165)抗がん剤治療の効果は過大に評価されがち

図:進行がん患者を対象に、ある抗がん剤の効果を検討した臨床試験の一例。抗がん剤治療を受けたグループの生存期間(生存期間中央値)が8ヶ月で、非治療グループの6ヶ月に比べて2ヶ月間延びた。6ヶ月後の生存率では20%の差があった。しかし、2年後以降は有意な違いはなく、4年後には両グループとも全員死亡した。このように治癒率ゼロで平均生存期間が2ヶ月延長しただけでも、「生存率が大幅に上昇」といった表現で過大 . . . 本文を読む
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