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賀来飛霞 (1)



どうしても行きたかったのはこれ↑
高速を使ったら宇佐の大分県立歴史博物館まで2時間でした。
天候が良かったらもっと早く行けるかも知れません。
だったら気軽に足を運べる圏内です。



賀来飛霞(かくひか)なんて、覚えにくい名前だなと思ったら
桂子が賀来千香子(かくちかこ)を思い出しました。
「かくちか」の連想で「かくひか」、これなら忘れない・・・

念のため検索すると、賀来千香子は本名で
賀来飛霞の従兄弟の賀来惟熊(かく これたけ)が
ひいひいひいお爺さんだそうです。
去年、何かのテレビ番組で宇佐に来てご先祖の墓参りをしたとか。



賀来飛霞が描いたアジサイ。大分市歴史資料館所蔵。
今回の宇佐大分県立博物館寄託の植物画は
13歳のころからの若い時期の作品でした。

でもよく観察し、誠実に写生しようという気持ち
描く歓び、色をぬる歓びが伝わり、感動しました。

大分市歴史資料館所蔵の作品は円熟期のものだと思います。
「文化遺産オンライン」にUPされています。
http://bunka.nii.ac.jp/SearchIndex.do?&startPoint=0&searchType=0&indexNum=20&linkType=keyword&author=%E8%B3%80%E6%9D%A5%E9%A3%9B%E9%9C%9E

以下三点シェアさせていただきます。







大分県のHPに彼についての解説があります。
Wikipedia の掲載はありません。
http://www.pref.oita.jp/10400/viento/vol02/p18_21.html

↑このなかに別府市在住の野生植物研究家、荒金正憲さんの言葉が出ています。10年まえ、荒金さんのセミナーを受けたことがあります。

「筆がきで描き直しもなく丹念に、しかも種の特徴が大変見事に描かれていて、標本以上の美しさと存在感があります。また、地中海原産のウマゴヤシがこの時代既に大分に自生していたことが分かるなど絵の1枚1枚に物語がありますし、何より自然に対する深い愛情を強く感じます」

それです、何より自然に対する愛情を強く感じます。
素敵なものを見せてもらいました。
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