棋聖戦最終予選、対羽生二冠戦。

2008-01-29 | 対局

羽生二冠とは2年4ヶ月振りの対局。お互いにタイトルを持っていて、これだけ当たらないというのも珍しいのではないでしょうか。

朝、下座に座って待っていると羽生二冠に「まぁまぁ、席次通りに」と言われ

渡辺「いやいや」羽生二冠「まぁまぁ」を2回ほど繰り返し、あまり拒否し続けるのも失礼なので上座へ移動。

現在の席次は

1.森内名人

2.渡辺

3.羽生二冠

4.佐藤二冠

5.深浦王位

です(多分)※違いました、すいません。

7大タイトルの中で竜王、名人だけは格が上で、竜王、名人が同タイトル数の場合は棋士番号順(先輩が上)

羽生二冠、佐藤二冠は同タイトル数で、棋士番号順で羽生二冠が上。

※ではなく、全てのタイトルに順番があって、序列第3位の棋聖を保持している佐藤二冠が3.

羽生二冠が4でした。お詫びして訂正します。

 

 

振り駒で先手になり、羽生二冠の一手損角換わり。

             

1筋の位を取って、相腰掛銀に。実はこれ、通常の角換わり腰掛銀と1筋が違うだけで、他は同じ。但し、本来、先手の陣形を後手が持ち、後手の陣形を先手が持っています。

要するに、後手は1手損したものの(先手角換わりと比べて:後手+1手損=-2手)

先手が1筋に2手掛け、後手は△1四歩の1手を省いたので(-2-1=-3手)

先手が-3手、後手が-2手ですから、後手が+1手。1筋を除けば先手で角換わりをやっているのと同じことになるのです。分かりにくいと思いますので、図面で比べて下さい。

             

これが通常の角換わり腰掛銀。今、▲6八飛△6二飛に▲1八飛と回ったところ。定跡は再び△8二飛と戻る手で、また▲6八飛なら△6二飛で千日手。(実際に千日手になった公式戦もあります)

なのですが、本局では僕が先手なので、▲2八飛とすると△4二飛と戻られて、困ってしまうのです。いや、将棋は難しいです。(先手で千日手は損)

と言うわけで、△9二飛▲8六銀と上がって△6五歩と先攻を許してカウンターに出ました。

             

桂が捌けるのは大きな得点と見ていましたが、飛が7九へ行ってしまうのがそれ以上に大きな失点でした。歩切れも痛く、ここで△5五銀を消して▲5六歩と突くようでは苦しい。

この後は、羽生二冠の攻めを懸命に受けました。

               

△6五桂を5七に成ったところ。△7七桂成と金は取れましたが▲同飛が△4七馬に当たり、馬が逃げると▲9三角成で入玉模様になります。

ここで▲4九桂と打って、混戦になったと感じました。△6八成桂で飛は詰みますが▲9三角成と香を取って飛を追いやってしまえば、先手玉は飛一枚では容易に捕まらない形です。

よって、実戦は3図から△6八金(▲同飛△同成桂▲9三角成もありますが△6九馬が嫌)▲5七角△7八金▲同玉と攻め駒を一掃して、再び打ち付ける展開に。  

             

駒割りは飛銀交換の駒損ですが、歩は多く持っていますし、先手は遊び駒がないので良い勝負。残り時間は▲2分△3分。

ここで最後の1分を使って指した▲8五桂が悪手。さっきまでは▲9三角成でしたが、今度は▲9三桂成なので、全然たいしたことがありません。「△9三香を取って△8二飛をどかさなければ」という思考が強すぎました。以下、△7四香▲9三桂成△8一飛で駒損が拡大。(△7四香には△4七角の紐が付いているので取り返せない)

4図での正着は▲5四銀不成。

1.△同歩なら▲6五銀

2.△7四角成(香)ならやはり▲6五銀。

金を取った後にまた銀を逃げないといけないのが、気にいらなかったのですが、そんな贅沢は言わずにとにかく金を取っておくべきでした。やはり現物は大きいのです。

実戦は4図の数手後、さらに致命的なミスが出て終了。158手。

 

2図の「桂が捌ければ・・・」と思った大局観が悪すぎました。

 

負けて最終予選1勝1敗に。最終局を頑張ります。

goo | コメント ( 37 ) | トラックバック ( 0 )
 
コメント
 
 
 
Unknown (hiro)
2008-01-29 09:46:45
そうでしたか。でももう一度対戦するチャンスがありますね。
それよりこの対戦が中継されなかったのが残念でした。なんとかならないですかねえ。
羽生渡辺戦は最高のカードなのに。
 
 
 
ぶはははは (羽生至上主義)
2008-01-29 09:51:04
やっぱり負けたのかw
くやしいのうwくやしいのうw
 
 
 
将棋ファン待望の一戦 (暇人)
2008-01-29 10:50:43
いつもながら丁寧な解説をありがとうございます。
「羽生二冠の攻めを懸命に受ける」竜王の真剣な姿をライブで見たかったですね。

公益法人制度改革関連法案が12月に施行されますね。猶予期間が5年あるとはいえ、公益社団法人として残るか、その他の組織形態を選択するか・・・勉強は必要でしょう。ブログに書かれていた竜王の姿勢は、構成員として素晴らしいものだと思います。

しかし、組織全体としての最大の課題は、ファンの満足するサービスの提供と新規ファン層の拡大でしょう。そのためにはファンサービスのあり方についてこそ、もっと討議してしかるべきはないでしょうか。
巨大掲示板に戦う前からスレが立つ注目の一戦!ファンサービスの好機だと思いますがね・・・

ライブで見られなかった無念さから、竜王には言う必要のないことまで書いてしまいました。申し訳ありません。

再度の羽生二冠戦を期待しています。
 
 
 
ゴールデンカード (たいがー@玲瓏管理人)
2008-01-29 11:02:29
羽生二冠vs渡辺竜王のカードは羽生ファンの自分としても一番見たいカードです。hiroさんや暇人さんのおっしゃるとおり、ライブ中継されない棋戦最終予選であることが残念でなりません。

日本将棋連盟では勝敗しか公表されず、生粋のファンとしてはどのような対局内容だったかの方が気になります。勝敗に関わらず自戦記をご自身のブログに即日アップされる竜王には頭が下がる思いでいっぱいです。
 
 
 
残念でしたが (bonchan)
2008-01-29 12:06:39
まだ次があるので頑張ってください。

敗局にも拘らず翌日午前中までにポイント解説を書いてくれる竜王のような棋士がいる限り、将棋界の未来は明るいと信じています。

「逆もまた真なり」なのですが・・・。
 
 
 
解説ありがとうございます。 (適当世代)
2008-01-29 13:29:13
負けた局にもかかわらず、すばやく、わかりやすい解説をありがとうございます。
解説の書き方によっては、最初の数行で、その将棋の勝ち負けが分かってしまうものですが、竜王の文章は、絶妙ですね。
結局、「・・・▲8五桂が悪手。」のところまで、どちらが勝ったのか分からずドキドキしながら読んでました。
この時点で、はは~ん、竜王が負けたのかな?と思いました。

自戦記でしかも敗戦譜ですから、悔しい感情が文章ににじみ出てしまうのが通常ですが、そこは、抑制されていて、あくまでも客観的な解説に感動しました。

今回の羽生二冠との最終予選の結果はずっと気になっていました。
しかし、竜王のブログ以外では情報が入手できませんでした。
棋譜もまだ入手できていませんし。
新聞社は、棋譜を出し惜しむのではなく、解説の中身で棋譜を売るべきだと思います。
リアルタイムの中継(無料であれば、なおうれしい)が、観戦する側としては、一番盛り上がります。

解説ありがとうございました。
 
 
 
まだ1局チャンスがあるのですか! (渡辺竜王ファンです)
2008-01-29 14:19:56
対羽生2冠戦残念無念
美酒は次戦以降に取っておきます
棋聖戦最終予選は、後1戦勝てば決勝トーナメント入りですね。最もリカバリーの利く1局だったのですね
次は堀口一7段戦ですね。順位戦最終戦と併せて毎月の顔合わせ。2局とも勝利を信じています
棋聖戦を勝ち続ければ、「対羽生2冠戦」がまたあると思います。お礼参りを近日中にお願いします
 
 
 
Unknown (ルイス・エンリケ)
2008-01-29 14:24:25
竜王四連覇の方に失礼ですが、渡辺明がもう一皮むけるには、この羽生善治との対戦を重ねるのがその要素のひとつでしょうね。はやくみたいっすねぇー
 
 
 
羽生2冠VS渡辺竜王はゴールドカード (waka)
2008-01-29 14:35:47

羽生二冠VS渡辺竜王は、スーパーゴールドカードなので実況して欲しかったですね!

2年以上対戦が無いくらいレアですし

将棋界に年齢的ピークがあるかは知りませんが、
とにかく羽生さんがピークの間に竜王とはあと20戦位はしてもらいたい!!

そんな訳で早くタイトル戦で戦ってください!
できたら七番勝負が見たい!!
 
 
 
対局観? ()
2008-01-29 15:00:34
「いやいや」「まぁまぁ」を、後1回繰り返せばきっと羽生二冠も上座へ移動しようと思っていたらしいとか何とか・・・。「桂が捌ければ・・・」と思った大局観よりも、こちらの対局感で私は勝負があったと感じました、これからも好勝負を期待します。
 
 
 
Unknown (つやこ49)
2008-01-29 15:15:49
お疲れさまでした。残念無念でした。
羽生さんから上座を勧められるとは、、、、、なんか術中にはまった感じですね。。
 
 
 
席次の話 (亜輝)
2008-01-29 16:20:16
羽生二冠といえば、かつてA級順位戦で上座、下座でちょっと話題になったなー、と思い出したので調べてみたら、もう14年も前の事でした。
ところで、このブログで懇切丁寧な自戦解説を見る度に思うのですが、毎年は無理にしても、定期的に実戦集を出してみては如何でしょうか?
 
 
 
上座 (オンラインブログ検定)
2008-01-29 16:58:25
そうですか!竜王のほうが上座でしたか?
羽生さんも名人になる前から上座に座って
大問題になった頃に比べかわりましたね!
米長(名人)-羽生(5冠)


話は変わりますが、上記絵文字
1キロバイトの素材屋さん
http://1kb-sozai.com/



管理人 megu 

ヤフーでは昔、転載問題で大問題になりました。
(gooがmeguさんを買収)
(私がmegeさんと直接メールで話しをして解決)
竜王が使ってくれているのを見ると大変うれしい
です。


 
 
 
Unknown (lss)
2008-01-29 17:39:01
力の入った解説に、激闘の熱の余韻を感じました。
惜しかったですね。竜王の終盤悪手は珍しい。
こういった勝負をもっと見たいものです。
なので、次に勝ってぜひ予選突破を!
 
 
 
序列 (隠居のたわごと)
2008-01-29 17:56:12
まさか、席の譲り合いに動揺されたわけではないでしょうが、敗戦は残念。
でも、「棋聖」が序列3位とわかった以上、なお勝ち上がって欲しくなりました
頑張って!!
 
 
 
序列 (日曜TC)
2008-01-29 19:42:12
将棋連盟のプロ棋戦情報というところの並びが序列と思ってました。
そうなると竜王が名人より上なんですが、竜王の説明では森内名人が上になってます。
竜王と名人はどちらが上なんでしょう?
 
 
 
くそ~、悔しい! (ssay)
2008-01-29 20:03:32
竜王が上座、当然です。
羽生さんが、それで悔しかったら、竜王位を獲ればいいのです。
(あ、うそ、羽生先生ゴメンナサイ。挑戦しないでください(笑)。)
席次ですが、名人の方が上です。
これは連盟のHPの棋士紹介を見れば分かります。
つまり、棋戦としては竜王戦が1位で、地位としては名人位が1位という、ダブルスタンダードの姿勢を連盟は取っているのです。こういう大人の解釈、私には理解しかねますが。

さて、今回の対局結果は実に残念でしたが、この対局を通じて、偉大なる羽生先生との対局の空気と言いましょうか、雰囲気はつかめたでしょうか?
できれば、今回はこうやったから負けたけど、こう指せば十分勝てるというものを得ることができたならばと思います。
もっとも、羽生先生相手だと、「こうすれば」ということが分かったとしても、それをやるのが恐ろしく難しいのだろうなあという事は、何となく想像できます。
けどねえ、期待しているんですよねえ、あきら竜王には。
まだ、まだ、これからだー
 
 
 
棋聖戦 (spinoza05)
2008-01-29 20:13:16
やはり羽生二冠は強いですね。
次,勝って本戦トーナメントに入ってください。
そうすればまた対局できるかもしれません。

棋譜はいずれアップされることになると思います。
http://sankei.jp.msn.com/culture/shogi/kifu/kisei/079/079.htm
 
 
 
Unknown ()
2008-01-29 20:29:11
これからも対局が続くであろう両対局者、席次は規定の通りでいいのではないでしょうか。
おそらく羽生二冠としても本当は下座に座るところを上座に座るのは憚られるはずです。

終盤の混戦状態(ミスした方が負け)は渡辺竜王は渡辺竜王にとっては得意とするところ。
しかし今回は粘り負けさせられるとは、さすがに羽生二冠恐るべしです。

羽生二冠を意識しすぎて、バランスを崩してしまう棋士もいるように感じます。
これからも渡辺竜王のスタイルを貫いて下さい。
 
 
 
難しいですね (お米っこ)
2008-01-29 20:34:52
上座下座は昔から何かと気を使う問題ですね。

この前のNHK杯で中倉さんが、竜王4期は歴代1位とか通算1位と言っていたけど誤解を与えそうな表現だと思いました。森下九段が訂正してましたが。
 
 
 
席次について (ひろ)
2008-01-29 20:49:29
今回の対局、とても残念でした。まだ、チャンスは残っているので、是非去年のリベンジを果たして下さい。
ところで質問ですが、去年羽生二冠が三冠だった時点でも、棋聖を持っている佐藤二冠の方が席次は上だったのでしょうか?
 
 
 
解説ありがとうございます (wari)
2008-01-29 20:49:59
残念でしたが、今後、より大きな対局で羽生二冠に勝たれることを期待してますね!羽生二冠の強さを思うと、竜王戦の防衛であたるよりも、まずは渡辺竜王がタイトル戦で挑戦、というシチュエーションが、ファンとしては少し気を楽にしてみていられるのですが(笑)頑張ってください!
 
 
 
こんばんは。 (あきら)
2008-01-29 21:05:37
竜王、名人は1冠のみでも他の複数冠より、上になります。
棋聖、王位、王座、棋王、王将(左から序列順)はまず冠数が多いほうが上に来て、同数の場合は序列順です。ちょっとややこしいですね。
 
 
 
Unknown (ゲイル7世)
2008-01-29 21:12:16
私は羽生さんのファンですが丁寧に
解説していただいてとても嬉しいです。
この対局は注目度が高かったと思いますので
渡辺竜王が将棋ファンの気持ちを汲み取って
くれたことに感謝しています。
 
 
 
勘違い (ボンバーヘッド)
2008-01-29 21:16:30
羽生2冠は昔から上座とか下座とか、そういったことに拘りがない性格なので2冠自身も若いとき苦労されてました。
「席次どおりに」というのは、私も若い時に苦労したから、そういった細かいことは気にしなくていいよという羽生2冠の心遣いではないでしょうか?
改めて羽生2冠の人間の大きさを感じました。
さて、久しぶりでの羽生2冠との対局では盤上で有意義な会話が楽しめましたでしょうか?
プロの対局は非常に難しいのでよく解りませんが、結果的には手数をかけて端を詰めたメリットが生かされない手順だったということなんですかね?
それにしても、毎度勝敗に関わらず翌日ブログをアップする仕事ぶりには恐れ入ります。
 
 
 
Unknown (dadada)
2008-01-29 21:20:25
竜王が先手を持ってのゴキ中超急戦を予想・期待していたのですが、角換わりでしたか。まあそのうちタイトル戦でみられますね、張り倒しちゃってくださいな。
 
 
 
ブログ(久しぶりにみた^^) (かみせん)
2008-01-29 21:25:41
 ブログ、ひさしぶりにみました。
相変わらず、人間味のあるブログなので
安心しました。
 羽生さんとの対局、残念ですが
これからも、さらに向上するようがんばってください。
 ぼくも、仕事は違いますが、がんばります。(友人風w^^;)
 
 
 
ありがとうございます (ひろ)
2008-01-29 21:29:24
御回答ありがとうございます。今まで、名人と竜王以外のタイトルは対等だと思ってましたが、今日の竜王のブログで、全てのタイトルに序列がある事を初めて知りました。
 
 
 
席次 (仔馬の距離)
2008-01-29 21:40:02
羽生二冠が、学生棋士、七冠王、そして棋界の顔
として活躍してきた歴史を思うと、
竜王のような一回り下の方に、上座を(ほぼ対等の地位のものとして)譲る姿を見るのは
感慨深いものがあります

近い将来。竜王も若い棋士に年長者として接し、気を使ったりするのでしょうね

そのときまで、それ以降も、ずっと棋界ファンでいたいと思ってます。
 
 
 
席次 (けんぺす)
2008-01-29 21:45:51
日曜TCさま、ssayさま

>席次ですが、名人の方が上です。

そうではありません。名人と竜王は同格です。
森内名人のほうが棋士番号が若いので席次が上になっているのです。
森内竜王、渡辺名人であったとしても森内竜王のほうが席次は上になります。
 
 
 
タイトルの序列 (こうじ)
2008-01-29 23:43:02
タイトルにちゃんとした序列があったとは知りませんでした。少々ややこしいですね(笑

対羽生戦が2年以上もなかったっていうのも意外ですね。
次は頑張ってください。
 
 
 
ご指摘、ありがとうございました。 (ssay)
2008-01-30 00:09:42
けんぺす様

そうだったのですね。
知りませんでした。
ご教授いただきありがとうございました。
先輩を敬うという連盟の伝統には好感が持てます。

ただ、竜王と名人を同時に獲得した場合、竜王・名人と表記することになっていますが、これは初めて羽生さんがこの二冠を獲得した時に、名人・竜王としたところ、主催紙から指摘を受けて変えたというように認識しています。(実際には、NHKだけがそう表記したのかよく知らないのですが。)
ですから、完全に両者を同格に扱うというのは、難しい面もございますが。

しかし、それ以上に、このタイトルの序列に納得がいかないことは、
なぜ、王将戦が最下位なのだ~!
という事です。
やはり、世の中、カネなのでしょうか?
(ああ、この欄でのこういう将棋談義、久し振り!)
 
 
 
序列 (安達辰)
2008-01-30 00:11:14
免状の順番も同じですよねー

ややこしくても仕方がないことです^^;

ところでNHK杯戦のレビューはないのでしょうか?

(*бoб)ノ~''待ってまーす♪
 
 
 
席次 (カンタロウ)
2008-01-30 02:16:11
席次について説明していただき有り難うございます。

なるほど、今は(昔も?)明確に規定されているのですね。尤も竜王と名人の同格が明確かどうかとか言うとややこしくなりますが、その際に適用されるのが棋士番号順というのが、生年月日順とか年長順とかに慣れている日本人ならあまり文句もでないだろう、という感じでしょうか。
確か羽生さんの時は、順位戦なので飽くまで順位通り、に対して、五冠の重みはどうなるのだろうとスポンサーのことを考えて上座に座ったと羽生さん自身が書いていたように思います。順位戦以外でタイトルホルダーが、タイトルホルダーではない棋士の下座ということは(規定では)なかった、順位戦の特異性が生んだドラマでしょうか。
竜王におかれましては今回の結果は残念でした。佐藤棋聖が、一年くらい前でしょうか、羽生さんは終盤がとにかく正確、と言ったことが思い出される一戦でした。
 
 
 
曖昧な連盟 (おでん)
2008-01-30 07:53:35
そもそも竜王は上座の話はブログで出さないほうが良かったかも。
ある巨大提示盤ではそれによって日中働きもしない偏屈者が羽生2冠や竜王叩く格好のネタになってますよ。
まああそこはそういう人間の吹きだまりだからいつもの事ですけど・・・・
しかし連盟は反則に関しても明確なルールもないくらいですから、席次についても棋士は困りますよね。
かたや棋士番号が上で将棋界を支えてきた永世棋聖ですからね。名人と竜王はタイトル序列が上だとしても
厚かましく上座に座ることはちょっと抵抗ありますよね。
昔も問題ありましたが、そろそろ日本将棋連盟もそういったルールきちんとはっきり決めていくべきじゃないですかね。
世間の流れからして、曖昧で連盟理事のご機嫌で反則負けかどうか裁定が下るような団体だとそのうち大きな問題が起るのも時間の問題だと思いますよ。
 
 
 
解説ありがとうございます (Shin)
2008-01-30 16:37:08
私も羽生戦は注目していました。
全然対戦がないとは思っていましたが、約2年半ぶり
でしたか
それにしてもすごい勝負になりましたね
ハラハラドキドキしながら読んでいました。

3図より飛車を取った展開は後手が切れ模様かと思ったのですが、細い攻めをうまくつなげる技はすごい
と思いました。
4図の正着は▲5四銀不成ですか
将棋は難しいというか面白いというか・・・

棋譜を並べてみたいですが、予選だと
将棋年鑑待ちなのでしょうか?

丁寧な解説ありがとうございました
 
 
 
こんにちは。 (あきら)
2008-01-31 15:23:21
棋譜ですが、観戦記掲載終了後にhttp://sankei.jp.msn.com/culture/shogi/kifu/kisei/079/079.htm
にてアップされると思います。
 
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