越生町 玄家

有名な越生梅林を通り過ぎて、越辺川沿いに、のどかな田園風景の中を越上山を目指して、どんどん県道沿いに登っていく。上大満で県道をそれて、すこし行った先に、玄家さんがある。




こちらのご主人は、そもそも農業をするために、この地に移ってきたのだ。お店は金、土、日曜日しか開けない。


店内から、辺りの田圃や森が見渡せる。もちろん、冷房などは使わず、窓は開け広げ。とても暑い日で、相当に気温も高かったのだろうが、こちらのお蕎麦には、これがふさわしい。


まずは、揚げ蕎麦が出てくる。蕎麦茶はセルフサービス。暑い日に熱いお茶が美味しい。


蕎麦は、二八と生粉打ちがあり、食べるスタイルには、もりとおろしがある。生粉打ちのおろしをお願いした。おろしの上には、ネギと青海苔が載る。


あえて、ネギと青海苔を少しわきにどけて、撮ってみた。蕎麦のプリプリした感じが素晴らしかった。それに、おろしの汁は、殆ど甘味を感じさせないで、実に蕎麦を引き立てる。全体の調和がよく、夏場でもこんな蕎麦が食べられるのかと、感動しきり。


よい塗りの蕎麦猪口で、蕎麦湯をいただく。まるで、お吸い物のように感じた。
蕎麦湯は豊富にあり、それを飲み切ると体中汗だらけ。少し、休んで店を出ることにした。




玄関で、このお店で飼われている猫のミルクがお見送りをしてくれた。
またくるね。