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第3回エンジェルツアー



昨夕の月です。
荷物の整理に手間取りました。去年8月畑に設置され
この4月に撤去されたプレハブに納めていた荷物です。
工事は終わったけれど、中味を整える作業は・・・
それから開始することになるので大変です。
工事が終わっても当分は片づかない状態が続きそうです。




片づかないまま、第3回エンジェルツアーが始まりました。
今夜はこういう食材のテンプラを賞味しました。
いただきもののタケノコ
エンジェルファームで穫れたタラの芽、フキ、柿の葉
アスパラガス、ヨモギ
農家直売所で買った生シイタケ。

「食」はエンジェルツアーの大きな柱です。

テーブル&椅子、到着



少しまえに注文していたテーブルと椅子が届きました。
柱の色と同じダークブラウンのテーブル。
漆喰壁と同じ白い椅子。

夕方、正面の大きなすりガラスは青味をおび
それがエンジェルファームの玄関の扉です。
入ってすぐこのテーブルがあって
これが応接室、商談室、ミーティングルームになります。




この部屋はショールームでもあります。
エンジェルファーム・オリジナル「セイントシリーズ」や精油
エンジェルバスで使用する「死海の塩」や
エマヌエルやOSHOの本、ヒーリングミュージックのCDなども
このスペースに配置しました。

ここは出会いのスペースでもあります。これから、どんな人たちと
このテーブルを囲むことになるのでしょう?

斑入りⅠ



エンジェルファームの小さな池に棲む金魚たち。
この池の水は、私たちの飲み水と同じ地下水です。
もう何年も市販のエサは与えていません。
どころか御飯粒ひとつ与えません。
金魚たちは主に緑藻を食べているようです。
でも痩せているということはありません。

上から垂れ下がっているのは斑入りセキショウです。
斑入り種は、日陰を明るくしてくれます。
セキショウは、古くから蒸し風呂に使われてきた薬草です。




小さな池の側に、石灯籠を配しています。
今そこに斑入りナルコユリが花をつけています。
華やかではないけど、心惹かれます。




そのそばで、華やかではないけれど
斑入りシャガも花を咲かせています。
ジャーマンアイリスもいいけれど
野山にはシャガが似合います。
山の細道にジャーマンアイリスが咲いていたら嫌です。



藤が満開期を迎えつつあります。
背景の下に見えるのは白藤。
白藤のほうが先に開花し、今はもう盛りを過ぎています。

自然界には紫色が少ない。
空のブルー、植物のグリーン、大地のブラウンはよく目にします。
花の色も黄色や朱色、白、ピンクは多い。
紫色は非常に少ないんです。
稀少ゆえに紫は尊ばれました。
布に紫色を染めるとなると、それはもっと稀少で貴重でした。
高位な貴族しか紫の衣をまとうことはできませんでした。

それはともかく、紫は難しい色です。
自然界の紫は美しいけれど
人間が作った絵の具の紫や、合成色素の紫は
しばしば下品に見えます。
紫色の服を着るのは冒険です。
ひとつ間違うと下品です。

白藤



裏庭の白藤が満開です。
背景の赤い色はツツジ。
去年の4月18日、ブログにこう書いています。

 裏庭では白藤が満開。
 言葉の無力さを痛感させられるような香り。
 桂子は“悩殺されるような香り”と言うけれど
 悩殺的、官能的といえば
 熱帯系のジンジャーリリーの花を思い出します。
 白藤はジンジャーリリーほど濃厚な香りではありません。
 ユリの花とジンジャーリリーの中間という感じかな・・・
 でもそんなこと言っても、藤の香りは全く伝わりません。

やっぱり言葉の無力さを感じます。
黙ってしまいます。
黙るしかありません。
黙って感じているしか・・・

雪と牡丹桜



祖母山です。
早朝、騎牟礼城址から撮りました。

昨日はみぞれ混じりの雨が降ったりして驚きました。
今朝、まわりの山は薄く雪化粧していました。

夏野菜の苗を買ってはいるんですが
こんな気象なので、まだ植え付けせずに様子を見ています。




騎牟礼城址から見た久住連山の様子です。
下は同じく阿蘇山の様子。
左端のくっきりと白くなっているのは、阿蘇ではなく荻岳。




祖母、久住、阿蘇・・・九州を代表する名山です。
思えば、私が九州に移住した原因のひとつは
これらの山々に心ひかれたということでした。




これらの山を見渡せる騎牟礼城址では、牡丹桜が満開です。

山菜



先日、桂子が裏山で収穫しました。
ワラビとタラの芽とフキの葉。
タラの芽とフキの葉はこの季節
毎年テンプラでいただきます。

スーパーマーケットに行けば
年中あらゆる野菜が並んでいる時代ですが
本当は、いま野菜が欠けるときです。
自然に栽培していたら、いまは野菜が穫れません。
地元農家の直売所に行くと、極端に品数がなくて淋しいかぎりです。

そんな時に活躍するのが山菜です。




山菜の王と呼ばれるタラの芽。美味です。
もう少しするとウドが収穫できます。
ウドは根本から茎の部分ばかりが珍重されますが
葉のテンプラが大変美味です。
桂子は、タラよりウドの葉を好みます。
いずれにしろ、山菜は春から初夏にかけて貴重です。

ディスプレイ



桂子がセイントシリーズやハーブの精油
クレイや死海の塩等をデイスプレイし直しました。
改装した新しいスペースに非常によく合います。
白い漆喰壁や黒い柱との組み合わせもあって
ピュアな感じ、純粋な感じに見えます。
グレゴリオ聖歌なんかをBGMにすると、何かぴったりです。

これは夕方撮りましたが、下は夜です。




夜は高貴な感じ、神秘的な感じに見えます。
かつて薬草や自然療法、神秘主義的な知恵の担い手は
森の中に暮らす瞑想者たちでした。
中世の西欧では彼らのことを「魔女」と呼んで
反キリスト教者として迫害しました。
しかし近代文明もまた、薬草や自然療法、神秘主義的な知恵を
非科学的として侮蔑しました。

最近になって薬草や自然療法、神秘主義的な知恵は
世界中で再評価されるようになっています。
もはや非科学的という否定はなされません。
進歩的な科学者や医者が、それらを評価するような時代になりました。


ダンス



エンジェルファーム前庭のシバザクラの花が最盛期です。
サクラと違って花期が長い。
二月頃から、ちらほら咲いていました。
画面中央の樹木、建物を隠している樹木は
チャボヒバの老木です。
もともとこの家にありました。
(右の小さいのは私が植えました)

この家の売り主はこの古い建物や庭を生かすことを望まれました。
ブルドーザーで一気に全部壊して、全く新しいものを建てるという
ようなことは、できればしてほしくない。
そういうことをしない買い主を探していたと言われました。
初対面のとき売り主は、ここの良さをわかってくれる人と
出会えたと言って喜ばれました。

今回の増改築工事・・・
この建物を全部壊して全く新しいものを建て直す案も浮上していました。
というのも西暦1868年に建てられたものです。
迷ったけれど、結局この建物を生かすことになりました。
今度、売り主がみえたら驚き、喜んでもらえると思います。
売り主の希望どおりになりました。




畑のコマツナの花。
コマツナを食べる人はたくさんでしょうが
コマツナの花を知る人は少ないと思います。
いわゆる菜の花の仲間。
さっとゆでて、ダシ醤油とヒマラヤ岩塩でいただくと美味です。




裏山のオドリコソウ。群生しているさまは見事です。
外来の雑草なんですが、雑草として刈ってしまうには惜しい花です。
命名者はこの花に“ダンス”を感じたのでしょう。
私もそれを感じます。

九重の名水



大分県筋湯温泉の公共浴場「うたせ湯」の側の名水。
今回の“エンジェルツアー”で訪ねました。
うたせ湯につかったあとの名水の味は格別でした。

地球生命は、海から産まれました。
進化の途上で海から上陸したけれど
体内に海を持って上陸したのでした。

私たちの体のなかでは今でも海水に近い液体が
カラダを循環しています。血液の9割が水分です。
私たちのカラダの60%が水です。

エンジェルツアーは“水”を再発見する旅でもありました。

秘境・男池



今回の“エンジェルツアー”で訪ねた男池(おいけ)。
こんこんと湧き出る泉。
これ以上ないというほど澄んだ水です。
飲むと微妙な甘みがあります。

周辺は、うっそうとした黒岳原生林。
人に踏み荒らされていないからでしょうか
不思議な深い静寂・沈黙があります。




湧き水は川として流れていきます。
驚くほど澄んでいます。

インドやネパール、タイを旅したとき
こんなところと出会えると思っていました。
ところが観光地を離れても、川が汚れていました。
がっかりしました。急激な近代化のせいでしょう。

これほどの美しい水は
実は日本国内にあったのです。
ここは東京経済圏に属してない。
関西経済圏からも、かなり遠い。
だから守られたのでしょう。
日本の秘境だと思います。

青空



ひさびさの青空。このところ急に気温が下がり
終日寒風・突風が吹くような荒れ模様の天気でした。
桜は盛りを過ぎました。驚いたことに
早くもヤマブキやツツジが咲きだしました。

今日は、まったくひさびさに庭仕事をしました。

照明



去る3月31日、この照明が三つダイニングのスペースに設置されて
すべての建築工事が終了しました。
築明治元年(1868)の古民家はこうして蘇りました。

今はプレハブ等に疎開させてあった荷物の整理に追われています。
そのなかには2002年に亡くなった父の蔵書も含まれています。
父の大学卒業論文のテーマは明治維新でした。
以来亡くなるまで、明治維新から大東亜戦争の敗北に至る歴史に
強い関心を持っていました。

明治維新のころに建ち、明治・大正・昭和の激動の時代を
生きのびてきたこの古民家の歴史・・・
エンジェルファームとして蘇ったことの意味を想っているところです。




写真ではうまく撮れなかったけれど
実際にはもっと明るい。そしてお洒落です。