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山鹿・熊入温泉



昨日も熊本県山鹿に向かい、初めて熊入温泉に詣でました。ここまで車で約1時間半。ちょっと遠いけれど、片道1時間半から2時間の圏内は“地元”とみなしています。

つまりこれくらいの距離なら、“観光”の施設に入る必要がなく普段着の気軽な、でも上質な温泉を選びたい・・・。食事も観光客むけの施設ではなく、地元の人が利用する食堂で、安くて美味しいものを食べたい。買い物も地元のひとむけの直売所やスーパーで安くていいのもを買って帰りたい・・・。観光客むけの高くてつまらないものを選択したくないということです。



肌がツルツルする上質のアルカリ泉です。
温泉場としての風情はまったくありませんが、“観光”目的ではなく“湯治”目的であれば何の問題もありません。泉質さえ良ければ。ここも良かったです。申し分ありません。



ここの家族湯は700円でした。ひとり350円。
ちなみに大衆浴場は200円でした。



いまエンジェルファームHPには「温泉療法のすすめ」というコーナーがありますが、このたび「湯治ルネサンス」と改名したいと思います。温泉は古代文明の時代から、心身の癒しのために利用されてきました。けれど戦後の高度経済成長時代に、温泉は観光に取り込まれ、医療と切り離れていきました・・・と書こうと思ったのですが、熊入温泉みたいなところは700年前から“薬の湯”と評価されて、今なお安い価格でそれを提供されています。そういう観光向けでない湯治的温泉をご紹介したいと思います。



熊入温泉の歴史的由来。昭和41年の看板、すばらしいです。
八幡弥四郎宗安がこの温泉を発見したとあります。
元弘2年は西暦1332年。
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