波紋

一人の人間をめぐって様々な人間関係が引き起こす波紋の様子を描いている

思いつくままに   「日本のモラル」

2017-07-20 09:12:50 | Weblog
このごろの新聞やニュースを見ていると政界も一般の社会でも、あまり聞きたくない問題が多くなっているのはどうしたことだろうか。潜在的に会ったものが偶々話題になり、新聞をにぎわしているのか、もともとあったものが何かのきっかけで取り上げられて売り上げに取り上げられているのか、それにしてもこれらのニュースが大なり小なり本当であるなら由々しき傾向になりつつあるようで残念である。
古来日本は少なくとも「礼節を重んじる」事が人生における第一に重要なこととされ教育の上においても最も尊重されてきたはずである。そしてそのことは世界の尊敬の的となり、また日本の大きな特徴として取り上げられているはずである。現在海外からの来日外人訪問者も年々増え続けて(今年も上半期だけで1375万人)いると知らされている。つまり日本人が世界から注目の的になりつつあるのである。この大切な時期に政界をはじめ芸能界と毎日のように、自己中心的な言動が多く取り上げられていることは残念なことであり、
もしこれが日本の全体の傾向であるならば、やはりしっかりと自省する時期に来ているのではないかと思われる。すべてが自分の思うままになる。自分の考えが正しく自分の考えに従えという暗黙の傲慢さがいつの間にか当然のごとく日常の言動になってきつつあるようなきgしてならない。私自身高齢に成りすべてを自分でできなくなり、周囲の人の善意によって生活が成り立っていることをありがたく心から感謝の思いになることができるようになり、
初めて「謙虚」と「感謝」の思いを中心に生活が成り立つことがわかるようになるのだが、
自分ですべて支配し行動できると謙虚さが消え、権力と金力の影響がつよくなるのは自然かもしれないが、そんなときこそ「自分の立ち場」が何によって成り立っているか、
もう一度考えてみる時期ではないだろうか。なんでも自己力でできるから何を言っても何をしてもいいということではないという素朴な原点に戻りたいものである。