蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

おにかけそば  道の駅信濃町

2008-03-02 22:32:49 | 蕎麦
雪のシーズンとなると、関東平野内の渋滞がバカに出来ない。長野県の信濃町に来たときには、お昼も大分過ぎていた。こちらの道の駅のざる蕎麦はそれなりのものなので、迷わず道の駅に直行した。


ひどい天気(大雪)だが、ちゃんと食堂もやっている。しかし、ざる蕎麦だけが、信州信濃の蕎麦ではないらしい。こちらの「おにかけ」は、大根、白菜、しめじ、葱、人参、豚肉などの素材を煮込んだかけそばだ。薄味ながりしっかりとした出汁が効いている。


しかも、お蕎麦はざると変わらない、石臼挽きだという。これだけ具の多いかけでは、蕎麦だけの香りを確認するだけでも、一仕事になる。それでも、温かい蕎麦をいただくと、体が暖まるにつれ口の中に広がる何か微妙なものを感じることができた。


現代の十分に暖房の効いたお店で食べるなら、「ざる」を食べる方が、圧倒的に美味しく感じられると思う。そこで、頭を昔に展開してみよう。そんな暖房が行き届いたお店など、どこを探しても無かった。日本家屋は、事実上外気温と、室内の温度に全く差が無かった。そんな冷え切った日に食べるなら、圧倒的に「おにかけ」が支持されるだろう。
味というものは、それを支える条件抜きには成り立たないのだ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿