そばの実 旧戸隠村

紅葉が色付き始めた峠を抜けて、戸隠へ向かう。予定よりは、少しだけ遅くなってしまったが。


紅葉がこれぐらいに進んでいれば、それなりの蕎麦が期待できる。気分はちょっと高揚する。
しかし、出発の時刻がちょっと遅すぎたようだ。「そばの実」さんには11時前には到着したのだが、既に満席。リストに名前を記し、順番を待つ。
それでも早めの時間だったので、程なく順番は来たが、多数派に隣接する相席となり、気分は寛がない。この店には、限定メニューなどもあるが、それに浸れる状況ではない。とすれば、いっそ遊んでみよう。蕎麦がよいのは見えているので、汁をいろいろ試せる三昧を注文した。


左下、胡桃汁。左上、とろろ。右上、おろし。
こちらの胡桃汁はきりりとした辛口。その分、胡桃の風味が増すように感じた。
おろしの汁は、とてもスットした蕎麦の邪魔をしないもので、かなり理想に近い。
ところが、とろろの汁は少し造りを変えている感じがした。一言でいえば、もうすこし甘味がありコクも強い。しかし、本当にそうかは、お店の人にでも伺わないと、分らない。


肝心な蕎麦はこの通り。限定でなくても、思わず旨い！と言わせる力がみなぎっている。