馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

夏 恒例丹沢ハイキング。

2012-08-15 17:15:28 | 日記

8月13日(月)秦野駅10時半に着く、友人が駅ロータリーに

ぼろぼろの軽自動車で待っていた。

11時10分ヤビツ峠に着いた。

友人は車で秦野の自宅に戻る。

私は菩提峠に向かって山道を歩き出した。

岳の台を通って葛葉に下山予定だった。

毎年、盆の頃 秦野に住む高校時代の友人と互いに生きていることを確認するのだ。

このコースは今では荒れ果てハイキングする人は少ない。

踏み跡は草で覆われている。

16歳、高校2年生の時、小学生の林間学校の手伝いで

初めて登山したのがこのコース。

既に50年近い年月が過ぎた。

あの頃引率した教頭先生や教師は今やこの世にいないだろう?

それから、子供が小学校低学年の時に連れてきた。

10分程歩き展望開けた尾根に出る、平坦な道を歩き出すと

前方から女性ハイカーがやって来る。

ハイカーは私に話しかけた。

塔の岳に登りたいのだが道を間違えて戻ってきたところだった。

塔の岳から大倉に下山して16時半のバスに乗りたいと言う。

微妙に発音がズレルので、少しばかりの中国語で話しかけた。

女性二人は驚いて「わあー、どうして」

登り口標識を説明したが、理解出来ないようだ。

私も、このコースを登るのを止めて、塔の岳への道案内をすることにした。

丹沢表尾根コースはポピュラーだが現在時間11時半では

最終下山口大倉に16時半着くのは困難と思った。

健脚で約6時間かかり、ましてや登山に不慣れな中国人女性二人。

三の塔まで登り、又ヤビツ峠に戻るのが賢明と説明。

二人は納得した。私も一緒に登ることにした。

  

二人の中国人女性は日本留学後、日本企業に勤め

在留11年になると言った。

急登の樹林帯が続き黙々と登る。

時折、開ける展望から秦野市街、海が見えて江ノ島が霞みの中にあるが

彼女たちは素晴らしい展望に歓声をあげるが、その景色の詳細は分からない。

見晴らし良い場所で二人の写真を撮ってあげる。

13時40分 三の塔の頂きに着いた。

風が強い。山小屋は閉鎖されていた。

女性二人はこの場所で買ってきたオニギリを食べる。

私にもオニギリを差し出したが断った。

理由はダイエットのためと、朝、昼は食べずに

ポカリスエットの1.8㍑のみ持参すると答えた。

  

私のニックネームは中国語で西瓜的老板と呼ばれ

由来は台湾取引会社の女性がつけた。

お腹が西瓜のように丸く出ている社長(老板)という意味!

これを聞いて彼女達は大笑い。

一人は結婚していて、旦那に痩せろと度々言われているので

ハイキングに来たと言う。

私は言った。

「下山して直に体重量れば3キロは減っています」

だが、喉の渇きで水分を大量に取り、食事すると

翌朝は元の体重になります」

彼女達は大喜び!

14時に下山開始。

小石と木の根と湿った赤土は滑り易い。

ジョギングシューズに上下黒ジャージ姿。

一見、ホームレス風のオジサンだ。

ヤビツ峠に15時着。

林道を歩きながら携帯電話で友人に連絡入れるが

電波の状態が悪く会話が途切れてしまう。

15時半ヤビツ峠のバス停に秦野行きバスが到着。

彼女達とバスに乗車。

車中で私の年齢を聞いて吃驚!

休まず力強く歩き、髪黒く、顔に皺が無いと言った。

お世辞でも嬉しい。

バスの中にはオジサンハイカーが数人乗っていたが

彼女達は中国語で「西瓜的老板 第一次年軽」と言った。

「西瓜の社長がこの中で一番若い」。

互いに顔見合わせて大笑い。

16時半 秦野駅でさよなら。

友人が駅前ロータリーで待っていた。

車で湯花楽の名前のスパで下りる。

友人は体調が良くないので湯に浸からず私だけ入る。

露天風呂、サウナに入りすっかり汗流し爽快。

楽しみな体重計に乗った。

針は揺れ動く、なかなか止まらない。

やった!4キロ減っている。

これで生ビールをがぶ飲みできる。

18時、入り口で友人は待っていた。

車を自宅に置いてきたので、徒歩で渋沢駅近くの居酒屋に入る。

お互いの近況を語る。

やはり母親が89歳なので介護施設に入れるか悩んでいる。

彼は長男だが下に弟二人いて、次男が数年前

電鉄会社定年間際に離婚、息子3人も愛想つかして出ていった。

三男も定年したが独身のままだ。

そして女房はお袋と合わないのでアパートで一人暮らし、

俺もお袋が入院したので一人暮らし

 

息子夫婦と同居していたが追い出された。

ひとしきり愚痴を聴いて9時にお開き。

渋沢駅前で別れ際、いつも泣きそうな表情をする。

刺激ない田舎町で殆ど毎日テレビ見て過ごす

「お前が来てくれると嬉しい、お袋、女房は素直に外出を納得する」。

そうか、秦野の田舎町を老人が一人徘徊するのは目につき

噂が広がるらしい。

小田急、JR乗り継いで23時50分自宅着。

 

 

 


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