佐藤棋聖が先勝。

2006-06-05 | 将棋
鈴木八段が予告通りに早石田を採用して序盤から見応えある将棋でした。中盤で鈴木八段が大捌きに出たのですが佐藤棋聖の冷静な差し回しが光りましたね。
第2局は6月20日(火)に愛知県豊田市で行われます。

将棋世界7月号が発売になりました。
「話題の将棋本音で語ろう」は今回が最終回です。ご愛読ありがとうございました。最終回は山崎六段、阿久津五段との対談です。
山岸浩史氏による「徹底解剖!佐藤新手の謎」は大変読み応えがある内容。ここの最後に「鈴木八段が語る佐藤将棋」という記事があるのですが棋聖戦での戦い方をここまで詳しく言っちゃっていいのでしょうか(笑)
ゴキゲン中飛車対策の佐藤新手▲9六歩を「最高の対策」と認めたうえで「▲9六歩がくれば自信あります」
▲9六歩が出るかもしれない第2局が楽しみですね。

名人戦七番勝負「テーマの質」
これを読めば第1局~第3局の全てが分かるというぐらい様々な角度からを分析しています。読んでいてすごい力が入った記事だなと思いました。
他にも新連載「連盟の瀬川さん」など面白い記事が多いのでぜひ読んで下さい
また「対局日誌」が今回で最終回です。河口先生はなんと26年も書いていたんですね。本当にお疲れ様でした。「対局日誌」は筆者が代わって再スタートと聞いていますので楽しみにお待ち下さい。
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コメント
 
 
 
Unknown (舞妙)
2006-06-05 19:17:41
「対局日誌」は、将棋世界購入の1番の動機だったので、終了は非常に残念です。

次は誰かな~先崎さんかな?
 
 
 
Unknown (spinoza05)
2006-06-05 19:33:35
午後7時くらいにネット中継を見たら

もう終っていたのでびっくりしました。
 
 
 
銀が泣いていた (ssay)
2006-06-05 19:42:00
鈴木八段の8八の銀が泣いていたような。

最後の▲8三角はどういう狙いだったのでしょうか?
 
 
 
ssayさんと同じ疑問 (角って苦手なのよね)
2006-06-05 20:39:43
▲8三角に関してはssayさんと同じ疑問です。鈴木八段の戦意喪失という印象を受けたのですが△8一飛と打たれるのは全く読んでいなかったという事なのでしょうか? 初級者レベルでは判りません (;_;)
 
 
 
本音で語ろう (ピアジオR)
2006-06-05 20:55:21
「本音で語ろう」一年間お疲れさまでした

最終回も本音ばかりで、楽しめましたよ



山崎さんの例えはキレがありますね、

「誕生会」を出してくるとはw

 
 
 
将棋世界を読んで・・・ (hayashi)
2006-06-05 21:31:03
こんばんわ。お久しぶりです。

将棋世界は定期購読なので、郵送されましたが、早速読ませていただきました。

河口先生と高橋先生の欄も最終回でしたね。

竜王の欄も読ませていただきました。

『21世紀はオレ達の時代だ』・・・ホント、そうならないといけないでしょうね。

私は昭和47年生まれなので羽生世代ですが、後続世代が無い、となったらこれはこれで不安です。

もっとも私達オジサン連中も、ただヤンヤヤンヤとはやし立てるだけでなく、将棋界の未来を考え、将棋界にどう貢献していくか考え、動くべきでしょうね。

将来の『渡辺会長体制』のために・・・(笑)。
 
 
 
大捌きでしたが (僕も)
2006-06-05 21:34:06
同じく僕も▲8三角の意味がよく解りませんでした。第2局以降の鈴木八段の巻返しに期待です。
 
 
 
▲8三角 (中級者)
2006-06-05 21:56:15
素人の考えです。参考までにどうぞ。

▲8三角は、6一金が逃げてくれたら5六角成として、6六の桂馬を守ると同時に後手の5五角取りを狙ったのではないでしょうか?

そうやって自陣をしっかりさせてから飛車を成る予定だったと推測します。(△7八飛の筋も消しています)

でも、△8一飛がそれを上回る好手だったわけで、逆に先手の飛車と角が非常に動きにくくなってしまいました。

もしかしたら鈴木八段は軽視されたのかもしれません。
 
 
 
Unknown (新人)
2006-06-05 21:57:16
渡辺先生、皆様、初めまして。

棋聖戦の大判解説会に行ってきました~。

8三角成は、やや苦しいと思っての大捌きにでたそうです。

しかし、直後の8二飛車を見落として苦しくなったという感想でした。

(大局後の鈴木8段談)

内藤先生の話によると、鈴木先生は気合が

入りすぎたのかなぁ~とおっしゃっていました~。

 
 
 
永世名人の健康管理法 ()
2006-06-05 21:59:22
検校(けんぎょう)の「1」です、座頭「1」。



十四世… 風呂

十五世…名人戦対局の翌日はどこかに姿をくらまして英気を養う? タバコをやめた。



十六世(予定者)…真向法(ストレッチ体操の一種)、対局の合間の昼食、夕食休憩中にもやってたらしい。「1、2、3、4、…、20」がワンセット。



十七世(予定者)… ? (どなたかご存知ないですか)



十八世(未定)…



十九世(予想)…ジム!
 
 
 
もっと力戦が見たかった (K.O)
2006-06-05 22:10:54
棋聖戦第1局は序盤から面白い展開で、このまま力戦型でいけば最後はどうなるんだろう、と思ったのですが・・・。

どうみても41手目の▲8三角成は無理気味です。

鈴木八段としては思い切った捌きだったんでしょうが、駒の配置が単純なのでそこからは佐藤棋聖も冷静に指され、先手の形勢が一遍で悪くなりました。

振り飛車側の構想に疑問があったのでしょうか?
 
 
 
勝ち将棋鬼のごとし (パルレ モア ダムール)
2006-06-05 22:47:21
河口さんの『対局日誌』をまとめた本がこれまで何冊か出版されていますが、これが最初のものかと思います。この本は、大変画期的内容の連載開始として試行錯誤はあったとしても、将棋界の実態が最近のものとは比べものにならないほど文字通り赤裸裸に語られたノンフィクションであり、極めて強い衝撃を受けたのを記憶しています。探し出して久々に再読してみようと思います。

 今号の対局日誌で渡辺竜王にも言及されていますが、期待と激励の表れと考えます。3人による対談時と本日このブログを書かれた時とではこころ構えが大きく変化していると感じます。さらなる努力を積み重ね勝負師として今後よい結果を残されることをこころより願っています。
 
 
 
飛ばしているような気が・・・ (角って苦手なのよね)
2006-06-05 22:56:54
中級者さん、解説ありがとうございました。



ところで、本題ですが、座頭「1」さん、



十六世は予定者ではありませんよ。ほら、副会長が・・・



十八世か十九世か(今のところリーチをかけられている唯一の方ですが、この名人戦の結果次第では、もうお一方の方がリーチをかけられる上に来期出場が確定するので先に永世資格を獲得される可能性が高くなりますね)になられるであろう方は、水泳がご趣味と聞きますので、それが健康法ではないでしょうか?



という訳で、ジムを健康法とされる先生は、きっと二十世名人になって下さるのでは?



うーん、この見落としは▲8三角打ちよりもひどいですよ。メッ。
 
 
 
▲8三角は (masuda)
2006-06-05 23:19:27
「投げる前に最後の見せ場を作った」ということだと思いますよ。



放っておけば△7八飛から銀桂を拾われてジリ貧負け。▲8一飛成と突っ込んでも

△5二銀くらいで大丈夫。見た目以上に差があるようで、攻めにも受けにも

有効な手がなさそうです。それにしても、▲3八の銀を取られると美濃囲いって

いきなり薄くなるんですねぇ。



というわけで、金取りと▲5六角成を見せて、「さぁ切って下さい」とやったと。

鈴木八段は「プロなんだから魅せてなんぼ」というポリシー持ってますから、

そういうことなんだと思いますよ。
 
 
 
 ()
2006-06-05 23:20:49
ちょっといろんなこと考えすぎてました。
 
 
 
永世称号 (道雄)
2006-06-06 05:34:11
16世は引退後ということで予定者でよいと思います。

が、ここが永世名人制度の問題点であることがはっきりしてきましたね。

今までは一世代に一人の出現でしたが、羽生森内と同世代に二人の永世名人がほぼ確実となってきて、資格取得順に引退するとは限らないので先に19世、後から18世などという可能性は充分あります。

資格取得順にするか引退順にするか。

あるいは引退後の規定を無しにするか。

順位戦制度同様見直しが必要でしょう。
 
 
 
16世 (突撃十\段)
2006-06-06 07:37:52
16世を名乗るのはいいんでしょうか?世間を騒がした人ですからね。噂\のHさんがしゃしゃり出てきそうで…
 
 
 
「順位戦制度」創設者語る ()
2006-06-06 08:13:43
座頭「1」です。一部先日のと重複しますが掲載させていただきます。



『木村名人大いに語る』(順位戦制度について:全文)



木村「それはね、こういう考えがあるのです。戦後感ずるところあって私がいまの制度をしいたから若い人たちが続々出て来た。というのは戦争で五、六年あるいは七、八年の間、将棋なんかやってられないという真空時代があったのです。これを今までみたいに四段から五段、五段から六段といっていたらみな年をとってしまう。だからその真空時代を取返そうと思ってA・B・C級をこしらえたのです。だから、いまはC級にいても成績さえとれば一年でB級へ入られる。二年たてばA級へというので一同が奮い立つ。若い人の将棋の修行は、決して将棋盤に向っているばかりが修行ではない。人間としての修行を積んで強くならなければいけない。逆にいえば、人物とあっていれば将棋はだまっていても強くなってくるのです。いま売出しの若い棋士たちは戦争中軍務に服したり、徴用に行っていたりした。その与えられた仕事を全力をあげてやってきたという人だったら、それはとりもなおさず棋道を修業してきたことになっている。決してむだにはならなかったわけです。」

  以上、日本将棋連盟 発行『龍王』より



思うに、 一.勝負は厳しくする

     二.若い人にチャンスを与える

     三.人間として立派であるべし

と解釈しました。(ここ60年、日本は戦争が無かったけれど、、)

 
 
 
ここはひとつ ()
2006-06-06 08:21:13
Hさんに占ってもらいましょう。
 
 
 
あと2連勝 (niwanochigusa)
2006-06-06 09:24:34
愛棋家にとって至福の対戦決定迫る。

挑決戦進出迄後2日、2連勝で挑戦、王位戦。

この紅組プレーオフは、気がもめて疲れます。

 
 
 
名乗り方 (振られ飛車)
2006-06-06 11:24:28
羽生、森内、さらに佐藤(康)まで永世名人の資格を得た場合、どの順に名乗るのかさらに面白くなりそうですが、ここは資格取得順でよろしいのではないですか。



もっとも、羽生先生以外の二人は華がない、

(対外アピールが弱い)ので、あまり活躍はしてほしくはないのですが。名人四期獲得後は、お二人には、フリークラスへ転出してもらって、十九世は、渡辺、山崎両者に争っていただきたいところ。



>1さん

HNを「市」にされたらいかがですか。
 
 
 
再登板。 (haru)
2006-06-06 11:26:45
「話題の将棋本音で語ろう」楽しく読ませていただきました。



次回は「話題の棋士を本音で語ろう」とか

「話題の棋界を本音で語る」での再登場を期待致しております。
 
 
 
将棋は奥が深い! (ぱんちょ)
2006-06-06 12:09:49
将棋の面白さが伝わるブログだと感じます、これからも応援してますよ~ん!!
 
 
 
将棋世界 (連盟道場2級)
2006-06-06 12:26:22
将棋世界を定期購読していますが正直棋譜を見てもさっぱり判らないことが多いですし 投了図以下の解説が無いとなんでこれで負けなんだろう?ってのがさっぱりわかりませんw

今のネット時代とリンクさせてHP上で棋譜が再生出来ると記事を見ていても格段に判り易い気がします

将来の会長?である竜王から提案などして頂けませんか?
 
 
 
みんなわかってると思うけど (トジーン)
2006-06-06 17:52:01
「連盟の瀬川さん」って生○の白(以下省略)
 
 
 
「市」にしたいのはやまやまですが ()
2006-06-06 23:49:00
゛訳あり”でしばらく「1」で行かざるを得ないのです。後10日ほどのがまんですう。
 
 
 
『対局日誌』に寄す (近藤和見)
2006-06-09 07:38:27
 渡辺さんのブログをいつも楽しく、時に考えさせられながら読ませていただいています。『対局日誌』連載終了の事件に耐え切れず初投稿です。



 思えば渡辺さんの存在もデビュー以前から『対局日誌』で知っていました。そして四段デビュー後の「諸君!脱帽したまえ」の記事には胸躍ったものでした。



 『対局日誌』の終了はあまりに突然で本当に驚きました。なにが起こったのか、と思ったほどです。釈然としないのは、長らく続いていた名物企画・連載を終えるというのに、編集部からのガイダンスがなかったことです。どれだけの功労があったかわかっているのか疑問です。河口さんは大げさにしないで、といったのかもしれませんが、編集部として『対局日誌』のスターたちの座談会でもしてもらったらどうなのかしら?古い読者(読者の過半数はいると思うのですが)にはたまらないものがあります。もめて打ち切りというわけでもないでしょうが、突然すぎる。むしろ河口さんの体調が悪いのかしら?なんて心配になります。



 『対局日誌』は『将棋マガジン』時代も含め、河口さんがご自身の存在(当初はペンネームを使っていたようですが)を持って成立してきた連載です。書き難いことも書いていくのは、嫉妬しいの棋士たちを相手にして、大変だったと思います。



 渡辺さんのコーナーも楽しく読ませていただいてました。私は渡辺さんという若き竜王が持ち前の率直さで、ある意味、いまの将棋界をジャーナルしている様子がとても興味深く思えました。谷川さんをリスペクトしていることなども、本当は内心の部分で済むことでしょうが、それを公言することによって、暗喩的な羽生さんへの好敵手宣言をしているように私には思えて、わくわくしましたよ。こちらもどうして終わることになったのかしら?渡辺さんからの提案だったのでしょうか?将棋界の内部事情(名人戦問題のことでなく不特定の~)なら理由にならないのだから、楽しみにしていただけに残して欲しかったです。



 話を戻しますが、私は『対局日誌』を読みたいというより「今月の河口さんはなにを思ったのだろう」「いま、河口さんは将棋界になにを思うのだろう」という視点の読者でした。彼のいう「将棋村の魅力ある人物たち」のアクのある話・勝負にまつわる様々の話を本当に楽しみにしてました。



 傍目には流行っているように見える名曲喫茶が店じまいするのは、名曲を楽しむ人が減って張り合いがなくなる、からだそうです。なぜか河口さんが、その、ものいわぬマスターのように思え、名残惜しい気持ちになります。



 渡辺さんが伝えてくださった(ありがとうございます。なぜこれが渡辺さんが書いてくれないとわからないのでしょうか。)<「対局日誌」は筆者が代わって再スタート>というニュースにはかなり不安を感じています。 私は『河口俊彦』という良心・知性を通して初めて安心して『対局日誌』に思うことがあったのだと思います。きっと、なんらかの目的を持って書き進められてきたのではないでしょうか。果たしてそれが成し遂げられたのかどうか、一読者として気になります。7月号の末尾あたりの文章に無念さが表れているように思えてなりません。新筆者がそのあたりの心情を引き継く棋士だったら良いのですが。



 内部の人間として考え、提案、あるいは意見する。それは小さな事から大きな事まで。それは自分にリスクを負わせて初めて意味を持つ。判断材料を自分の中におかず、漢籍や歴史の勉強、囲碁や将棋の名人・達人の逸話などの素養を深め客観性の中から発見する。将棋連盟の棋士の中にはこのような人がいて、長らく礎のひとつとして活動してこられた、ということを考えてもらえたらと思います。そして考えたことが良かろうが嫌かろうが、それを私のような市井のファンにわかるようにどんどん発言して欲しい。くだんの渡辺さんと谷川さんの対談も、谷川ファンとしては本当に嬉しかったのです。将棋雑誌に重要な情報が将棋の解説や定跡についてなのは当たり前なのですが、存外、ファンにとってはこういうことが大事だったりするのです。



 河口さんには「長い間の連載お疲れ様でした。いろいろ勉強になりました。本当にありがとう」と心から感謝したい、そう思います。

 
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