蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

インド料理  ナマステ

2009-11-30 20:40:15 | エスニック料理
東京では(その他の都市でもそうかもしれないが)インド料理屋さんが次々とお店を出してくる感じがする。


こちらは本郷三丁目にある「ナマステ」さん。ナンもご飯も、お代わり自由だ。
写真は、マトンカレーの辛口。それらしい味がした。


もっとマイルドなチキンカレー。


マサラティーの香りが、素晴らしかった。

安藤家住宅  南アルプス市

2009-11-29 19:48:34 | 古民家、庭園
甲府市の西南西方向、甲府盆地から太平洋へと注ぐ富士川の支流の釜無川の近くの小さい集落の中に、一軒だけ規模も門構えも周囲の家々とはまるで異なる屋敷がみられる。




屋敷だけでなく長屋門まで萱葺で、柔らかいカーブを今に伝えている。




敷地の中にも凝った造りの塀があり、身分の高い人専用の入口を囲っている。






奥座敷の周りの庭は昔の姿が失われてしまったようだ。主屋の建築は1708年。あまり手が入らずに、きれいにそのまま残されている感じだ。


主屋の端から離れの茶室に向けて渡り廊下が走る。




茶室の近くの池を中心とした庭は、それらしき姿をとどめていた。


小石川後楽園の紅葉

2009-11-28 20:25:48 | 古民家、庭園
関東南部は10月以来雨が多めであまり紅葉は期待できないかなと思っていたのだが、終盤になって見事な色づきを見せだした感じだ。


今日は気温も高めで、絶好のお散歩日和。丸屋の周辺の燃え立つような紅葉に人が群がっていた。


蓬莱島も、いつもの緑一色から文字通りの別世界へと姿を変えた。


庭中が紅葉の盛りで、大泉水の水面まで赤く染まる。






内庭の姿は、紅葉を迎えても流石に整っている。


沢渡りの周りの紅葉も、まさに散り際の盛りだった。

晩秋の湖

2009-11-26 22:11:54 | 自然
よく晴れた日で、朝方には大分冷え込んだが、昼近くになり急に気温が上がってきた。
甲府盆地が本当に急峻な山々に囲まれていることは、峠を越えてみると実感できる。


峠を抜けると、直ぐに湖が道の脇に広がる。湖畔は比較的上手に自然が保たれていた。

東光寺  甲府市

2009-11-25 21:57:35 | 古民家、庭園
日本庭園にはいくつかの作風があるようだが、日本における禅の庭の発祥の地ともいえる庭である。


カメラの眼は人間の眼ほど上手くできていないので、全体を見渡すのは難しい。輪郭がはっきりと写るところもあるのだが、ぼんやりとしか見えないところが必ず出てしまう。


基本は石の庭だが、色づいた実が少しだけ紅を添える。


多くの石を用いて、饒舌に語らせる感じの作庭は、成程中国の禅僧の発想かと納得できる。


季節としてはやや遅めだが、紅葉もまだ散り果ててはいなかった。石組や背景の常緑樹を主とした庭で僅かの色が華を添える。


船型の石が池の中央に浮かぶ。




石の形も面白いが、長い年月がつけた自然の造形も迫力を感じさせる。


今にも動き出しそうな、頂点の石組。


この寺の仏殿は、奇跡的に16世紀前半の姿を残している。

格調の宿(2)

2009-11-23 21:36:00 | 古民家、庭園
海岸に程近い露天風呂から、百段に勝る段々を踏みあがり、客室に至る。




この宿に置かれた家具・調度品には文句が出ない。繊細な趣味で選ばれている。




主となる眺めは伊豆の海なので、足元の庭は非常にシンプルに造っている。


シンプルさを強調するための演出は、実は手が込んでいるようだ。

小浜藩ゆかりの地 神楽坂

2009-11-22 18:30:52 | お散歩
今年も「ドーンと福井in神楽坂」なるイベントが行われた。


クイズラリーのチェックポイントの一つとなった矢来公園。ここには、小浜藩下屋敷の碑が最近建てられたのだが、屋敷の中心は昔の長銀の寮のあたりだと聞く。


福井の物産品を展示販売している。寒い日だったが、それなりの賑わいだ。


本当は神楽坂というと、飯田橋から直ぐの急坂を上がったこの辺りまでを言うらしいのだが、駅名などの影響を受けたのか、大久保通を超えて地下鉄東西線の駅位までを呼ぶようになってきている。




今年も美山町の蕎麦打ち道場の方々が蕎麦を打っていた。伸ばした蕎麦を畳んで、サクサクと切っていく。動作に、無駄やためらいがない。






去年は屋外でプロパンガスの火で茹でていたのだが、今年は喫茶店コパンさんで蕎麦を食べる形になった。今日のように寒い日には有り難い。

ローストビーフ

2009-11-21 22:53:32 | 男の料理
スーパーの肉売り場を覗いたら、ちょっと良さそうな塊肉を見つけた。


大きさも適度で、サシの入り方もそそられる。本当に高級な肉ならサシは少ない方がよいのだろうが、そんな格の肉にはとても手が出ない。


相当にレアに仕上げたが、肉を切っても全く血が出ず大成功かと思ったら、肉に筋が走り噛むのが大変。
そもそもの肉選びの段階で間違いをおかしたようだ。

夕焼けの山

2009-11-20 23:47:14 | 自然
本格的な冬に入る前の妙高の夕暮れの姿です。


手前の雑木林が紅葉していますが、それだけではなく山全体が赤く色付いて見えます。
これから先は、厳しい雪の世界に閉ざされるのですが、直前の姿だと思います。

耕雲寺  更埴市鼠

2009-11-19 21:45:30 | 古民家、庭園
鼠宿近くは明治初期の街道整備が行われるまで北國街道でも指折りの難所で、千曲川の川岸まで断崖絶壁がせり出した地形だったようだ。耕雲寺は、街道から急傾斜の参道を登った奥にある禅寺である。


参道には整然とした杉が並ぶが、大変な坂道である。


最後の石段がひときわ厳しい。
ひっそりとした本堂のブザーを押して何とか大黒さんを呼んでいただいたのだが、この寺には特に見せるような大層な庭は無い、と強く謙遜される。「日本庭園鑑賞便覧」に載っておりましたので伺ってみました、と申し上げても、上田の安楽寺や塩山の恵林寺とは違うのだという事をしきりに強調され、なぜそのような案内書にこの庭が掲載されたか、非常に不思議がられていた。


拝見したのは、こちらの池を中心としたお庭。


寺の奥の深い杉の森を背景に、池の庭ならこの場所という感じの位置に作られている。


向かって右手の、池の中から立ち上がる石は江戸の作庭と思われる迫力があると思うのだが・・・。

今回、訪ねたお寺であまり納得していただけなかった感じなので、改めて調べてみました。
まず、参考にしたのは「日本庭園鑑賞便覧」学芸出版社 刊。 編集は「京都林泉協会」。 
この本の後半にある「全国庭園ガイド」について京都林泉協会に電話で問い合わせてみました。掲載しているのは重森三玲の「日本庭園史大系」に収載した庭を核として、各地の庭の権威の実地見分を基にした庭だそうです。それなりの目のある方の判断を経た庭が掲載されているようです。
写真は私が撮った拙いものしかありませんが、この庭から江戸時代作庭の名残を感じられたか、率直なご意見を頂ければ幸いです。