北国街道の宿場町で江戸の姿を最もそれらしく残すのは海野宿だろう。道のほぼ中央に流れがあり、両側にはうだつをあげた家々が立ち並ぶ。その海野宿から一つお江戸寄りが田中の宿になる。蔵の坊さんは、田中の町の古い蔵を改装して蕎麦屋さんを立ち上げた。
連れがあったので、二階の座敷のお坊さんの襖絵の前の席を占める事ができた。ビールを注文すれば、さっとお通しが付く。
こちらはホヤの一夜漬け。味が最高に乗っている。確かに、漬け込んだ旨さが凄い。
ここで、早速お酒に移行する。
ヌタと記憶しているが、それを支える出汁と、アクセントのトウガラシがどんどん酒を勧める。説得力はなるほど強かった。
あたりめも漬け込んだもの。もちろん、完食はナシ。
地元のくるみにニンジン。ニンジンの甘さは雪下もののようだ。
ふわふわの玉子焼きにふき味噌。ふきのエグさが味を締める。
これに限らないが、器へのこだわりはひしひしと感じられる。そして、それがまた食べる側の気持ちを高揚させる。
鴨肉のたたき。これは、ごくわずかのゆずコショウとともにいただく。新鮮な鴨はそう簡単に手に入らない。
締めの蕎麦は、軽めにお願いして、田舎と発芽そばを軽くいただく。相当に日本酒を呑んでしまった後でもこの蕎麦の丁寧さはよくわかる。塗りの器も並みのものではない。
デザートは干しりんごに、干し柿の2種類。いたれり、つくせりとはこの事であろう。
ご主人も、奥様も、いわゆる蕎麦屋さんらしいキャラクターの枠を大きく踏み出して、お客を迎えようとの姿勢である。
連れがあったので、二階の座敷のお坊さんの襖絵の前の席を占める事ができた。ビールを注文すれば、さっとお通しが付く。
こちらはホヤの一夜漬け。味が最高に乗っている。確かに、漬け込んだ旨さが凄い。
ここで、早速お酒に移行する。
ヌタと記憶しているが、それを支える出汁と、アクセントのトウガラシがどんどん酒を勧める。説得力はなるほど強かった。
あたりめも漬け込んだもの。もちろん、完食はナシ。
地元のくるみにニンジン。ニンジンの甘さは雪下もののようだ。
ふわふわの玉子焼きにふき味噌。ふきのエグさが味を締める。
これに限らないが、器へのこだわりはひしひしと感じられる。そして、それがまた食べる側の気持ちを高揚させる。
鴨肉のたたき。これは、ごくわずかのゆずコショウとともにいただく。新鮮な鴨はそう簡単に手に入らない。
締めの蕎麦は、軽めにお願いして、田舎と発芽そばを軽くいただく。相当に日本酒を呑んでしまった後でもこの蕎麦の丁寧さはよくわかる。塗りの器も並みのものではない。
デザートは干しりんごに、干し柿の2種類。いたれり、つくせりとはこの事であろう。
ご主人も、奥様も、いわゆる蕎麦屋さんらしいキャラクターの枠を大きく踏み出して、お客を迎えようとの姿勢である。
こちらではホヤはなかなか食せません。
方言にはよく使われているのにな~
ホヤホヤ(そうそう)
ほ~やって~(その通り)
信州の真ん中あたりでなぜホヤなのか、要するに流通が非常に良くなり、それなりに気を使えばどこでも上質な海の幸にありつけるようになったのでしょう。
それにしても、こちらは型破り。
興味をお持ちなら今度、ご案内いたしましょう。
上質であることは、間違いないです。
とても鮮度がよさそうですね。
シンプルな料理ほど素材の味にごまかしはききません。
蕗味噌も美味しそうです。
玉子焼きにつけるといいのですね。
いやー、眼福!
東北を旅行していて、
どうってことのない普通のスーパーで、
ホヤが売られていて、
東北って、こうなんだ、
と感動したことを思い出しました。
おつまみ、
どれも堪りませんね。
店のWebページ見ましたが、ホントに土蔵ですね。
このエリアには以前にkikouchiさんが紹介され、訪ねてみたいと思っている店が何軒もあります。
また一軒、この記事で加わりました(笑)。
こちらは、あくまでも基本は蕎麦屋さんなのですが、ご主人、奥様の食へのこだわりから自然に美味しいものが集まってくるような感じのお店です。
蕎麦前も本気、蕎麦も本気、でもお酒も楽しくという数少ないお店です。
翌日は、峠道を上ってスキー場へ行く予定なのですが、飲みすぎると結構つらい目をみます。今回は、そんな事をブツブツ言っていた私に配慮を頂けた感じで、見事なデザートをいただき、そして翌日も爽快でした。
こちらは本当に型破りです(夜は確実に)。いわゆる蕎麦屋さんの基準では測れないと思っています。
ゆっくり、お酒とともに行かれると、はまります。