振り駒で後手番になり相振り飛車に。公式戦で相振り飛車を指すのは初めてのこと。
穴熊に端を攻めたところ。ここが最大にして唯一の勝負所でした。最初に考えたのは「数の攻め」の△1七銀。しかし次に手番が来たとしても△1八銀成▲同玉でパッとしません。なので△2六銀と控えて打ったのですが▲2四桂△1一飛▲2二角。
これで受かってしまいました。△1七歩成から攻める手はあるものの、届きません。これが誤算でした。実戦は飛を逃げたのですが、以下はいいところなし。戻って・・・
△1七銀でも△2六銀でもなく△1七歩成が正解でした。▲同香△同香成▲同銀△1三香で飛が1六に来れば4六~7六に回る手があって攻めが繋がります。
露骨に打ち込む手は浮かぶんですけど拠点の歩を成ってしまう手は浮かびませんでした。頭が固い。
この手を指摘された時、前に同じミスをしたことを思い出しました。
図は平成13年2月の▲中川七段-△渡辺四段戦。△9七銀と打ち込みましたが▲9五桂で混戦に。△9七歩成なら後手優勢でした。
露骨に打ち込む手は浮かぶんですけど拠点の歩を成ってしまう手は浮かびませんでした。頭が固い。
6年経っても進歩していない。柔軟な頭が欲しいです。
△1七歩成を逃してからはどうしようもない差が付いてしまい、戦意喪失。最後は大差で負けました。
序盤はまずまずだったのに、急所中の急所の一着を逃したのが悔やまれます。
浮かぶから、大丈夫
次回の穴熊戦を期待してます。
本戦という事情がありますよね。
果敢に相振りに臨んだ姿勢は素晴らしい。
強気なスタイルは崩さないで欲しいところです。
いや相振りなら居飛車感覚?
急所の一着を6年間浮かべられなかった由。
それは表現の問題、敗戦を機に自己頭脳内部自然形成壁を自覚と考えれば、高い授業料だったが、意義はあったというべき。
今後の精進(頭脳内部清掃と刷新導入)を期待しています。
佐藤や谷川等はA級リーグでも当たり前のように相振りで勝っていますが、それも試行錯誤を繰り返した結果。
一度の敗戦など問題ないでしょう。
数をこなせば、康光さんや森内さんのように、お手の物になるのではないでしょうか。
将棋って面白いですね。
久保八段とて相当な棋士ですから、いつもお客さんというわけにはいきませんね。
渡辺竜王の将棋を見ていると、飛車の使い方がうまい
と思います。大山の金、升田の角、中原の桂馬、谷川も角、渡辺竜王は飛車。今回は飛車が16から46→
76と活躍する展開になれば竜王の制勝間違いなかったでしょう。久保八段には次の大勝負で負けていただくということで次に期待。
(それでいつも切れてしまうのが私のレベルですが)
茂木健一郎
テレビで拝見した渡辺さんも、膨大な量の情報を一気に放出するような話し方をされる方だと思ったんです。ある意味、コンピュータっぽい(笑)。
羽生
渡辺さんはソフトと指しすぎて影響を受けたのかもしれませんね(笑)。まあ、それは冗談ですが、でも100局も指したらだんだん感覚が伝染ってきます。私がコンピュータソフトとやりたくないのはそういう理由もあるんです。
これからはA級棋士との戦いが続くわけだし、素晴らしい判断だと思いますよ。
竜王の1手に感動です
もちろん、勝てればさらに感動です
渡辺竜王の「頭が固い」という言葉は相当高度なレベルでのものだと思います。
客観的に自分の将棋を分析して敗因を探り、それを素直に認めることもなかなかできることではないように思います。
そういう渡辺竜王の姿勢は十分柔軟だと私は思います。
更新する気概が嬉しい。これからも応援します。
△1七歩成▲同香△同香成▲同銀△1三香には▲1八歩と受けるくらいですが、△1七香成▲同歩△1六歩▲同歩△同飛▲1八香に△4六飛と回って攻めが続きそうですね。
次戦の必勝を祈ります。
ところで、佐藤棋聖なんかも、丁度十年位前でしたか?陽動振り飛車とか多様していましたが、指しこなせていませんでしたよね。あきら竜王も経験を積めば、と思います。3食、鰻だけでも食べ飽きないのは、加藤九段だけですから!
結果は残念でしたが今回の
竜王の試みは大変意義深い一歩だったと思います。
今後とも研究を前提にたまには幅を広げる工夫努力は
あってしかるべきだと思います。
先手なら二枚銀の予定でしたか(笑)
勝手に嬉しく思っております(笑)
露骨に打ち込む手はつい先日の山崎七段戦であったばかりですからそうは問屋が卸さなかったということですね(笑)
しかしながら歩成は第一感でしょうし、
一目最初に考える筋ではありますね。
以前遠山四段ブログでも似たような端の反省が
あったような……(笑)
先入観を除いて筋悪の手や当たり前の手をひとつひとつ
考えてみるしかありませんね。
このような形は歩成が急所かもしれませんね、
と思いきやこれもまた固定観念ですか(笑)
久保八段相手に相振飛車というのは無謀だったかもしれませんが
いろいろな将棋を指そうとすることは
長い目で見ればプラスになるのではないかと思います。
それより意外に思えたのが中川戦の方で
これはどう考えても後手の振飛車。
この時期は飛車を振ることもあったのでしょうか。
久保八段相手に相振飛車というのは無謀だったかもしれませんが
いろいろな将棋を指そうとすることは
長い目で見ればプラスになるのではないかと思います。
それより意外に思えたのが中川戦の方で
これはどう考えても後手の振飛車。
この時期は飛車を振ることもあったのでしょうか。
結果は出なかったが、ちゃんと実は得てると思っています。
ドンマイ、明日があるさ。
しかし、直前の棋聖戦挑決勝利の方が価値が
圧倒的に高い
棋聖 & 王位 連続奪取して下さい
王座、王将戦はどうなんだろうか。
しかしこれは仕方がないことでしょう。
タイトル戦のほうは気合入れてお願いします。
応援しています。
今後も応援しています。
久保8段は振り飛車党の中でも特に相振りが強い(鈴木8段と双璧)うえに、最近は”相振り無双”の谷川9段と共に「谷川研」で磨きをかけているだけに、久保8段としては、対向型以上に自信のあった戦型でしょう。それで「公式戦初」では勝てるほうが不思議です。
ただ、こうして「相手の得意戦法に飛び込む」というのは羽生3冠の18番ですね。羽生3冠は初対局では大概ぼろぼろにやられるのですが、その1局でしっかりとその戦型をモノにして、後からがっぽり勝利を稼いでいくのです。渡辺竜王もそれを狙っているとすれば、これからの渡辺竜王の相振り飛車は要注意、ということです。その相手に、久保8段を選ぶところがさすがは渡辺竜王、ですね。
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