蕎麦の基本は冷たであることは、重々承知しているつもりです。それでも、冷え冷えとした風が吹き出すと暖かい汁にひかれてしまいます。
大抵のお店では温かい蕎麦は値段が安めですが、こちらは冷たい蕎麦と変わりません。天せいろと同じお値段で出します。
しかし、なんとも贅沢な出汁を使い、味の塊のような汁です。しかも、細打ちの蕎麦は温度に負けていません。コシも、ほのかな蕎麦の香りも、きっちり味わえます。
天婦羅は軽く揚がったものを別皿で出してきます。綺麗に揚がった衣を汁で溺れさせない配慮は、なかなかです。
江戸時代の古地図を見ると、江戸川橋から護国寺の門前まで参道が伸びている。おそらく、護国寺に詣でる際には江戸川橋まで舟で来て、後は参道を歩いたのだろう(当時は早稲田は未開の地であったらしい)。そのせいか、江戸川橋というのも結構美味しいものが食べられるスポットなのだ。
ごちそうさまでした。
大抵のお店では温かい蕎麦は値段が安めですが、こちらは冷たい蕎麦と変わりません。天せいろと同じお値段で出します。
しかし、なんとも贅沢な出汁を使い、味の塊のような汁です。しかも、細打ちの蕎麦は温度に負けていません。コシも、ほのかな蕎麦の香りも、きっちり味わえます。
天婦羅は軽く揚がったものを別皿で出してきます。綺麗に揚がった衣を汁で溺れさせない配慮は、なかなかです。
江戸時代の古地図を見ると、江戸川橋から護国寺の門前まで参道が伸びている。おそらく、護国寺に詣でる際には江戸川橋まで舟で来て、後は参道を歩いたのだろう(当時は早稲田は未開の地であったらしい)。そのせいか、江戸川橋というのも結構美味しいものが食べられるスポットなのだ。
ごちそうさまでした。
良さそうなお蕎麦屋さんですね、気取らないお店のようで♪
かけ蕎麦の客は気を付けろ、蕎麦屋の定説ですね。
出汁の良し悪しが見事に出てしまうから怖いと・・・
汁を丼に満たすには出汁を薄めることも出来ず、
蕎麦の腰も無いといけませんし、種物ならば誤魔化せても。
単純なかけ蕎麦はそうはゆかずで、
お店によっては、
100円ほどかけ蕎麦のほうが高い店もありますね。
いずれにしても、怖い客だと思われたのでは(笑
しかしこの時期、どうしても目に付く
温かいお蕎麦。
私もお蕎麦大好きなんで、
ふらっと立ち寄り、ずずっとすすってかえります。
美味しそうな天ぷら。
見た目で美しいですねえ。
江戸川橋が船着場として確立していたかはわからないのですが、あの近くには「石橋」や「はし本」という鰻の名店があります。あの辺りで鰻が捕れたのではなく、江戸前の鰻を石切橋のあたりで陸揚げしたから、由来あるお店ができたとか、どこかで読みました。
それに安政図を見ても、護国寺からの参道はとても立派なのですが、江戸川橋から先は細道しか描かれていません。という事は、橋から先は舟だったと思われるのです。
温かい天ぷらそばなどは、最も出汁を誤魔化せそうにも思うのですが、それをわざわざ「かけ」と「揚げたて天婦羅」で出すところ、相当な根性とみましたよ。
もしかすると、お好みよりも汁が醤油っぽく写っているかもしれません。
お江戸の出汁は、濃口醤油のグルタミン酸と、かつお節のイノシン酸を合わせた味で、どうしても姿は醤油らしく重くなります。
でも、それがお江戸の伝統の味だと思います。
蕎麦は細打ちの硬め、粋なはからいと思いました。