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ホリスティックハーブ医学



日本版は『ホリスティックハーブ医学』。
日本語で読めるハーブ本としては最高レベルだと思いますが
最近Amazonを見ると絶版になってしまったようで残念なことです。

その序文にこんな言葉があります。

ハーバリズム(ハーブ療法・ハーブ医学)は
植物と人間
植物とこの惑星(地球)
そして人間とこの惑星という
相互関係に基づくものです。

ハーブを治療に用いるということは
生態系のサイクルに参加するということです。
これは私たちがその一部である生命ある世界に
もっと意識的に参加する機会であり
治療の方法を意識することで
全体性(ホールネス)と世界を導き入れる機会になるのです。

ハーブはこの惑星というさらに大きな存在との調和を
私たちにもたらすことで、生理学的・医学的な効果を
発揮します。
またその一方で、私たちは自分自身がこの惑星とつながっている
相互関係があるという認識を深めることができるのです。



高校2年のとき煎じて飲んだ小青竜湯は
植物のワイルドなカタチそのままでした。
喘息の大きな発作はなくなったものの
アレルギー性鼻炎は残り
そんなとき小青竜湯はたいへん役立ちました。

そのご、煎じなくても手軽に飲める顆粒状の小青竜湯が
主流になりました。ところがそれは私にはさっぱり効きませんでした。

ひとつには、顆粒状にすることによって
やっぱりかなり有効成分を損失するんでしょうね。
それと薬草の栽培の仕方だと思います。
栽培の仕方が悪かったら薬効は少ないと思います。

栽培者の意識が問われます。
ハーバリズムを理解して栽培するのか
単に営利のために栽培するのかというところです。

営利だけが目的なら、化学肥料をたくさん施して
太らせる。見た目は立派に育ちます。
でもそうすると必ず病害虫が発生するので
これまたたくさん農薬を散布するしかありません。

漢方薬だったら何でもいいという時代から
誰がどのような意識でどのように栽培したかが
問われる時代になったと思います。
インターネットの普及もあって、そういうことが隠せない時代に
なったということでしょう。

小青竜湯



↑漢方薬の「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」の組成。
半夏、桂皮、麻黄、甘草
五味子、細辛、乾姜、芍薬

その時のことは生涯忘れません。
高校2年生のときでした。
喘息の発作がおさまらなくなっていました。
毎日色とりどりの薬をいっぱい飲むのに
少しもよくならず苦しいことでした。

それでも西洋医学を信じていました。
母が誰かに紹介されたといって小青竜湯を買ってきたとき
「こんな非科学的なものは飲まない」と怒って
それをほうり投げました。
母が頼ろうとした祈祷と同じ迷信だと思っていたんです。

けれども母が泣くので
やむを得ず少しだけ飲んでみることにしました。
苦いようなしぶいようなそれでいて少し甘みもあって
何とも面妖な味がしました。
それを3日飲んだら、少し気管支が楽になってきて
1週間飲んだら何と発作が完全におさまってしまったんです。

季節の変わり目に喘息の発作が起こるようになったのは
高校1年からだったのですが、あの苦しみの日々は
いったい何だったのか、と思いました。

小青竜湯が私を変えました。
漢方のものの考え方を調べていくうちに
自分が東洋文明に対して全く無知であったことに気づきました。
それからヨーガの呼吸法や座禅に興味を持つようになりました。



フランスの彫刻家ロダンの「考える人」です。
それまでは西洋の芸術ばかりに目がいっていたのですが
京都広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしいぞう)の
方が素晴らしいと感じるようになりました↓



竹田発「癒し」講座第2回はハーブ療法をとりあげます。
小青竜湯は私にとって原点となるハーブ体験です。

竹田発「癒し(ヒーリング)」



竹田市活性化推進室主催の竹田発「癒し(ヒーリング)」入門セミナーの第1回目が竹田商工会議所2Fで開催。

30人定員のところ52人の応募があり
結局今回は40人のクラスになりました。



最初に、欧米先進国では代替療法(自然療法や民間療法、漢方
アーユルヴェーダ、ヨーガ、太極拳、気功等)を
国が認めているというお話をしました。

その例として米国の15%、800以上の病院が
レイキヒーリングを採用していることを取り上げました。
↑写真はアメリカ国立補完代替医療センターのHPが
紹介しているレイキヒーリングの様子です。
プロジェクターでこの動画を見ていただきました。
国立の施設がレイキを導入しているんです。
http://www.youtube.com/watch?v=5tsBLukYsH0



アロマスチームのやり方を説明する香山桂子。
今日は風邪&花粉症対策としてティーツリー、カユプテ
ユーカリ、ラベンダーの精油を採用しました。



実習体験しているところ。
まあ不思議な光景ですが、楽しんでいただけたようです。

健康づくりでまちづくり2



今日の大分合同新聞の地方版。
先週土曜日に開催された「健康づくりで町づくり」の
パネルディスカッションの様子が記事になりました。
写真の右端でマイクを持っているのが私。

82歳の母がこの写真を見て、頭のてっぺんがふくれあがっている。
ヘンな髪型だ。髪を整えないでボサボサ頭で
人前に出たのかと問いました。

まあ確かに子供のころから身だしなみに無頓着ではあるんですが
パネリストになったときぐらいは、ちゃんとします(^_^;)

頭のてっぺんがふくれあがっているのは
後ろのかたの頭が重なってるせいです(^_^;)
頭の側面にも別の人がいます↓



記事のpdfファイル。
http://angelfarm.jp/swfu/d/kenkou120121f.pdf

20代前半のころ、もっとヒゲをはやし髪も長く
いつもジーパン姿で、髪ボサボサでした。
その姿で美術教師として教壇に立ちました。

一度、教育委員会からお叱りを受けたことがあります。
「ヒゲは自然にはえてくるものですから」と若かった私は反論しました。
「自然にはえてくるものが気に入らないというなら
マユゲを切りましょうか?」と言ったんです。

あのころ私を叱ったひとは母ぐらいの年齢になっているでしょう。
母は世界大恐慌(1929)の年に生まれ
2006年77歳のとき、ここにiターンしました。
高齢になってからの遠距離の引っ越しは良くないといいます。
それをあえてやってのけました。
そのときから始めたブログを今も続けています。
http://blog.goo.ne.jp/keigetsu06

私を叱った教育委員会のひと
あなたは今、どうお暮らしでしょう?
今こそ教育論について、じっくり本音で語り合いたいですね。

温泉クアオルト研究会



「第2回温泉クアオルト研究会 in 由布市」に参加してきました。
写真は受付でいただいたパンフレットの表紙です。

クアオルトとは
クア(療養)+オルト(地域)
つまり療養地、健康保養地を意味するという。
疾病や未病を、自然のチカラで回復させ
健康(活力のある状態)にする地域なんです。

病気の治癒、緩和、予防に効果のある三つの治療薬
◎土壌(温泉、泥炭等)
◎海
◎気候

病気の治癒、緩和、予防に効果のある一つの自然の手法=クナイプ方式
◎水療法
◎運動療法
◎食事療法
◎植物療法
◎秩序療法

うかつでした。
クアオルトという言葉を最初に知ったのは約10年まえ
クナイプ神父を紹介する本に目を通したときでした。
ドイツの医療がとっくに西洋医学一辺倒でなくなり
クナイプ神父の考え方で療養施設が作られていることを
その本で知ったのですが、そのごクアオルトという言葉を
喪失していました。

けれど、私たちエンジェルファームがこの10年間やってきたことは
このクアオルトに重なっています。

昨日もご紹介しました2006年に竹田市に提案しました企画書の

大自然の恵みを生かして生活習慣病を予防し癒す
竹田の健康資源を代替療法として統合し
有力な産業として育成するための試案。
http://natural-therapy.angelfarm.jp/index.php?go=gASJlG

という異常に長ったらしい題名も
『竹田クアオルト構想』であるべきでした。

過疎と過密

本日二回目の投稿です。





上は先日HPにUPしました、騎牟礼城址から撮った風景。
矢印付近にエンジェルファームがあります。
下は東京です。

竹田市 面積478平方km  人口2万5千人
大阪市 面積222平方km  人口267万人(昼間人口358万人)
東京23区 面積622平方km 人口895万人(昼間人口1100万人)  
(※昼間人口とは、他地域から仕事に来ている人口を足して
他地域へ仕事に出ている人口を引いた数)

こうして比べると、大阪市と東京23区の数値は大きなひらきはありません。大阪・東京と竹田がまるっきり別世界であることがわかります。

関西出身の私と、東京出身の桂子は
今こうしてまったく別世界に住んでいるわけです。

両方の世界に暮らしたからわかることがあります。
東京・大阪に言いたいことがあります。
竹田に言いたいことがあります。

口ではいっぱい言ったと思います。
文章にもしたと思います。
けれど、市長に提言したのはあの時だけでした。
http://natural-therapy.angelfarm.jp/index.php?go=gASJlG

健康づくりでまちづくり



去る1月21日、『健康づくりでまちづくり その可能性を探る』と題された公開セミナーが竹田市総合社会福祉センターで開催されました。

上はNPO法人 ヘルス・フィットネス。フォーラム代表の松元義人先生による基調講演『健康づくりで楽しい生活にトライ』。



湯布院の健康温泉館クアージュの保険師・森山操さんが事例発表をされました。



大分市の「元気づくり支援研究会」代表の平田芳子さんによる事例発表。



図について平田さんがお話されました。
この図に共感しました。



竹田市長湯温泉の伊藤恭先生は温泉療法医としての観点から
竹田版温泉地療法についてお話しされました。

そのあとデスカッションが行われ、私はパネリストとして
参加させていただきました。

私は大阪市と竹田市を比較する話をしました。

大阪市の面積は竹田市の面積の半分以下ですが
人口は何と267万人もあります。

大阪市は他地域から通勤する人々が多いですね。その数を足して
さらに大阪市意外の地域へ通勤する人口を差し引いた人口(昼間人口)は358万人になるそうです。

ちなみに竹田市の人口は約2万5千人です。

これを見ただけでも大阪市と竹田市では
世界がまったく異なることがわかります。

大自然が残され、ヘタに観光化されていない竹田の役割が
見えてきます。

私たちは、ここは“癒しのエリア”として
今のままの自然を守るべきだと考えます。
↓2009年に作った企画書です。
http://natural-therapy.angelfarm.jp/index.php?go=gASJlG

いかりやま温泉



一見何の建物かわかりません。
大分市下郡(しもごおり)の住宅街にあります。



手前は、この施設の駐車場です。
外観からは何の建物かわかりません。



実は温泉なんです。
しかもありふれた温泉ではありません。
ナトリウム-炭酸水素塩泉でありながらモール泉という
初めて体験する泉質でした。
しかも源泉掛け流しです。



驚きました。
こんな住宅地に、最高に素晴らしい泉質です。
これこそ“美肌の湯”というにふさわしい。
肌がツヤツヤになります。

これまで大分市を甘く見ていました。
モール泉についてもっと研究しなくては
と思いました。

南阿蘇高原牛

「阿蘇高原牛」という題名で2000年7月16日にUPした記事です。
インドのデカン高原や、ネパールの山岳地帯、タイの仏教遺跡への
旅の延長線に九州の内陸部がありました。


ここから車で約35分ほどのところ
阿蘇高森に向かう幹線道路を走っていたとき
じっと下方を見つめる三頭の牛の姿がありました
何か気高く そして威厳ある姿
デジカメを向けると今度は全員が私を見た(下の写真)


動物は本能だけで生きるが
人間には思考や自由意志があるので動物たちより偉い
万物の霊長なのだという
でもこの三頭の風格ある堂々とした姿
いわゆる本能の姿とは信じにくい



うしろの山は阿蘇山の一部
阿蘇の広大な草原では たくさんの牛たちが放牧されている
マイペースな牛たちが ここではいっそうマイペースに 
のったり のったり もぐもぐ もぐもぐ



カラカラに乾燥した牛糞が落ちていた
インドやネパールではこれを家庭燃料にする
サリー姿の美人のお姉さんが
嬉しそうに素手で牛糞を拾うのを見たこともある
そうだしまった 私も拾えばよかった
次に阿蘇か久住の高原に行ったときには
必ず拾うことにしよう
うまくいけば うちの燃料をぜんぶ
牛糞でまかなえるかも知れない???



牛口密度は極めて低い
朝 むしゃむしゃ のったり
昼 むしゃむしゃ のったり
夕方 むしゃむしゃ のったり
のったり もぐもぐ のったり もぐもぐ
ここには時間というものがない



稜線上の牛たち いい感じです

時間を気にして
あたふた せかせか
いらいら せかせか
人を気にして
ぺこぺこ ぺこぺこ
それって本当に万物の霊長?



牛の体はデカイ
あんなデカイ体を菜食だけで維持するんだからスゴイ
草ばっかり食べてよくぞあんなデカイ体を
維持できるもんです
すもうとりにはマネでない



すもうとりは牛肉入りのちゃんこなべ
プロレスラーはビフテキ
けれど菜食家の牛には勝てない
牛が本気になったら そのパワーは
すもうとりやプロレスラーの比ではないはず

でも牛たちは今日も平和に
むしゃむしゃ のったり
むしゃむしゃ もぐもぐ

スコタイ青空市場の豚

「スコタイ青空市場の豚 in Thiland」という題名で
2000年6月20日にUPした記事です。

ヒンドゥ教は牛を神聖視し、イスラム教はブタを神聖視します。
だからインドのヒンドゥ教徒は牛を食べず
イスラム教徒はブタを食べません。
インドの田舎を旅したとき出会った若者から
「あなたの宗教は何か?何を食べないのか?」と問われました。

私はとっさに、禅と神道と、あなたの国の聖者OSHOや
クリシュナムルティにひかれている。
食べないものは犬と猫と鳩であると答えました。

タイは小乗仏教の国ですが、こんな光景を見ました。
生きものの命をいただくということは
こういうことなんだと学びました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



日本人が知ってる豚というのは
豚の死体をきれいにスライスしたもの
豚の生きている姿なんてほとんど見たことがない
私が知ってるニワトリとは
スーパーの棚に体裁良く並んだ
タマゴや鶏肉だった
何となく知ってる気になってたけれど
生命をもった実在としてはほとんど知らなかった 
だからこういうのをいきなり見てクラクラッとした



赤の世界 血と肉の臭気
パラソルも赤い 売台のシートも赤い
パラソル立てただけの青空市の青空の下
肉売り場のコーナーだけが
生々しい血色世界



でもたった一皮むけば
ヒトの肉体も豚肉そっくりの血と肉のかたまり
黙々と豚肉をさばいているおばちゃんも
さばかれている豚も
それを見てる私も
みんな同じ



なぜか凄惨な感じはしない
熱帯の明るさかな・・・
存在の危険な裸体があっけらかんと
さらけだされている



日本文化最大の虚妄は「お葬式」だと思うけれど
”きれいな”スーパーマーケットも豚の命と死を隠すシステム



微笑みの国タイ
豚と仏陀のむきだしの真実

月は西に日は東に



今朝、エンジェルファームの菜園に立つと
西の空に月が。





そして、東から太陽が。






  菜の花や月は東に日は西に

は、与謝蕪村の俳句ですが。
今朝の空は「月は西に日は東に」でした。

「月は西に日は東に」では言葉にリズムがありません。
やっぱり「月は東に日は西に」なんですね。
これしか無い!という絶妙の5・7・5
蕪村は素晴らしい!

  冬枯れや月は西に日は東に

↑試しに蕪村をまねしても全く駄目ですね。
でも、今朝の月は西に日は東の風情、素敵でした。

「あなたはなぜ何もないこんな田舎に移住したんですか?」
大分に来て最も多く受けた質問はそれでした。

私はこういう大自然にひかれてここに移住しました。
京都や奈良の仏像より、この太陽や月を選んだのでした。

先日ご紹介しました牧野富太郎博士みたいに
絵や彫刻のご本尊より、太陽や月、大地、大気、水、植物たちに
感銘したんです。

スコタイ遺跡牛

『スコタイ遺跡牛 in Thailand』という題名で
2000年7月21日に作ったページです。

ダイヤルアップ接続時代だったので
写真は極端に軽いサイズになっています。
できるだけ軽くすることが親切でした。

下のワット・マハタートとかワット・サパン・ヒーンの「ワット」は
寺という意味のタイ語です。首都バンコクのワット・ポーが有名です。





タイ国の古都アユタヤ、スコタイ、ピヌサローク
いずれも仏教の古い巨大遺跡があまり修復されずに残っている
(上)スコタイのワット・マハタート
こういう野ざらしの仏像がいっぱい



↑ワット・サパン・ヒーン
旧都スコタイの諸行無常を見おろして立ち続けてきた
施無畏印の大仏立像
12世紀にはすでに存在したことが王の碑文に記されている



スコタイにはあらゆるところに
こんな遺跡があって
なぜか牛とよく似合う
牛の無時間性と廃墟の無時間性が
合うんだと思います
時間が止まったような空間です



↑写真左下の木陰にゆったりくつろぐ牛は賢者の風格
誰かと競争する必要もないし蓄財の必要もないし
権力を持つ必要もないし武器を持つ必要もない



何世紀ものあいだスコタイ野外仏たちは
様々な王朝の栄枯盛衰を見てきたが
そこにはいつも牛たちがいて
むしゃむしゃ のったり
もぐもぐ のったり 



王朝が生まれようが
王朝が滅ぼされようが
むしゃむしゃ もぐもぐ
のったり のったり



あわてず さわがず ゆったり のったり
いそがず さわがず ゆったり のったり

万物の霊長にして神の似姿たるヒトだけが
いそいで あせって いらいら ぺこぺこ
せかせか あたふた いらいら ぺこぺこ



「牛歩」は「進歩」じゃないけれど
なにやら聖なる香りを持ち歩いている

ヒトは思考の木の実を食べて「エデンの園」から追放され
かわりに「進歩」をとげたというストーリーですが・・・

確かに思考は様々な科学的発明・発見をもたらし
産業革命を成功させて安全・衛生・快適・便利な
素晴らしい現代文明をもたらすことができたけれど
そこはやっぱり「エデンの園」ではなかったんですね

世界中の海や川・湖は
とりかえしのつかないほど汚染され
たくさんの生物種が絶滅もしくは絶滅の危機に瀕し
遺伝子レベルの異変が生じています
オゾンホールも拡大するばっかり

一方で世界経済も破綻の感があり
明るい未来が見えてこないなかで
犯罪や自殺や医療費も増加するばっかり

・・・けれど

スコタイ仏は目を閉じて沈黙し
牛たちは ゆったり のったり
もぐもぐ もぐもぐ

ベナレスの牛

先日見つかったCDから
今夜は「ベナレスの牛 in India」を復活させます。
この雄大な九州の内陸部にiターンする原点となる体験でした。
2000年6月19日にUPしたものです。
当時はインド音楽調のBGM付でした。



聖ガンジス河はゆったり流れ
聖なる牛もゆったり歩む
聖なるものはすべて
ゆったりしているのか?

誰かが言ってたけど
インドの人は元来犬が嫌いらしい
犬はセカセカしてるからね



ところがベナレスの犬はこれなんです
手前の日陰で横になっているのは犬
ベナレスではよくこんな光景を目にしました
犬が牛を真似してるんですね
そういえば牛を真似してるヒトも
たくさんいたなあ・・・



ベナレス、本当は「ヴァラナースィー」だそうです
とにかく聖なるガンジス河の沐浴で有名
で、横で水牛が水浴びしてたって平気なんです
バサッとウンコを落とすこともあるのにね



このお方も水牛
普通の牛よりちょっと無愛想な顔立ちをしている
こうやって向き合うと
ちょっと怖い感じですがいたって平和的
乱暴ろうぜきを働くとすれば
いつも人間の方



オートリクシャのおじさんが
神聖な牛をけったんです
牛が車にもたれかかって車が動けないからです
おじさんは右手も振り上げてるけど
牛というのはマイペースな生き物なんです
ちょっとケリいれたぐらいでは動じない・・・



のったり のったり
道のまんなかに集まってきて
井戸端会議でもやってるような光景
そういうのを ただぼーっと、いや失礼
じーっと凝視しているおじさんもいる
とにかくアタフタしてない
世界でいちばんアタフタしてるのは
オーサカ? トーキョー?



牛口密度が人口密度より高そうなストリートもある
黒く見えてるのはみんな牛なんです
日本人なら、やれハエが多いウンコが臭いと言って
結局は牛を追い出してしまうでしょうが
ベナレスではこんな街なかの通りに
牛が、うようよいてあたりまえなんです



ベナレスって面白い街です
何が面白いって、迷路みたいなんです
狭い路地が迷路状につながってて
いきなり牛がのそのそ・・・
街中に牛がいるって、いいなあ
人間ばっかりだと息がつまりそうです
牛みたいなマイペースな動物が
日本の街にも欲しいところですね・・・



それにしても牧草地でもないのに
牛は何を食べてるのかと思ったら
やっぱり人がエサを献上してるらしい
インド文明のふところの深さかな
今の日本は小さな野良猫の存在さえ
許せなくて毒餌を仕掛ける
度量が小さすぎると思うんですが・・・
野良猫が増えたら確かに困るけど
牛がゾロゾロ歩くよりましと思います



神聖な牛は
こんなすごい荷物もになえるんです
ナザレのイエスは人の罪をになったそうですが
この荷物もそうとう重い!

逆境に負けない強さ



この姿見て、ピンときますか?
わかるひとはかなり勉強しているひとでしょう。
アロマを勉強しているかたにはわかってほしいけれど・・・

エンジェルファームの前庭に育っています。
種をまいたのでもなく、苗を植えたのでもありません。
毎年こぼれ種で、勝手ばえです。

もう前庭に育てるつもりはなかったのに
少しですが、やっぱり生き残りました。

このハーブは見た目は繊細で可憐なのに
実際はかなり強靱です。
西洋では「踏めば踏むほどよく育つ」などというそうです。
それを知って毎年放任してきたカモミール。

カモミールの花言葉は

逆境におけるエネルギー
逆境に耐える
逆境にあっても負けない
逆境に負けない強さ

だそうです。
冬の寒さに負けず、踏まれても負けず
しぶとく育つイメージでしょうか。

私たちもカモミールに習いたい!
この100年に一度の危機の時代を
カモミールのように生きましょう!

“強く生きよ”というのではありません。
私たちもけっして強くはありません、
“強くなれ”と言われたって、まあむりですね。

一見弱々しく繊細で可憐なのに逆境でくじけない、しぶとい
そんな生き方がある、それがカモミール。

地球の庭



昨日撮りました。
この県道、真っ直ぐ行くと竹田市街方面。
後ろへ行くと久住高原方面です。

ちょっと左脇にそれて
矢印の方向に登ったところがエンジェルファーム。
すぐに駐車場があって菜園と家屋があります。

下は去年11月16日、騎牟礼城址から撮りました。
上の写真の矢印のポイントを示しています。



昨夜、「地球の庭」という名前のページを作りました。
http://garden.angelfarm.jp/index.php?go=Ih67F5

私たちはこんなところにいます・・・
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