無識庵 越後屋

桜の名所、飛鳥山から程良いところに「いかにも」と思わせる蕎麦屋さんがあります。


春らしい日差しも強く、気温も上がってきたのでとりあえずビールとなると、カツオの煮たのがさっと付いてくる。味のポイントは生姜。
箸袋はそば店主の勉強会のグループを宣伝して、このお店の懐の深さを感じさせる。




ちょうど貝が美味しい季節なので、小柱のかき揚げ付きせいろをお願いした。このお店の感じでは下手に十割を頼むより、遊び心を大事に小柱を頼む方が舌の上でもおもしろい。


そうは言ってみたものの、とても食べやすく出汁がきっちり効いた汁に合わせる蕎麦の存在感は非常に大きかった。
実は、蕎麦が出てくると天麩羅は後回しになってしまう。


御馳走さまでした。