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名古屋へ



先週金曜3月22日、認知症治療の第一人者と言われる名古屋の河野和彦先生に母の脳のCTスキャンを診ていただきました。上は病院の外観です。患者である母を連れていかない「家族相談」というカタチで行きました。予約の電話をしたのは1月21日。2か月待ちでした。
http://blog.goo.ne.jp/ki_goo/e/84289cee45371e13b161f18f3d87504f

予約した直後ぐらいから母は前の母の感じに戻り、1月25日に大分市の大病院でCTスキャンと長谷川式認知症検査を受けたとき、「健康です」との診断を受けました。その後も特別に悪化する事態はなく、むしろブログを再開することができるなど、老化は進んでいるとしても、ほぼ以前の感じを取り戻せたと思います。今回の名古屋行きは、“ホリスティックヒーリング”“自然療法”を仕事とする私たちの学びのためぐらいに思っていました。

ところが、母の脳のCTスキャンを見た河野先生は、すぐに「前頭側頭葉変成症」だと診断されました。「すぐに治療を開始しなくてはならない」と。CTスキャンをとっていただいた大分の病院では「健康である」という診断をいただいた旨を説明すると、「誤診です。そんな医者がいるから困ります」と言われました。河野先生の診断によると、脳の委縮の程度も“中等度”となっています。軽度・中等度・高度の三段階の中等度に○が書き込まれました。

ただ、去年の11月12月そして今年の1月前半ぐらいまでのはっきりわかる認知症状態と違い、今は以前の感じにまで回復していること、その背景に毎日30分のウォーキングやお風呂、温泉、湯たんぽ等があると説明しました。すると先生は「フェルガード」を飲み始めたのはいつかと尋ねられました。先生の著書『新しい認知症ケア』のなかに「フェルガード」という健康食品が紹介されており、それは去年の12月半ば頃から始めたと思います。河野先生はそれが効いたのだと断言されました。
http://www.glovia.net/

「フェルガード」も効いていると思いますが、それだけでは今の回復はなかったと思います。「家族相談」ですから、本人を見ないで脳のCT画像だけで判断するので難しい面はあると思います。

河野先生が提唱されるコウノメソッドの大分県初の“実践医”を紹介していただきました。佐伯中央病院の荒木先生です。紹介状も書いていただきました。できるだけ早く、母をともなって荒木先生を訪ねたいと思っています。
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