗で防衛、8連覇となりました。ダブルタイトル戦でまずは1つ結果を出すことが出来て一息付きました。
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明日対局。

2020-03-16 | 将棋
17日(火)は棋王戦五番勝負第4局。昨日、佐賀から戻ってきてすぐに出掛けますが、3月も中旬を過ぎて年度末にかけて、もうひと踏ん張りしたいところです。

棋王戦中継サイト

ニコ生:将棋

Abema TV:将棋

※本局は将棋連盟ライブ中継でご覧になれます。
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大阪王将杯王将戦第6局。

2020-03-15 | 対局

1日目から苦戦を意識する展開で2日目昼休みも悪い変化が多く、カド番ということもあって苦しい時間が長い将棋でした。
図は勝機が出てきたように思っていた局面で▲31成銀△23金の飛車の取り合いは先に先手玉が詰めろになって後手が勝ちます。この将棋で後手の攻めが早くなった場面は初めてだったので、ひょっとしたらという気持ちではいましたが、最終盤ではっきりするまでは半信半疑でした。

最終局に持ち越すことが出来たので、頑張りたいと思います。
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明日対局。

2020-03-12 | 将棋
明日13日・14日(金・土)は大阪王将杯王将戦七番勝負第6局。カド番で後手番という厳しい条件ですが、頑張りたいと思います。

棋譜中継(毎日新聞)

将棋プレミアム(有料)

※本局は将棋連盟ライブ中継でご覧になれます。
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予定など。

2020-03-10 | 将棋
今週は木曜日に王将戦に出掛けて日曜日に帰り、月曜日に棋王戦に行くという中0日。1月に始まったタイトル戦の連戦も大詰めですが、日程的にキツイのはここが最後なので、上手く乗り切りたいところです。

新型コロナウイルスの影響で前夜祭、大盤解説会の中止が続いています。タイトル戦を全国各地でやるというのはその地域の方に見ていただく、遠方から出掛けてもらうことで当該地域のアピールになるという側面もあります。
プロ野球やJリーグも延期になり、どの世界でも難しい判断が迫られていますが、将棋界も同じです。タイトル戦を華やかに大々的にやって頂くのは当たり前のような感覚になってしまっているところもありましたが、改めて有難さと存在意義などを考えさせられました。

過密日程について体調面のことを良く聞かれるですが、それは問題なくても体重が多めです。タイトル戦の食事やおやつをセーブしようとも思うのですが、対局中は食べることくらいでしかストレスを緩和できないので、つい食べてしまうんですよね。
昨年は5月末に13キロのマラソン大会があったので、この時期も走り込んでいたんですが、今年はそれにエントリーしなかったので走る理由付けもなく。スーツもきつくなってきたので、気温が上がって体を絞りやすくなる春が待ち遠しいです。
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