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晴耕雨浴



久々の恵みの雨。

僕たちの場合
雨は「雨読」のタイミングではなく
入浴(温泉湯治)のチャンス。

今日は大分市へ買い物を兼ねて
モール泉の明野アサヒ温泉へ。

この温泉、2011年か12年に写真のみHPにアップしています。
http://onsen.angelfarm.jp/index.php?go=7AJ8eb

同じ経営の下郡アサヒ温泉のことは
2011年12月8日にブログにアップしています。
http://blog.goo.ne.jp/ki_goo/e/13906abd575dfe658a877b3de5438af2



当時、下郡(しもごおり)アサヒ温泉にこういう
表示がありました(現在はありません)。

実はこの表示によって2011年12月に初めて
「フミン酸」という言葉を知りました。
ネットで「フミン酸」を検索するとすぐ
「フルボ酸」のことが出てきました。

あれからずっとフルボ酸のことが気になっていました。
というのも、モール泉に入ると
明らかに肌の状態が良くなります。
それがモール泉に含まれている「フルボ酸」の
おかげだとしたら・・・

最近、桂子がこれを調べはじめて
フルボ酸エキスを取り寄せました。



これです、「Fulvic Farth」。
桂子はいろいろ試してみると思います。
マッサージオイルに混ぜてみるでしょう。

面白いです。
フルボ酸は森の腐植土や腐葉土にも含まれています。
僕たちが大好きなモール泉にも含まれており
それが人間の健康や美容に役立ち
植物の成長にも役立つ・・・

薔薇の無農薬・無化学肥料栽培にも
役立つわけです。

僕たちがこの大地でやってきたことが
「フルボ酸」というキーワードで統合されていきます。

先日このブログで話題にしましたが
みなみかつゆき先生は土についてこのように書かれています。

わたしたちの健康
とくにスピリチャリティ(精神性・霊性)に
大きな影響を及ぼしている。

ボディ、マインド、スピリット
ヘルシー、ビューティ
農業、園芸、地球環境
そういうこととフルボ酸がつながっています。

腐葉土マルチ



ずいぶん前に買って“積読”になってしまっていた本、
『ポール・スミザーのナチュラル・ガーデン』。

最近ふと手にとって読んでみると
今僕たちが薔薇栽培で採用している腐葉土マルチの方法が
「基本のき・マルチング」として書かれていました。

新しい花壇に植栽したあとの仕上げには
必ず土の表面に5~10センチの厚みで
マルチングを行う。
その後も毎年、4、5センチのマルチングをする。

「この庭では、完熟腐葉土を使って
マルチングをしています。

森に入ると足元の土はふかふかで
気持ちがいい。

これは落ち葉や他の有機物が地面に積もり
下のほうからミミズなその虫や
バクテリアによって耕され
空気や水分の適度に混ざった
よい土が出来ているからだよ」

この自然の方法を取り入れるのは
庭にとって良いことばかりだという。

「まず、土が乾燥しにくくなる。
土の表面に光がささなくなるので
雑草が出にくくなる。

断熱効果があり温度変化から
植物を守ってくれる。

土に直接雨が当たらないので
土が固まったり、流れたりしにくくなる。

ミミズやバクテリアのエサになるので
土が良くなる。

おまけに、植物の緑がきれいに見えるんだ」




エンジェルファームの薔薇苗に施した
腐葉土+落ち葉マルチ。
すぐそばでチマサンチュウの苗を育てています。

化学肥料+農薬のセットが不可欠と言われる薔薇を
まったく化学肥料+農薬を使わずに育てるために
僕たちは腐葉土マルチの方法を採用しています。

幸い裏山に豊富に腐葉土があるので
それを採取して庭に運びます。

薔薇に農薬を散布しないので
すぐそばで野菜を栽培できます。



こちらの背景はミズナ。

ポール・スミザー氏は腐葉土マルチのアイデアを
どこで学ばれたのでしょう。
僕たちはここの自然の姿から学びました。

ユキヤナギ2016



今夜二度目の投稿。
今春のユキヤナギの様子を記録しておきます。

一昨日の夜、集落の86歳の女性が亡くなりました。
昨日はお通夜、今日はお葬式の手伝いをしました。

生涯、農作業と子育て・家事に励んでこられた。
懸命に働いてきて、長患いすることなく
静かに燃え尽きるというような死・・・
幸せな大往生であったと思います。





エンジェルファームの裏庭のユキヤナギ。

堆肥小屋改修



今朝の前庭の様子。
右上の旧ニワトリ小屋(現堆肥小屋)の
青いトタンを取り、ツルバラの支柱を作ることができました。

下はトタンが残っていた3月5日の様子。
やはり撤去して良かったです。





この支柱は裏山のカシの木を切って作りました。
鉄や塩ビ製の市販の支柱と違って
有機的な曲線がいい風情。
その影もいいです。

菜の花2016



3月21日午後4時過ぎ。
エンジェルファームの旧菜園。
今年は最高の菜の花畑になりました。



3月24日午前9時前。
この菜の花たち、すべて勝手生え。
栽培したのではなく、こぼれ種から勝手に発芽し
勝手に生育し、勝手に花咲いた。

種まきもしない、間引きもしない
水やりもしない、肥料もやらない。

僕たちは「おばけ菜」と呼んでいます。
この土地で雑種化、原種化、雑草化したアブラナ科の野菜。
こういうのには害虫も寄りつきません。
病害虫にまったく強い。
生命力が違います。



これです。
一株が圧倒的に大きい。
花房の数も圧倒的に多い。

実は種も大きいんです。
数株残して種を採取して
有効利用できないか考えてみます。

雑草鑑賞2



あまりに可憐なので撮りました。
今朝のエンジェルファーム駐車場のホトケノザ。

僕の手元にある『柳宗民の雑草ノオト』という本には

「早春の野辺にあるホトケノザやその仲間、
雑草扱いするには惜しい愛すべき野の花である」

と書かれています。



著者・柳宗民(やなぎむねたみ)さんは
民芸運動の柳宗悦の三男。
今夜知ったんですが10年まえ(2006年)に
亡くなられていました。



本の中のナズナの素敵なイラスト。



今朝の駐車場のナズナ。

雑草鑑賞



エンジェルファームの駐車場の雑草。
冬場からここにありました。
あんまり美しいので除草せず鑑賞しています。

写っているのはホトケノザとナズナと
オオイヌノフグリ。



ホトケノザはシソ科。
昨日アップしましたシソ科のローズマリー同様
花が見慣れない特殊な形態です。

左のハート型はナズナの果実。



ナズナ(ペンペングサ)の花。



オオイヌノフグリ。

一見ただの雑草だけど
近寄って見るとすべて素敵な花です。

エンジェルファームでは、駐車場だけでなく
薔薇園も野菜や果樹を育てているエリアでも
こういう雑草との共存を試みています。

雑草が生えているのが自然な環境です。
もちろん、かといって野菜や果樹、薔薇が
雑草に埋もれてくれては困ります。

そのあたりの微妙なバランス
そこですね、人間の役割・・・

ローズマリーに飛来



エンジェルファームのローズマリーの花に
日本ミツバチ飛来。



ハーブ療法家、アロマセラピストたちにとって
もっともポピュラーなローズマリーですが
この花をちゃんとイメージできるひとは稀でしょう。

思い浮かべて描いてみてくださいと言われて
描けるひとはどれぐらいいるでしょうか?

あまり馴染みのない珍しいカタチです。
次はもっとうまく撮ってみます。



菜の花にミツバチ



エンジェルファームの満開の菜の花に日本ミツバチ。
今春の菜の花はすべてこぼれ種で育った勝手生え。
こういう野菜は強靱で、ほとんどまったく
病害虫にやられません。













より重い石の運び方



急に進行している季節のことや
3.11原発事故のことも書きたかったけれど
3月6日の石運びのことを記録しておきます。

エンジェルファームの駐車場の端に
薔薇を植えるべく大きな穴を掘りました。



そこから出た石、今回この石が一番重かった。
もっと体積が大きい石は運んだのですが
比重が違うんです。



掘った土の上に
よいしょよいしょと
重い石を転がしていきます。



傾けた一輪車に落とし込みます。
文字で書くと簡単ですが
キツイ作業です。
もう嫌(^_^;)



気合いを入れて
傾いた一輪車を立て直します。
この石は薔薇園の踏み石になりました。

重すぎる石の運び方



最近、庭の地中に埋まっていた石などを使って
踏み石を作りました。

困りものの石を立派に生かすことができて
うれしいです。



それにしても重たかった。
なかでも重かったのが手前の石。



これです。
裏庭にあったんですが
前庭のバラ園の踏み石にするには運ぶのが大変・・・

まったく動かないわけではない
かといって持ち上げることはできないので
一輪車には乗らない。

少しずつころがしていく手はあるけれど
時間もかかるし体力も消耗するので迷いました。



ふと思いついたのがこの方法。
重くて持ち上がらないなら
一輪車の高さまで転がして
そこから一輪車に落とし込んだらどうだろう・・・



見事に一輪車に乗せることができました。
乗せてしまえばあとは集中力をもって
注意深くやればあっというまに運べます。



そして今日はまとまった雨が降って
植え替えた植物たち、芽吹き中の薔薇たちにとって
恵みの雨となりました。

トップバッタ





庭のバラの“葉もぎ”をしていた桂子が
葉に隠れているこのバッタを見つけました。

今年初めてのバッタ。
トップバッター(トップバッタ)は
日本で唯一成虫で越冬するツチイナゴ。

ナナホシテントウやモンキチョウの
姿も見かけ始めました。
ウグイスの声も近くで聞こえます。


18cmの奇跡



ごく最近出会った本『18cmの奇跡』。
土壌微生物やフルボ酸のことを調べているうちに
この本の著者・みなみかつゆき先生に行きつきました。
非常に重要な本です。



みなみ(陽)先生は土壌についてこう書かれています。

わたしたちの健康
とくにスピリチャリティ(精神性・霊性)に
大きな影響を及ぼしている。

ヴィラモ梅





桂子が1996年にインドでもらった名前がヴィラモ。
インド古典語(サンスクリット)でリラクゼーションを意味します。

東京でヒ-リングの仕事をしていた桂子は1999年に
鉢植えの小さな「豊後梅(ぶんごうめ)」を入手。

その年、豊後=大分に住む僕と出会い
彼女は2000年に東京から大分に移住。

2002年、築明治元年(1868年)の古民家に出会い
このスペースを「エンジェルファーム」と名づけ
ヒーリングのお仕事をしてきて
エンジェルファーム創業14年です。



この豊後梅、なかなか植え場所が決まらず
いろいろ移動したあげく現在の裏山に定植。

いきなり荒々しい野生の環境に置かれ
毎年猛々しい雑草に覆われて
なかなか根づけなかったんですが
最近何だか立派な梅になってきました。



裏山に育つヴィラモ梅。
想えば東京から来た桂子自身の歩みでもあるような・・・